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パラダイム・シフトに「パワーの源」

地球温暖化、森林減少、地殻変動、太陽フレア増加、等々、地球・宇宙の変化はますますスピードを増しているように感じる。大きな変化は外面だけでなく、私たちの内面からも起こり始めたのが2020年のパンデミック以降。当たり前だったことが特別なことになったり、無理だと思っていたことが普通になったり、世界中の人々の認識がほぼ同時に影響を受け、常識や社会の仕組みが大きく変わり始めた。「変化」は、「大変」だ。国の景気が移ろいやすく、戦争を誘発し、各国間の緊張を高める。個人レベルではお金や社会への心配が不安症やうつ病を引き起こす。

私たちは、そんなパラダイム・シフト(時代の変化)の真っ只中にいる。

そんなムードで迎えた2024年お正月、日本では大地震とまれな旅客機事故が次々起きて、実際に被害受けていない日本人や世界の人々を更に不安にしている。これまでと同じように淡々と日常生活をしたい、と思っていても、時代は常に予想外の新しい課題をもたらすかもしれない。時代の変化は数年で終わるような短期のものではなく、たぶん何十年もかかる長期戦だ。短期的なものと思って、非常時対応で乗り切ってしまおうと焦ると、息も切れて、先に自分の寿命が尽きてしまうかもしれない。

こんなパラダイム・シフトという長期戦をどう捉えて、どう生きていくことができるのか?

私は、コーチングに出会ってから、「コーチングはこんな世の中を生きていくためのツールなのかもしれない・・・」と感じることが多い。なぜなら、コーチングは、個人の「自分軸」と「メタ視点」を発見し、育んでいくからだ。私の生きてきた50年余り、地球は安定し、社会経済は発展の一途だった。これらへの信頼が揺らぎ始めたた時代、どこに安定を求め、バランスをとるのか?

自分から離れた外界や他人はコントロールできるのか?否。

では、何が唯一自分が意志をもって調整することができるのか?
「自分」しかなさそうである。その「自分」を、何もしないまま、他の影響にさらして、ガタガタに揺るがすこもできるし、揺るがさないように自分の境界線を引いたり、鍛えることも可能だろう。

そもそも「自分軸」とは、何だろう?

これの詳しい内容については、別途まとめるが、大事なものの一つは、自分が本当に望んでいるもの・必要なものを知って、自分の中に揺らがない「軸」や「羅針盤」を育てること。この軸の形作り方は、様々な角度から考える必要があるが、どんなに社会や環境が変わっても「自分」を信じる力をつける。その軸は一回作ったから完成というような無機的なことではなくて、木のように周期を繰り返し、伸びていく。手入れをしなければ、時に腐ってしまう。だから、きちんと自分の軸を世話する。

と同時に、

地域・社会・地球を超えた宇宙視点をできるだけ多く知覚し、経験していく「メタ視点」が必要だ。自分が映画の主人公を演じている俳優であることを忘れて、その時をどっぷりと味わうことは大事だけれど、時に自分を映画で見ているように客観視したり、更には脚本作家のようにストーリーを考えてみたり、映画監督のように主人公の視点、観客の視点など全体把握して自分の人生を捉えることは、人生に幅をもたせ、余裕を与える。

「自分軸」と「メタ視点」を発見・育むことは、シンプルだ。けれど、簡単じゃない。無意識な自分が複雑化し、たくさん邪魔をするから。植物を育てるように忍耐をもって慈しみながら自分と対話することが必要だ。忍耐を持つには、エネルギーの補給も大切。だから、まずは、自分の「パワーの源」を見つけてほしい。

例えば。。。
「身体中にパワーがみなぎる」って、どういう感覚?
身体のどこにそれを感じる?
また、それを感じるのはどんな時?

私のコーチングでは、様々な角度から、「自分軸」「メタ視線」「パワーの源」を模索する。これらを自分自身が上手く活用し、持続可能になれば、パラダイム・シフトの時代を普通に生き続けられるか・・・とりあえず、やってみよう。

さて、占星学的には、現在、冥王星が山羊座最後の度数29度にいる。山羊座は社会、組織、伝統、ルールを表し、冥王星が、締め切り前に徹夜で、それらを破壊・再生していることになる。そして、1月21日には水瓶座に移行。ほぼ同時期に太陽も水瓶座に入っているので、水瓶座時代(風の時代)への移行がハッキリとした形で、かなりのスピードで進行するだろう。

このパラダイム・シフトを説明するのによく日本で見かける言葉が「風の時代への移行」。占星学を知る私にとっては、根拠をあれこれ言いたくなってしまうのだけれど、そんなこと知らない私の友人に聞くと、理由を並べなくても、なんだか時代が変わるんだろうなぁ、としっくりくるらしい。一般の人々にも、「風の時代への移行」だけで伝わるのが日本だ、と思う。

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