「ポメラ日記21日目(もの書きのタイムスケジュール)」
もの書き生活にリズムが出てきた話
ポメラで日記を書いたり、ブログを書くことで、生活にもリズムができてきたなと思う。僕は一般的な社会人とはほど遠い、ゆるい生活を送っているのであまり参考にはならないかもしれないが、どんな風に書いているか、気になる人もいるかなと思って大まかなタイムテーブルを書いてみる。
小説を書くのは朝の始業前と夜の就寝前
僕にとって一番大切なライフワークは小説を書くことだ。僕が個人的な小説を書いても一銭の得にもならないし、ここ数年は公募にも滅多に出さないので、けっこう変わり者のもの書きかもしれない。その代わり、出来上がった作品は必ずネット上に公開するようにしている。僕は小説を書いてお金がもらえるようになるとはあまり思っていないので、小説を書くのは一生をかけてやる趣味だと思っている。問題はそういうプライベートなもののために、どこまで時間を捻出して没頭できるかだ。
幸い、僕は半年ほどまえから非正規の在宅ライターとして働ける場所があったのでいまはそこで落ち着いている。始業までは自由に時間を使えるし、少しくらいなら作業中も融通が利くので、執筆もしたい僕にとってはありがたい話だ。朝起きて支度をして、作業開始前の30分~45分程度の時間で少しずつ小説を書き進めている。朝の時間で無理なく作るとしたらこれくらいが限度で、それも通勤のない在宅だからできていることだと思う。
僕がポメラを持ってうろつくようになったわけ
日中は会社から貰った案件に取り組んでいる。作業が終わってからの時間は、この「ポメラ日記」や「kazumawords.com」の記事を作って投稿するのが日課になる。けっこう椅子に座ってタイピングする時間が長いので煮詰まったら、近所のスーパーに散歩がてら買い出しに行く。一旦、席を外して外の空気を吸うと何となくリセットされたような気分になるので、在宅組は外出の時間をうまく使えるかが気分転換の鍵になるんじゃないかな。僕がポメラを持ってうろつくようになったのはそういうわけがある。
昼休憩にポメラを持ち出してフードコートで打つのが楽しい
週に一度は事業所に呼ばれることがあるので、その時は普通に通勤している。昼休憩はどこで取ってもよく、僕はライター用に使うノートPCとポメラを二台持ちで鞄のなかに入れて事業所に出かけていく。お昼になったら近所のフードコートで昼食を取りながら、ポメラでブログなどの文章を打つことにしている。この時間がけっこう楽しい。
ライターの作業とブログ執筆が終わってからは小休憩を挟んで、WordPressやnoteに投稿する。この小休憩で夕食を摂ったり、観たかったYouTubeの動画や、友人に誘われたスマホのゲームを少しプレイしたりすることもある。風呂や明日の準備など、すべての用事が済んだら、あとは眠くなるまで小説を執筆したり、本を読んだりして過ごす。
小説を就寝前と早朝に書くメリット
小説を書くときに、他の用事が入って集中が途切れるのが嫌なので、僕は就寝前と早朝が一番書きやすい。この二つの時間帯は、昼間ほど騒がしくないし、とくに夜は用事も片付いているので、気兼ねなく文章が打てる。執筆するときは部屋を暗くして、ポメラのバックライトの光量を少しだけ上げ、テーブルランプの明かりだけを点灯して書くのが、僕の執筆スタイルだ。そういうムードを用意するのも、執筆のための大事な儀式だと思っている。基本は万年筆でノートに書き、その日に書いた分だけ、ポメラでタイピングして清書する。
就寝前と早朝に書くメリットはいくつかある。ひとつは僕が夜型の書き手だということ。もの書きには得意とする時間帯っていうのがある。僕の場合、いい文章が書けるのは決まって夜に書いたもののような気がする。何となく想像が膨らみやすいと感じているのだ。
ただ膨らませすぎた結果、分かりづらい独りよがりの文章になっていることも少なくない。そこで、早朝にもう一度文章を見直す時間を取るようにしている。寝たことによって、頭がまっさらな状態になっているので、昨日書いた文章を冷静に見つめられる。
たぶん寝ている間に小説内で考えていたことが整理されるのだろう、よりフラットなところから書き進められるのがメリットだ。
しかも前日との間には就寝以外の出来事は挟まっていないので、書いている物語の世界から離れる時間が少なくて済む。この間に現実的な用事を詰め込まれてしまうと脳のリソースがそっちの方へ持って行かれてしまうので、前日からほぼ地続きで書けるこの書き方が、僕にとってはベストだと思っている。
土曜の午後から執筆は休憩。友人と街を歩いたり、書店巡りなど
週五日のライティングが終わったら、土・日は休日。大抵、土曜の午前中までは普段はゆったり取り組めない読書や、小説の執筆、ブログ記事のネタを集めたりする。土曜の午後や日曜は友人と会う予定があってそれで埋めてしまうことが多い。休日は書店や古本屋、図書館や喫茶店、モールなどに出かけていったりする。
ざっくり言うと大体こんな感じで僕の生活は回っている。もちろん厳密にこの通りというわけではないのだけど、半年かけてこの生活に落ち着いた。世間的にはもっと働けばって言われても仕方ないが、病気を持ちながら生活を送っているので、この辺りが僕の現実的な落とし所だった。
今日はこれで。よい週末を。
2022/11/18 18:13
kazuma
本家ブログ(kazumawords.com)の最新記事では、ポメラを持ってコメダ珈琲店に行ったときの話をしています。ポメラ日記20日目の内容の続きはこちらでご覧ください。
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