生まれる前
20代フリーランスという不安定な状況から
結婚して数年、子供は望んでもなかなかできなかった。
意外とね、できないものなのだよ。
人によるのかもだけど。
いつのまにか30代になった。
男性の私は「仕事が上手くいってからで子供はいいかな」と思って
どこかのんびりしていたのですが、体は衰えを感じるようになった。
徹夜できない
無理すると回復まで2日引きずる
20代若者にはイメージが付かないと思いますが、人は確実に衰える。
今の時代、結婚や子育てについては様々な考えがありますが
個人的に今思うと、自分に自信が無くても無理してでも、もう少し早めに家族計画は早めに考えた方が良かったかなと思った。
理由として
お金は努力で何とかできる(できないけど)
時間は祈っても戻らない
本質として生物としてのタイミングがある
私は仕事で生き物を扱う事もしているのですが、野生の生き物は
無理せず増えて、自然に命を全うします。
人は高度な文明があるために、生き物として自然に生きる事ができなくなってしまったのかもしれない、と、この頃思った記憶があります。
社会に揉まれて強がっていたけど、願いはあった。
私みたいな弱者でも家族が持てるのかな。本当は持ちたいな。
でも家族ができたらどうなるのだろう。不安。責任。不安。
それから更に数年経ち、子供を授かりました。
その間、流産も経験したので嬉しかった。
その頃の私は、あいかわらず大人になりきれない大人。
自分が楽しいことをやる、という典型的な自由人。
無理だよね。子育て。
でも、人生が少し変わった気がした。
子供→学生→社会人→仕事成功→仕事失敗→仕事成功→・・・
と、社会人になってからは仕事を中心とした人生だったけど
そこに「子供が生まれた」という全く違う項目と価値観ができた。
ああ、人生って仕事だけじゃないのかな
と、思った。
「社会人」ではなく「人間」の自分になれた気がした。
人は環境が変われば変わる、というのは本当にあるのかもしれない。
次回は、夜中に生まれた赤ちゃんを見て得られた気持ちを思い出す。
え?名前ってどうやって付けるの?
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