Kazumi

主婦です。読書、ドラマを見ること、人間観察が好きです。英語(基礎)、スペイン語(入門)…

Kazumi

主婦です。読書、ドラマを見ること、人間観察が好きです。英語(基礎)、スペイン語(入門)学習者です。思いつきや感じたことを文章にして楽しんでいます。

最近の記事

一年ぶりに就職して思ったこと

 先月末からまたパートの仕事に就いた。小学校のSSS(スクールサポートスタッフ)と言って、教員の多忙化解消のために、ここ2〜3年徐々に広がってきた職種だ。  わたしはいわゆるコロナ枠の採用で、ボランティアで通っていた学校の先生から声をかけてもらったのがきっかけだった。仕事の内容は学校によって違うと思うが、わたしは主に、単純なテストの採点、共有物の消毒作業、印刷の補助などだ。  もうちょっと家でゆっくりしようと思っていたが、思いがけず早く就職することになった。前職を辞めて一

    • 子どもの頃のたぶん一番古い記憶

       今から40年以上前、わたしが2〜3才くらいだろうか、アパートの2階の手すりから、茶碗を落とした記憶がある。下はたぶん砂利道。茶碗はカラフルな傘がたくさん描かれたご飯茶碗だった。今思えば、おそらくアーノルドパーマーのものではないだろうか。  どうやってその茶碗を家からドアの外に持ってきたのか、母のものだったのか父のものだったのか、割れたのか割れてないのか分からないが、とにかくその傘柄の茶碗を下に落としたことだけを覚えている。そのことはいまだに両親には言っていない。  それ

      • 書くのも難しいけど、読むのも難しい。

         また書くことができなくなってしまい、他の方の文章や、動画をぼーっと見る日が続いた。  それで、最近気がついたことがある。前から思っていたことかもしれないけれど、レベルの高い文章が多いな、ということだ。それは素晴らしいことなのだが、同時に、私の語彙力のなさ、読解力のなさを思い知らされた。レベルが高いであろう、素晴らしいであろう文章は、時にわたしを頭痛で悩ます。難しい専門用語の羅列は、頭が痛くなって挫折する。  文章を読んでいる時に感じる頭痛は、低気圧が近づいてきたときのそ

        • 息子の髪と校則

           中3の息子の髪が長い。まさか息子の髪をゴムで結んでやる日が来るとは思わなかった。  息子は顔に髪がかかっていないと不安らしく、先生の許可をもらって伸ばしていた。でもさすがに蒸し暑いこの季節、マスクもしているし熱中症が心配になった。今まで適当に結んでやったことはあったが、適応指導教室の面談のとき、いい機会だと思って、前髪は顔にかかるようにして、後ろにすっきりと結んでやった。息子はまんざらでもなさそうだった。  適応指導教室に登録はしているが、通ってはいない。何かの時の保険

        一年ぶりに就職して思ったこと

          勉強にお金をかけたくない、でも…

           去年の夏、諸事情でパートの仕事を辞めて、無職になった。  まだ夫の収入があるので贅沢しなければ生活はできるが、自分にお金を使う後ろめたさがあり、できるだけお金をかけずに勉強する方法を模索していた。ツールは主にどなたかのブログやメルマガ、YouTube、ラジオなどになる。無料でよくぞこここまで、というものがたくさんあり、本当にありがたい。  お金をかけずに上手に勉強できる人は、世の中にたくさんいるのだろう。でもわたしの場合、結局お金をある程度出した教材に戻っていた。そして

          勉強にお金をかけたくない、でも…

          散歩の楽しさ

           今日はちょっとおもしろいことがあった。  朝散歩している時、いつものようにいろいろなことが頭に浮かんだ。しかし、少し時間が経ったら、そのせっかく頭に浮かんだいろいろをすっかり忘れてしまった。  夕方またちょっと散歩した。歩いているうちに、忘れていた今朝の散歩中のことをどんどん思い出した。まるで同じ夢を見るように。  思い出したかったのかな。それぐらい、大事なアイデアだったのかな。帰ってから思い出したことをメモしてみた。もしそれが現実になったらおもしろい。  辛い時に

          散歩の楽しさ

          人に甘えることは簡単ではない

           わたしは最近なぜか子供時代のことをよく思い出す。  わたしの家庭は経済的に恵まれたほうではなかった。飢えることはなかったが、よその家庭とはなんとなく違うことは自覚していた。いつも友達と比べて、恥ずかしい思いをしていた。  子供のころとても抵抗があったことは、食べ物をもらいに行くことだった。誰かがうちに持ってきてくれるの大丈夫なのだが、自分からもらいにいくのは嫌だった。実際飢えていなかったというのもあったかもしれないが、「食べ物をもらいに行く」=「人から貧乏だと思われる」

          人に甘えることは簡単ではない

          朝の光景

           学校が再開したが、息子は今までと変わらず家にいる。ほとんどリビングのソファーで過ごしている。でも今朝は、ソファーではなく床で横向きに体をくの字にして寝ていたのでびっくりした。一日掃除していないので、床にうっすらとホコリが見えた。朝の光に照らされて、ホコリの溜まった床の上で、長い髪を乱して少年が寝ている。まるで現代アートのようだった。

