幸せになりたいのはいい！しかし追いすぎると逆効果な件

2022年5月8日 20:34

この記事はこんな人におススメ
・人生を良くしたい
・なぜか幸せにならない

なぜか幸せになれない人

幸せを求めているのになぜか幸せになれない人がいます。

確かに思い返してみると自分を含めそういうときがある気がします。

当noteでも幸せについて考えるをテーマに色々な幸せになれそうなテーマを扱っているのでとても気になるところです。

というわけで今回は幸せになりたいのに幸せになれない人はなぜなのか？そのテーマについて書いていきます。

まず結論から言ってしまうと、

とのこと。どうやら過剰に幸せを追うと不幸になる模様です。

これはデンバー大学の研究で、320人の参加者に「幸福が最重要であるか」を聞き取り、その後数週間にわたって日記をつけてもらったそう。

幸福が超重要！って言ってる人はどんな傾向にあるか調べたんですわな。で、その結果・・

また、同大学のもう一つの研究では、「幸せになると社会的にも成功する確率がアップする」って記事を参加者に読んでもらった後に聞き取りを行ったら、こちらでも孤独を感じる人が多かったとのこと。

なぜ幸せを最重要と考えるとこういったことになるのでしょうか？
その疑問は心理学者アダム・グラント教授のTHINK AGAINにヒントがありました。

グラント教授によるとまず一つ目は、人生において喜ぶべき場面ってのがあると思いますが、その場面で喜びをかみしめるのではなく、なんでもっと良くならないかって思っちゃうわけですね。

例えるならば、十分美味しい料理を食べてて幸せを感じればいいものを「なぜもっとうまい料理を食べれる人生じゃないんだ」なんて思うとよくないわけっすね。

二つ目は、最高の幸せに対して努力をしすぎる為、「ポジティブな感情を感じる回数」より「ポジティブな感情をどれだけ強く感じるか」に焦点を合わせるようになっちゃうのが原因みたい。

小さくても幸せを感じる回数が多いほうが、幸せになりやすいってことで、多くの研究ではその傾向があるってことが分かっています。

三つめは、物事に関する目的や意義よりも、喜びを過剰に求めすぎて不幸になってるパターン。

これは、仕事で幸福を感じにくい人がハマりがちな現象で、喜びや楽しみは様々なタイミングで増減するけど、目的や意義は基本ずっと続くもので、それゆえに情熱をもてるようです。

はじめはこの仕事が好きじゃないけど、子どものために働いてたらいつの間にかいい感じになったっていう話を聞きますが、このような人が幸せを得ているのでしょうな。

四つ目は少し難しいですが、幸せは一個人がそれぞれ持つ感情であるって考え方が孤独感を生み出す可能性があるのでは？ってこと。

個人的な活動より社会的な活動、すなわちみんなのためになる行動のほうが幸せになりやすいぞって話ですね。

実際に大きな組織では社員が生き生きと働けるようにとか集団の幸福に焦点を置いてるところがありますが、それが集団の幸福を考えてる(実践できてるかはおいといて)いい例でしょう。

ここでじゃあ幸せとはどう得るのが正解なのか？って疑問が湧いてきます。これに対して同書では、

幸福とはゴールではなく目的や意義などから得られる副産物ではないか？と申しております。

幸せを求めるよりは自分を改善、情熱を発達させたり、社会に貢献したほうが結果的に幸せになるってことですね。

当noteもこういった情報を提供しているって点で、人に貢献しているって考えれるのでとりあえずはなんかホッとした感じ笑

というわけで今後は幸せをダイレクトにゲットする方法よりかは、人生を良くして結果的に幸せになれる方法を書いたほうがよさそうですな。

参考資料
Iris B. Mauss et al., “Can Seeking Happiness Make People Unhappy? Paradoxical Effects of Valuing Happiness,” Emotion 11 (2011): 807–15.

Think Again: The Power of Knowing What You Don't Know
Adam Grant(2021/2/4)

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