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メタバース×教育 益々クリエイター化する社会

先日、NHKのBS1スペシャルで「メタバースがやってきた」という番組を見ました。落合陽一さんをゲストに今注目されているメタバースの世界を特集していました。

メタバース、「仮想現実」「ゲームの世界」といったイメージが強いかもしれませんが、その実は第二の経済社会だと考えられています。
10年後のメタバース市場は1兆ドル(120兆円)とも言われており、大きな注目の的です。

そんなメタバースの基本についてと、これから教育分野でどのような発展を見せるのか、僕なりにまとめた記事があるので、もしよければ参考までに、、

さて、今回はそんなメタバースの世界をより詳しく見ながら、
この先10年、20年後、の社会について考えていきたいと思います。

メタバース界でできることを簡単に


10年、20年先の話をするにあたって、
まずはすでにできていることを書いていきたいと思います。

そもそも
ゲームの世界を自由に移動できるのと同じように、ネット内にはすでに現実とは別の世界が存在しています。
そしてそれらの世界は共有され、アクセスしたさまざまな人とコミュニケーションを取ることができます。

https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2112/10/news105.html

そして、その世界では買い物や映画鑑賞などのエンターテイメント、ミーティングや商談などのビジネスができます。

イメージしやすい買い物を例にしてみましょう。
例えば僕は最近、海外旅行用にマウンテンパーカーが欲しいと考えています。
しかし、現実での買い物は面倒です。
いくつかのメーカーの商品を比べるためにはお店を梯子してデザインを確かめたり、友達と一緒にまわりたい時は友達にも現地に来てもらわなければなりません。

でもメタバース界なら
ログインしたらすぐに友達と合流できて、
その数十秒後にはお店に入店、違うメーカーの店舗にだって数クリックで行けちゃいます。
自分の体のサイズを登録しておけば試着した感じも確認できるし、友達と相談しながら、あれもこれも気兼ねなく試着して楽しみ放題です!

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00543/00002/

買い物が一気に便利になりますよね。
仕事終わりの夜8時に友達と待ち合わせしてお買い物に行けちゃったりもします。

そうなってくると、メタバースの世界には人が集まる「まち」ができてきます。イメージは仮想渋谷とかですかね?

まちができれば広告効果が期待できるので、広告業がお金を落とします。
それから、まちですから建物や場所が必要になるので不動産業が進出してきます。
こうして10年後にはデジタルの経済社会ができあがるとされています。

メタバース界で起きる変化


さて、そんなメタバースの世界ではどのようなことが起きるでしょうか?
ここからは完全に僕の個人的な意見です。

僕は、今よりも多くの人がクリエイター(デザイナー)として働く時代がくると考えています。

現在でも、1億総クリエイター時代なんて言われており、SNSをはじめとした様々な媒体を使って人々は創作活動を行っています。

今の時代、デザインの優れたものを作ることと同じように
デザインを簡単に作れるプラットフォームをサービスとして提供することに大きな市場価値があります。

例えば、Adobeや動画作成ソフト、noteやWord Press、LINEのスタンプを作るアプリなどなどが挙げられます。
誰かが作ったものを買うことに慣れると、次は自分で創造(デザイン)してみたくなるのではないかと考えています。

そして、この創作作業とメタバースの世界は非常に相性がいいんです。

デザイナーにはどのような商業があるでしょう?
ファッションデザイナー、建築・空間デザイナー、ヘアデザイナーなど
実は専門知識・技術が必要なものが多いです。

ファッションデザイナーならば、人が切られる服として作成しなければいけませんし、
建築・空間デザイナーはもちろん物理法則に則り、専門的な知識が必要です。

しかし、メタバースの世界ではこれらの専門知識・技術があまりいらなくなります。(個人的には行動心理学など別の専門知識が必要な気はしていますが、、)
そうなると、人々はより自由に自分のスタイルや感性でデザインすることができるようになります。
デザイナーとして活躍するための敷居が下がるんです。

そうして、
上記の「デザインを簡単に作れるプラットフォーム」の需要が上がっていき、より多くの人が創作活動を行うようになるのではないか
というのが僕の考えです。

未来の教育を考える


益々クリエイター化する社会において、
子どもたちに必要な教育とはなんでしょうか?

もちろん人生の選択肢の多くが「クリエイター」になるという話ではないので、「全員をクリエイターとして育てていくための教育」が必要というわけではありません。

しかし創造活動が公私ともに増えていく世界において、インプットに重点をおいている教育スタイルはやはり需要と供給の観点からも淘汰されていくのではないかと考えています。

世界の教育者たちは
体験学習やアウトプット活動をとても重要視しているように見えます。
そこには様々な狙いがあるように見えますが、
その一つには創造力の育成があると考えます。

VUCA時代においては
創造力は重要なスキルの一つです。
このスキルを伸ばせる教育が、今後も求められてくるのではないでしょうか?


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