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より多くの地域や企業が、デジタルマーケティングの第一歩を踏み出すために。



まずは自己紹介

小木曽です。クラウドサーカスというデジタルマーケティング支援(Web制作やMAツールの提供および支援など)の会社でマーケをしております。キャリアとしてはカスタマーサクセスが最も長く、デジタルマーケティングに課題を感じる企業に対して、ツール活用や施策実行の支援を5年ほど行ってきました。


参考までに、過去にはこのようなnoteを書いています。


カスタマーサクセスからマーケに異動した時には、こんな感じのインタビュー記事も出ています。


【2023年7月追記:宣伝】
最近は製造業向けの支援も強化しております!

特集ページはこちら▼


BowNow無料版についたメール機能について

自己紹介が長くなりましたが、この度弊社のMAツール「BowNow」の無料版にメール機能が加わり、プラン内容も大きく見直しがされました。



私が担当したわけではないのですが、これまでカスタマーサクセスとして多くの企業に支援をしてきた立場として、このフリープランについては特別に思うところがございます。

そこで今回は、私が過去にカスタマーサクセスとして感じてきた中での日本企業のデジタルマーケティングにおける課題感と、今回のフリープランにへの想いを書いていこうと思います

これからデジタルを取り入れていきたい方、一度デジタルマーケティングにチャレンジしたけど失敗した方、今もチャレンジ中だけどうまくいっていない方、などの背中を押す記事となっておりますので、ぜひご一読&よろしければ全力拡散お願いいたいたします。


BowNowとはなんぞや、という方も多いとは思いますので一言で申し上げると、無料から使えるMAツールです。最近ではWebサービス調査レポート 2022年4月度の『Webサービス調査157,314サイトで検出されたマーケティングオートメーション TOP 39』にて1位を獲得しました。



日本の労働生産性を上げるためにできることをやる

日本の労働生産性が先進国の中で低いことは、多くの人に知られている事実です。

日本の一人当たり労働生産性は、78,655ドル。OECD加盟38カ国中28位。
<中略>
前年から実質ベースで3.9%落ち込んだこともあり、OECD加盟38カ国でみると28位(2019年は26位)と、1970年以降最も低い順位になっている

引用元:日本生産性本部「労働生産性の国際比較2021」


弊社としては、この日本の労働生産性の低さに課題を感じ、マーケティング支援を通して、社会に貢献できないかと考えています。


2021年にリブランディングされた弊社のパーパス▼

https://cloudcircus.jp/company/


私はいち従業員ではあるものの、上記のようなパーパスに沿って、自身の役割を全うしています。


特にこれまでは、カスタマーサクセスとして現場で顧客支援をしてきた立場なので、様々な悩みを耳にしてきました。会社を変えたいけど何から始めたら良いかわからない。旧来のアナログな営業から脱却したい。目の前の業務に追われて全く新しいことに挑戦できない。などなど、頑張りたいけど頑張れない状態が続いている企業も存在しました。

そんな方々の力になれる”カスタマーサクセス”という仕事にはとてもやりがいを感じていましたし、クライアントの企業が変わっていく様を見るのは自分ごとのように嬉しかったです。時には数ヶ月では足りず、数年の月日を要するものもありましたが、変革を成功させたクライアントをたくさんみてきたからこそ、もっと現場で頑張っている担当者さんの力になりたい、時間がかかっても腰を据えて一緒に頑張っていきたい。そう思えたのです。


実際、デジタルマーケティングの活動を通して案件が作れるようになり、時間が増えたとか、人を増やせたとかっていう話は今でもたくさん聞いています。会社の事例インタビューにもいくつか掲載していますが、こういう声をもっと増やしていきたい、その数が増えればきっと生産性もあがっていくのではないかと。



私がカスタマーサクセスを離れてマーケに来たのも、こういった変革の”きっかけ”の数を最大にするためです。弊社に出会うことで生産性が上がるであろう企業に、できるだけ多く出会うこと。全ての企業にベストなサービスなんて存在しないけれど、「Cloud CIRCUS」を求めている企業には漏れなく知ってもらえるように、コンテンツをデリバリーしたい。そこさえできれば、セールスがちゃんと提案をしてくれるし、契約後は弊社のカスタマーサクセスがしっかりと支援をしてくれる。そう信じているのです。

その上で、弊社の提供するフリープラン(フリーミアム)には特別に思うことはあります。デジタル化を阻むいくつかの壁を越え、きっかけの数を最大化するための有効な手段だと考えているからです。


デジタル化を阻むいくつかの壁

フリーミアムの話に行く前に、少しだけ寄り道させてください。これまで、たくさんの企業に支援をしてきた中で感じてきた、企業(特にスモールビジネス)のデジタル化を阻む壁についていくつかご紹介します。

そもそも、弊社が提供しているのはあくまでツールと、ノウハウを元にした支援です。そのため最終的に実行するのはクライアントであって、弊社だけでビジネス成果を上げることはできません。

