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『指示通り』ができない人たち
『人の振り見て我が振り直せ』
とてもいい書籍でした。
まさにいまの自分にぴったり。
いまのところ、今年一番かも知れないです。
内容は既発のビジネス書に書いてあることが多いですが、事例が豊富。
しかも会社で起こりうることが網羅されており、とても共感できました。
これから後輩・部下を迎える方に是非読んでほしいです。
税込み990円。
通常のビジネス書に比べてお買い得なので
持っておいて損はないかも。
最近会社に入ってきた新人さんにちょっと手を焼いています。
前任者が退職するため業務を引き継ぎ、「困ったことがあったら何でも聞いて下さいね」とお伝えしていたのですが、特に何も言ってこないので問題なくこなせているのかな?と安心してました。
が、それもつかの間。
結果的にやり方が間違っていて、顧客に多大な迷惑をかけてしまうことになってしまいました。上司がヒヤリングをしたところ「私はそんな風には習っていません、初めて聞きました!」と逆ギレをされたとか。
今回の件は、チェック機能を含め、歯車が少しずつかみ合わなかったことで起こったケースですが、『仕事を教える』となると他にも気を使わなければならないことも多いですね。
AI時代で「指示待ち人間」は駆逐されると言われてますが
「指示待ち」以前の方もいるのだなあと最近感じました。
いや、これまでの後輩が優秀すぎたのか!?
よくわかなくなってきました(;'∀')
今回刺さったポイント
①『指示通り』って意外と難しい
言ったことをメモに取ってもらって、実際にやってもらった。
これで『教え終わった』と考えるのはちょっと待ってください。
要領のいい方であればこれでいいでしょう。
言いたいことも理解してくれてるでしょうし、逆に干渉するのも逆効果だと思います。
しかし、そうでないとしたら?
一連の作業を『とりあえず』やっただけで、まだ頭の中が混乱しているとしたら?
そういった場合には、頭の中・メモの中を整理してもらうところから始めましょう。本を読んで書評を書いてもらうのがいいかもしれないですね。
まさにいまやっていることです(笑)
もしかしたら、文脈が理解できていないのかもしれないので
目線合わせをする意味でも、メール等で議事録をお送りするのもよいかと思います。
②言語化が苦手
いわゆる、『わからないことがわからない』状態に陥っている人がいます。
客観的に見れば、「そうなんだな~」と理解できるものの、本人からすれば大きなストレスです。
こちらから、「何に困ってるんですか?」と聞いても要領を得ない。
詳細を聞くと「とにかく困ってるんです!」の一点張り。
これは困りました…
他にも、話が回りくどくて、何が言いたいのかよくわからない方。
メールでも、言いたいことは長文の最後3行のみだった。ということもしばしば。
そういった方々は『言語化』が苦手なので、まずは自分が今どういう気持ちなのかを知ることから始めます。筆者もたまにやってますが、紙に書くのがいいでしょう。
それにより、自分が感じていることが言語化され、少しずつ頭の中がスッキリしてきます。繰り返していけば自分が抱えている問題も言語化できるようになるでしょう。
③アドバイスをどう感じる?
『アドバイス』を『意地悪』と感じる方がいるようです。
良かれと思って…が、相手にとって過干渉にとらえられてしまう。といってところなのでしょうか。これは経験があります。
ひとそれぞれに『プライド』がありますから、プライドが高いほどその傾向が高そうですね。「自分を否定された!」ってところでしょうか。
自分の「行動」を棚に上げて
「感情」が優先してしまうのでしょうね…
④あなたは仕事ができているつもりでも?
ちょっと仕事を覚えると、自分は何でもできると思い込む人がいます。
『全能感』ってやつですね。
そういった人は、自分の能力が低い事に気づくことができません。
『自分の能力が低い事に気づく能力が低い』…禅問答みたいになってきました(笑)
要は『メタ視点』で見ることが出来ないんですね。
自分の業務が手一杯なら、先輩・後輩に助けを求めればいい。
常時手一杯なら、上司に業務量の調整をお願いすればいい(実際に叶わなくても、現状を報告する意味はあります)
現状をセルフチェックできるような、高い視座を持つことが重要ですね。
⑤主観的すぎる人(確証バイアス)
これは筆者も反省しなければならないのですが
『ま、いっか』で強引に仕事を進めてしまう人もいます。
最初に述べた後輩の方は、正しい情報を教えたにも関わらず
その後の引継ぎで『ま、いっか』のやり方へアップデートされてしまい、結果的にトラブルになってしまった。という事例です。
これの対処は簡単で、自分のやっている業務は正しいのか?を常に自分の問いかけることでしょう。一抹の不安を覚えたら、上司や先輩に確認。
もちろんメモにとることは大前提ですが、わかるようになるまでは何回でも確認することが大事です。
⑥では、どうするか?
とまあ、筆者の経験を含めて事例を挙げたのですが
本書では改善策を3つ提案しております。
①認知能力を鍛える
②メタ認知能力を鍛える
③非認知能力を鍛える
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