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なぜフリーランスを選んだのか

フリーランスになって「フリーランスという働き方はどうですか?」とか「どうやったらフリーで働けますか?」ということを聞かれることがあります。計画的に準備してきたわけではないので、あまり参考にならないかもしれませんが、何が背中を押したかということを書いてみたいと思います。

仕事の枠と枠を超えられない自分は違う

組織で働いた経歴の最後は、医療機関でした。これまでの自分の専門性が、医療機関で通じるかどうか試してみたいと思い、上場間近だったベンチャー企業から転職しました。

実際に働き始めると、思っていた以上にできないことばかりで、最初の3ヶ月は本当に苦しかったのを思い出します。それまでも数回の転職経験があり、自分はそれなりに新しい職場に適応できると思っていたので、あまりにもうまくいかない自分に戸惑いました。今でも悔しい(笑)

なぜうまくいかなかったのか。

優秀な同僚たちとのチーム医療はとても刺激的でしたが、医療機関特有の見えないヒエラルキーに、専門職としての仕事の枠も感じるようになりました。そして、その仕事は、絶対に医療の枠を超えられないという現実。

医療機関で働く専門職は、医療の枠の中でできうることを、常に全力でやっていて、今でもそんな同僚たちのことをとても尊敬しています。ただ、私は医療という枠がある仕事そのものより、その枠をいいことに、徐々に枠の中を心地よいと思い、仕事をしている気になっている自分に問題があると感じたのです。

仕事に枠があることと、枠を超えられない自分は別なのではないか。

結果として、このことが今のフリーランスという働き方を考えるきっかけになったのではと思っています。

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