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日曜日の、なんちゃって大工さん。

親戚のお葬式のお返しで、少し高めのカタログを頂いた。よく見てみると、ランドセルラックというものがある。

4歳児で年中の娘にはピッタリだ。今はリビングの適当な所にリュックやら持ち物を掛けているし、次の日の服なども、娘が届かないところにしまっている。これを機に、荷物を置いたり出したりしてもらう棚にしよう、と思った。

そして、思ったよりも早く届いた。でも、組み立て式家具っていざ届くとめんどくさい。そのダンボールをあけるまでが(笑)。仕事やその他で疲れていたということにし、1ヶ月くらい放置していたが、ようやくその箱をあけることにした。

もうだいぶ前の話だが、離婚前にこういった組み立て式家具が来たら、旦那にだいぶ頼っていた。前住んでいた所のTVラックなどは、私が作った覚えはない。頼る人がいるということは、もちろんいいと思うんだが、私の場合は、悪い意味で甘えてしまっていたような気がする。「こういう事は夫がやってくれる」みたいな甘え。そして、その甘えが叶わないだけで不機嫌になってしまう。

私の場合は、そういう甘えがない方が楽なのかもしれない。誰にも責められない代わりに、自分がやらなければ何も事は進まない。これは、離婚して楽になったところだ。

日曜日の朝8時前。ダンボールから部品を取り出す。取り出すまでは気が重かったが、部品を見るとワクワクした。

中学の選択授業で、女子の大半は家庭科を選択していた中、私は技術を選択していた。料理や裁縫よりも、木や鉄で何か作れる方が楽しい。今も正直料理はあんまり好きではないから、変わっていない。

ただ、典型的な適当O型だから、不器用だけど(笑)。

こういうのは、やっぱり2人だと作るのも楽なんだろうが、私には娘しかいない。途中にどうしても支えがないといけないところは、頭を使い、そこら辺にあったおもちゃで代用する。

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そして、やっぱり不器用だから、隙間が空いてしまったり、ネジを締めるときに曲がったり…とてもじゃないけど、好きで技術科を選択したとは思えない!!(笑)

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それでも、きつく締めたりして、なんとか形になり、一安心。家の中で、冷房を効かせていたのに、いい汗をかいたような気がする。ネジを締めるのって、こんなに汗をかくものなんだろうか。それでも娘は自分の棚ができたと喜び、すぐにお気に入りの本とリュックを置き出した。

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この棚に、娘はどんな想い出を詰め込むんだろう。親としてまた楽しみが増えた。

◇◇◇

そんな達成感を感じた同じ日の夜、私は自分の本棚に、おともだち7月号の付録を眠らせてあることに気づいた。大体の付録は、買ったらすぐ組み立ててあげるのだが、この付録はいつもより部品が多い気がして、億劫になっていた。

その日は、朝から家具の組み立て、料理をたくさん手作りしたりで、いつもの日曜日よりも娘をかまってあげられなかったように感じた。なので、その付録も組み立ててあげることにした。

に、しても説明書がスゴイ^^;

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お店だけなんとか作り、ハンバーガーとか小物までは、その日には作る気力がなくってしまった。娘と読書タイムにして、寝てしまう。

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最近の子ども雑誌の付録は、本当に手が混みすぎ…。子どもは喜ぶのは間違いない。編集者の方々には頭が上がらない。リアルに近い付録に、ただただ感心するばかりだ。作ることが好きでないと、親は年々フォローが大変になる。今回は、家具より子どもの付録の方が作るのが難しいと感じてしまう。

それにしても、この日曜日は、なんちゃって大工さんみたいな感じだった。毎日モノを作っている人って、すごく大変だし、完成までの緊張感って慣れてる人でもきっとあるだろうし。でも出来た時の達成感はすごいんだろう。

子ども雑誌の付録もバカにできない。こんなの未就学児一人で作れるんだろうか?と思うくらい複雑。娘が親になる頃には、付録を作るロボットなんて存在していそう。(あ、そんなわけないですよね笑)

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