一部代行サービスも実施してはいますが、私たちだけで完結することは難しいです。「かっこいいWebサイトを作る」「ツールを入れて仕組みを作る」などの表面的な部分は整えられても、「有効商談をつくる」「デジタルを活用して効率的に受注をあげる」といったビジネス成果を創出するには、案件の条件をすり合わせたり、顧客ニーズを知るためにがっつりとヒアリングさせてもらったりと、クライアントの協力が不可欠です。

もし仮に全部のプロセスを代行したとして、施策の設計にも現場の方々へのヒアリングなどの協力が必要になってくるため、やはり我々だけでは完結できません。

そのため、カスタマーサクセスにおいては”伴走”を強く意識してきました。共通の目標に向かって、一緒に走ることが重要だからです。また、こちらも本気で成果を追うからには、お客様にも本気になっていただく必要があります


例えば過去にはこんな記事を書きました。



この記事の中で書いたWebマーケティングで「成果のでやすいパターン」について見出しを抜粋します。

成果が出やすいやすいパターン
①決裁者(キーマン)がMTGに出席している
②Web担当(マーケ)と営業がどちらもMTGに参加している
③経営/事業指標の中でとらえられている
④定期的にチェックする仕組みがある
⑤専任を採用している
⑦コンテンツを作れる人間がいる(採れる)
⑧小さな成功体験を積み上げている

※詳細は略

特に強調したいのは、ちゃんと会社としてデジタルを重要視しているかどうかが非常に重要ということです。そういった企業には、きっと弊社のツールは力になれるはずです。

ただし、それでもわかっていてもできない場合ももちろんあります。世の中そんな単純ではないことくらい、私も長く会社員をやっているのでよくわかります。

わかっていてもできない理由がある
でも、そうはいっても難しいことってあるんですよね。例えば以下のような理由で、思うように頑張れないことがあります。

①リソース問題
②様々なしがらみ問題
③不安

※詳細は略

人が足りない、過去のしがらみ、不安、そういった悩みを抱えてなかなか一歩を踏み出せない方も多いはずです。でも、それでも頑張りたい、会社をもっとよくしていきたいという企業には力になりたい。これには企業の大小や地域なんかも関係ありません。

例えば担当さんがボトムアップで会社を変えたいのかもしれない。もしくは経営者が予算はないけどデジタルマーケティングを始めたいのかもしれない。いずれにせよ、会社の未来を思ってデジタルに取り組みたい方は大勢いるはずです。


そこさえあれば、まずはフリープランから試していただき、一緒に少しずつ前に進んでいけると信じています。なぜなら、弊社には成果に繋げるための地に足つけたノウハウと、一緒に伴走する支援があるからです。


フリープランの登録ページ▼



フリープランだからできること

でも、そうは言っても、現実的になかなか大きな投資が出来ない企業も多く存在すると思います。会社の経営や上司を説得したいけど難しかったり、予算が通らなかったりして心が折れてしまう担当さんもいることでしょう。

また、前例がないゆえに実績も知見もなく不安な方もいらっしゃいますよね。トライしたいけどなかなか試せない。使ってはみたけどなかなか短期の成果が生み出せず、会社から不要だと判断されてしまう。そんな方々にもたくさん出会ってきました。

だからこそ、私はフリープランの存在が大きいと思っています。期限付きのフリートライアルではなく、ずっと無料で使い続けられるフリーミアムだからこそ、まずは使い始めて少しずつ活用を進め、小さな成果が生まれ始めたタイミングで少しずつ課金をして、やれることを増やしていくことができます。

そもそも、まだデジタルを始めたこともないのにいきなりあれこれやるのは、なかなか難しい話です。ただでさえこれまでの業務が忙しい中でそれをやるのは、普通に考えたらとうてい無理です。その結果「うちには早かった」「やったけど効果がなかった」となってしまっては本末転倒なのです。

ビジネス本に書いてあるような内容をそのままやっても、全部が全部うまくいくとは限りません。それは弊社がこれまで支援してきてわかっていることですし、弊社自身も数年前まではアナログの営業だったので痛いほどわかります。ステップを飛び越えて先のことをやろうとしても、待っているのは挫折なのです。

だからまずは、やれるところからから始めていって、小さな成功体験を積む。課金するにしてもまずは必要なところを見極めて、ステップアップしていく。これが0→1でデジタルを活用していくポイントだと考えています。

その上で今回のBowNowのフリープランには、メール機能がついています。


BowNowの料金表(https://bow-now.jp/price/


これまでもフリープランはご用意していましたが、メール機能はついておらず、フォーム作成や企業情報のトラッキングのみとなっていました。弊社も営利企業ではありますので、どこまでを無償を提供していくか真剣に考えた結果でのプランでしたが、まだまだ改善の余地はあると感じてきました。


そこで今回の変更において、まずはミニマムでもリードへのアクションを取れるメール機能までを使えるようにしています。


メールマーケティングの重要性

そもそもメールマーケティングは非常に有効な手段であり、多くの企業が活用しています。そのため、これからデジタルマーケティングに取り組んでいくスモールビジネスにおいても、積極的に取り組んでいっていただきたいと考えています。

つい最近、たまたま下記の記事をみかけました。一部抜粋します。

According to Demand Curve, email marketing has a higher ROI than any other form of publicity, can drive 6x more conversions than Twitter posting, and is 40 x more likely to be noticed than what a company posts on Facebook.

