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Dual Residence:サくら&りんゴ #26

新食材にトライ:フレッシュターメリック、パセリのルート、ベイビービーツ そして裏庭のサマースクワッシュ


珍しい食材を見つけるとつい試したくなる。
海外に住む楽しみのひとつである。

今日は、地産野菜の宅配シムコーハーベストが来る日。
バッグを開けて中に入っているのは

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隣町クックスタウンからやって来たパセリルート
パセリに根っこってあるの?ってそりゃ当たり前だけど、そう思ってしまった私である。

そして次、この見た目の悪い物は何でしょう。

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ターメリック。あの黄色いパウダーの元はこんな根っこだったのか。自分でも一体何をオーダーしたか思い出せない始末である。

皮をむくと鮮やかなオレンジ色。

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ベイビービーツは色々な種類が入っていた。

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ではまずはパセリルート。ネットで調べてオーブンでローストしてみる。

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塩をひと振り。
ポテトの様に外がカリリ中はホクホクとはいかないが、ごぼうと人参の間のような食感と味。悪くない。

ターメリックはみじん切りにするとショウガのような食感である。口に残るさわやかな刺激は同じだがドライの粉末とは違う風味がある。煮込みなどで他と混じると味そのものが楽しめない気がする。カレーの色付けくらいにしか考えていなかった粉末ターメリックであるが、生のこれはもっと違う使い方を調べたい。

ベイビービーツは蒸して、夫はバターと言うであろうが、私流はオリーブオイルと塩。パセリを散らして。

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大きいビーツと違って早く蒸しあがるし土臭さもない。大好きな食材のひとつとなっている。
一度大きいビーツを丸ごとホイルにくるんでローストしたら2時間はかかった。蒸したりボイルするよりも甘みがでて美味しいけれど。

ところでビーツは、調理中びっくりするくらいの鮮やかなワイン色が出る。しかし洗い流せば落ちる。
服に付かないように注意してとWendieに言われたのはターメリック。十分注意したがうっかりしたのはキッチンのカウンタートップ。ちょっと置いただけで黄色くしみて取れなくなった。日本から持参していたスポンジ激落ちくんでも無理。結局漂白剤使用となりかなり要注意である。

さて裏庭からは今年初めて植えたサマースクワッシュ。

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去年植えたクロックネックスクワッシュのように先っちょがカーブ。しかし表面は筋状の凸凹がはいっている。

半分に割るとこんな感じ

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種を取って

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皮のまま一口サイズの輪切りに
裏庭のとれたてグリーンビーンズと
おなじみ缶詰コーン

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そしてハニーガーリックのソーセージ。

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この生タイプのソーセージ、ストア内で作っている物など種類が豊富。ハニーガーリックが好きだと思うよと言ったのは夫で、その後色々試したが結局ハニーガーリックに落ち着いている。
だから言っただろ?と聞こえてきそうである。

以上を入れてアーモンドミルクで煮る。
最後にバターを落とす。

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ソーセージは先にボイルしておいて、野菜が柔らかくなったころに加える。

私の好きな一品である。
サマースクワッシュは去年のクロックネックよりやや皮が硬めであった。

これら裏庭の収穫物は採るタイミングが難しい。まだかな、もう少しかな、毎朝眺めては思案するのである。
何日か雨が続いた後のある日、大きな葉の陰で見つけたのは思いがけなく育ったズッキーニ。

放っておいたらいくらでも大きくなりますよとご近所のMicoさん。

いやココまで大きくなるとは!!

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半分に切って,、パルメザンチーズを散らしてローストすると美味しいと教えてくれたのは、おなじみご近所Janの夫のKeith.

ある時Janが玄関のガラスドアをたたいてやってきて

あなたんとこにバジルある?

鉢植のを茎から折っていくつか分けてあげると

Keithがチキンをローストするのにいるっていうものだから。ああー素晴らしい香り!

そう言ってJanは道を渡って向かいの家に戻って行った。

Keithは孫たちをボートに乗せたり自分でも水上スキーをしたりと白髪アクティブボーイ。お料理も堪能とは。

昔は醤油を借りるご近所と言う表現があったらしいが、30年以上東京に住んでそんなことは一度もない。だからこのカナダでバジルを借りにくるご近所さんがいるとは想像もしていなかった。


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ま、東京で70代白髪の男性が、バジル分けてくださいなんて来たら怪しすぎて私はドアを開けないかもしれないけれど。



日本とカナダの子供たちのために使いたいと思います。