ネットで調べず、辞書を引くということ。
英語の勉強をはじめて2か月くらいが過ぎた。25歳くらいの頃、TOEICに挑戦したきりだから、10年以上ブランクがある。中学校の頃の文法や英単語ですら、忘れてしまっているようだ。
特に、リスニングはボロボロだ。
そりゃそうだ。ここ10年以上、英語で会話などしたこともないし、英文を耳から入れることなんてしていない。
最近は、スマホアプリで英語の勉強が可能だ。特にリスニングについては、アプリのおかげで、簡単に勉強ができる。10年前はCDでリスニング対策をしていたのだが、便利な時代になったなぁと感じた。
それから、ふと思い出した。
高校の頃、英語の教科書の予習が好きだった。教科書の英文をルーズリーフに書き写し、翻訳しておく。
翻訳する時に、分厚い辞書を引くことが好きだった。
あの頃はスマホや電子辞書もなく、学校と家に分厚い辞書をカバンに入れて持ち運びしていた。
「この文章は何を言ってる、どういうふうに伝えたいのかな?」と考えるのが好きだったのだ。その時に、分厚い辞書から単語を探すことが、まるで宝探しのように感じた。そして、自分で苦労して探した単語は、頭に記憶が定着しやすい。最近は、アプリやネットでも単語の意味をすぐ調べられるが、私は、なんだか味気ない気がする。
やっぱり辞書を引きたい!と思い、書店で購入したのがこちら。
結局、高校の頃使っていたのと同じ辞書を選んだ。持ち運びしやすいように小さくなっていたのが、嬉しい。
例えば、shirtという単語って、これだけで、『ワイシャツ』というのが正しいのだが、よく読むと『ワイシャツはwhite shirtがなまったもの』と書かれている。こういった細かい内容も楽しめる。
ネットやアプリで何でも調べられる時代だが、辞書を引いて少し時間をかけることで、言葉の意味を深く知ったり、覚えたりすることができるのではないかと思う。
この辞書が古臭くなって、私のバイブルになるまで、英語という言葉と向き合っていきたい。
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