引用元:https://moz.com/blog/lean-into-email-in-2022

ざっくりと翻訳すると、「Demand Curveによると、Eメールは他のパブリシティよりもROIが高く、Twitterの6倍CVに寄与し、Facebookの40倍気づかれやすい」とあります。

ただし、メールマーケティングをいざ始めるとなるとハードルが高く、なかなか優先順位が上がってこない現実もあるかと思います。ツールも費用がかかってきますし、直近の問い合わせや資料ダウンロードの対応を優先してしまい、メールにまで投資が出来なかったり、そもそもメールコンテンツを作るノウハウもリソースもなかったり。様々な壁が存在します。


結果、「もう少しハウスリストが溜まってからにしよう」「うちはまだそのフェーズではない」といって優先度が下がってしまうのは、非常にもったいない話です。今日接点を持った人に対して、リストが十分に集まった1年後にメールで情報提供をしても、既に忘れられているかもしれません。でも、今日出会った人にとって有益な情報を届け続けたら、1年後にサービスが必要になった際に第一想起され、仕事につながるかもしれません。

これは短期的に成果につながるものではなく、むしろ目先の利益ばかりを追っていたら成り立たない施策なのですが、やるかやらないかで2年後3年後に大きな差となって現れます。


参考までに、弊社が運営するオウンドメディアからの受注データを引用します。(85%)


データを見ると、全体の受注割合のうち直近の問い合わせや資料ダウンロードからの受注件数は15%ほどになっており、それ以外は過去に接点を持ったユーザーが2年後3年後、もしくはそれ以上経過して商談化したものになっています。詳細は割愛しますが、メルマガやセミナー集客など、情報提供型の関係構築を実施しながら、インサイドセールスによるアプローチなどがメインの施策です。

逆に言えば、直近の対応だけを行っていたらわずか15%しか受注できなかったことになり、大きな機会損失を生んでしまいます(と言ってもリソースの割合も変わるので厳密にそうはならないですが、圧倒的に少なくなるのは事実です)。


こういったデータもあるからこそ、今回フリープランにもメール機能をつけることで、多くの企業にとってそういった機会損失を減らしていけるのではないかと考えています。

メールマーケティングに取り組むハードルをグッと下げることができるフリープランに、メール機能までを搭載することで、より多くの企業にデジタルマーケティングの第一歩を踏み出していただけると信じています。これまでカスタマーサクセスとして支援してきた過去があるからこそ、そうやってまずは小さく始めて成功していく企業を、1社でも増やしていきたいのです。


地域のものづくり、中小企業の働くに楽を。

今回のフリーミアムに対する個人的な想いを書いてまいりました。最後に、せっかくなので地域のことについても触れさせてください。


記事の前半で触れた日本の労働生産性を向上させるには、スモールビジネスの存在が非常に重要です。この国にある300万もの中小企業の生産性が底上げされることによって、活気づいていくのだと考えています。

そう考えた時に、弊社のツールを届けるのは大都市圏だけではなく、もっと日本中に広げていく必要があります。そのため、今後はローカルでの活用もどんどん増えていくと嬉しいです。


これはWebサイトにも記載している、

地域のものづくりや観光に数多の可能性が眠っている。
その可能性を最大化すること。それがクラウドサーカスの役割です。

引用元:https://cloudcircus.jp/company/

上記の通りなのですが、日本企業が既に持っている魅力を形にして届ける支援を通して、地域も盛り上げていきたいと考えています。



https://cloudcircus.jp/company/


これは私自身の個人的な想いでもあります。もともと日本の文化や伝統が好きなので、できる限り後世にも残していきたいのです。変わらないものの良さを保ちつつ、より多くの人に付加価値をつけて届けていく支援をする。そんな形で、古きと新しきを調和させたマーケティング支援をすることができれば、とても嬉しく思います。これは私1人でどうこうできる話ではないので組織の力を借りていくことにはなりますが、想いに共感してくれる人が増えていけば、きっとよりよくなっていくだろうなと考えています。


以上、珍しく思い立ってこんなnoteを書きました。多くの企業がまずはスモールスタートできるように、より多くの方に弊社のフリープランが広まればいいなと思っているので、よければシェアしていただけますと幸いです!


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