          朝の光景

          また少しずつ

           お米を研いでいるとき、ふと、やなせたかしさんの『アンパンマンのマーチ』の出だしが頭に浮かんだ。 ” なんのために生まれて  なにをして喜ぶ  わからないまま終わる  そんなのはいやだ “  どうしてこの歌詞が頭に浮かんだのかわからないが、あまりに元気のないわたしを見かねて見えない何かが、バン!とわたしに見せてくれたのかもしれない。わたしはここのところずっと無気力だった。朝起きてから家事に取りかかるのがとてもおっくうだった。何か書こうとも思わなくなったし、NOT

          また少しずつ

          ハチに刺されて思い出したこと

           今朝、生まれて初めてハチに刺された。頭だ。刺された当初よりは落ち着いたが、頭皮を動かすと鋭い痛みが走る。しかし、今日感じたのは刺された痛みだけではなかった。意識の中で薄らいでいたものがだんだんと見えてきて、どうしようもない切なさも感じた。  少しずつ散歩の距離を伸ばそうと、いつもとは違う道を歩いていた。あと10分ほどで家に着くだろうというとき、頭上で突然、「プンプンプンプンプンプンプンプン…」と虫の羽音がうるさく聞こえ出した。はじめはハエか何かだと思った。手で払ってもいな

          ハチに刺されて思い出したこと

          先生ごめんなさい

           午後息子の担任から電話が来た。休校中の様子確認のための定期的な電話だ。  先生:「生活の様子はどうですか?昼夜逆転になっていませんか?」  わたし:「なんとも言えません。今日は昼まで寝ていて、昼ご飯は食べました。今は起きています。」  先生:「しっかり食べてしっかり寝るのが一番だと思いますので、○○君に規則正しい生活をするようにとお伝えください。」  先生:「宿題はやっているようですか?」  わたし:「一度もやっているところを見たことがありません。」  (心の声:『やっ

          先生ごめんなさい

          空っぽの自分へ

           家族もいて、友達もいて、生活にも困っていない。それなのに、なぜか、自分が空っぽになっている気がする。  本を開いても集中できない。何も思いつかない。空しくて涙が出てくる。感謝の気持ちもなくなっているのではないか。  わたしはNHKラジオ講座「英会話タイムトライアル」が好きで聴いている。24日は名曲のコーナーで、カーペンターズの『TOP OF THE WORLD』を紹介していた。曲の最後は、 ”Your love's put me at the top of the w

          空っぽの自分へ

          保護者の会でやりたいこと

           今年から不登校の子どもの保護者の会を始めた。子ども食堂の協力を得て始めることができたのだが、今はこの状況なので休んでいる。  始める前のことだが、不登校家庭の支援団体などが地域にあるのかどうか、近くの公共施設に相談に行った。そこで三つの支援団体を紹介された。とりあえずその一つの団体に連絡したところ、その団体で活動している女性に会うことになった。  その女性が属している団体は、主に家庭教育を学び、悩んでいる保護者の相談を受け付けている団体だった。不登校の子どもの保護者がた

          保護者の会でやりたいこと

          いたわりの気持ちを持つには

           わたしは15年ほど前に、司馬遼太郎さんの『21世期に生きる君たちへ』を読んだ。今になって、その本のことを思い出していた。1999年に発行され、小学校の教科書にも載った本だ。表題のとおり、歴史小説家である司馬遼太郎さんの、未来の子供たちに向けたメッセージだ。  人間は自然の一部であるということ、助け合いが人間にとって大きな道徳となっていることに触れられている。その中で、最も印象に残った箇所がある。 “ 助け合うという気持ちや行動のもとは、いたわりという感情である。  他

          いたわりの気持ちを持つには

          母のこと

           76歳の母には持病がある。ここ最近は心配で一日置きくらいに電話している。今日は誕生日だった。一緒に祝ってあげられなかった。  母はいつも人のことを優先して、自分のことは後回しの人だ。父が昨年から施設に入り、一人暮らしになった。気楽だが、毎日のように近所の人が入れ替わり立ち替わりに来て、しかも何時間もいて、帰ってほしくても追い返せない。いつもお世話になっているからということが頭にあるからだろう。  母には障害もある。最近聞いた話だが、自分の障害のことを気にして、人前に出る

          母のこと

          宅配のみなさんありがとうございます

           今日、宅配便の人が荷物を届けてくれた。「今日は、○○さんからお届け物です」サインをすると、「お忙しいところありがとうございました」と言われた。わたしはちょっとびっくりした。「いえいえこちらこそ、ありがとうございます」と答えた。  いつもの配達員さんは朗らかだ。わたしがドアを開けると、「良かったあ」と言ってくれる。それが出直さなくて済むというの意味の「良かったあ」だとしてもうれしい。今日の配達員さんはおそらく初めて見る顔だった。いつものお兄さんを上回る朗らかさで、とても爽や

          宅配のみなさんありがとうございます