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良いデザインってなんだ?

みなさん自分のスキルや知見を世の中に発信されているので、その流れに今更ながら乗ってみようと思います。
どんな内容を書こうかなと思った時に、tips的な内容は世の中に溢れかえっているしそういうのは若い人に任せて、おじさんデザイナーの自分は理念的な話を中心にやっていこうと思います。

人生初投稿の今回は、僕自身の考える主観に満ち溢れたデザイン論を書いていきますよ!
主に広告の仕事をしてきたので、広告寄りの内容になると思います。

こういうの書き慣れてないんで、読みずらかったらごめんね!

デザインは誰かの願いを叶えるもの

まずは尊敬する水野学さんの言葉を引用させていただきます。

この言葉は広告業界ではよく言われていて、僕も若い頃先輩によく言われました。
これはどういうことかというと、デザイナーの仕事内容に関わってくるのですが「クライアントや事業部といった願いを叶えたい人から依頼(想い)を受け、デザイナーが形にし、ユーザー(ターゲット)に届ける」という一連の流れがあるからです。

これだけ見るとクライアントや事業部だけ見ていれば良いということになりそうですがそうではありません。
なぜかというと、ユーザー(ターゲット)に想いを届けること自体が願いではないからです。

ここでいう願いというのは、単純に製品やサービスを「購入してほしい」や「資料請求してほしい」「このような体験をしてほしい」と言った要件のことです。
なので、どちらか片方だけを見ていると願いを叶えることはできません。

願いをどうやって叶えるのか?

登場人物は3つあります。

  1. 依頼主(願いを叶えたい人)

  2. ユーザー(ターゲット)

  3. 媒体

このうち3の「媒体」に関しては、それぞれにあったテクニックがあり僕よりも知見のある人たちが記事にしてくれているので、そちらを参考にしていただくとして、今回は1と2に対してデザイナーがどのような立ち位置でどのように考えれば良いのかについてです。

デザイナーの立ち位置について

デザイナーは依頼を受けてユーザー(ターゲット)に届く形にするが、これを言い換えると「依頼主はデザイナーというフィルターを通して、ユーザー(ターゲット)に想いを伝え願いを叶える」となります。
なので、デザイナーの立ち位置は依頼主とユーザーの中間に位置します。

どのように考え形にするか

デザイナーは「どのような手法を取れば依頼主の願いを叶えることができるのか」を考えるのですが、この時に以下の3つに重点を置いて考えると願いを叶えやすいと考えています。

  1. 製品やサービスの売りは何か

  2. 製品やサービスのらしさは何か

  3. ユーザー(ターゲット)はどのようなデザインを好んでいるか

1はデザインする上でどこを強調するかに関わってきますし、2と3はデザインのテイスト・方向性に関わってきます。
これはコンセプトを考える上でも役に立つので、常に意識しておくと良いでしょう。

一旦ここでまとめると、デザイナーは依頼主とユーザーの中間に立ち、どちらの方向も向いて咀嚼し形にすることで願いを叶える物が作れることがわかりました。(かなり雑な表現ではありますが・・・)

僕の考える良いデザイン

ようやく本題です!
ここまで「デザインは誰かの願いを叶えるもの」ということを深掘りしてきましたが、何が言いたいかというと「良いデザイン=美しいデザイン」ではないということです。

過去にとあるクライアントに「このWEBサイトのデザインは古臭いからリニューアルした方が良いのでは」というご提案をしたところ、「このサイトを利用するユーザーは比較的高齢で、WEB黎明期のようなデザインを見慣れていて今どきのデザインにしてしまうとアクセス数が下がる」というお返事をいただきました。
願いを叶えられるデザインが良いデザインであるならば、この場合はWEB黎明期のようなデザインこそが優れたデザインということになります。

なので、僕の考える良いデザインは「効果のあるデザイン」です。
この場合の「効果」とは「願いを叶えた」という意味です。

願いを叶えるためであればデザインは美しい必要はなく、より効果があるのであればダサくても良いと思っています。
どれくらい効果があった良いデザインかは数字で判断できるのでは?とも思っていますが、今のところできていません。

あとがき

ここまで読んでいただきありがとうございます!
そんな単純な話じゃねえよとお叱りをいただきそうですが、その辺はご容赦いただいて・・・
それではまた次回!

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