「好きなことを仕事に」が出来なくても大丈夫!その理由とは?【科学的な好きな仕事】
この記事はこんな人におススメ
・好きなことで食っていくのってホントはどうなのか知りたい
・好きなことを仕事にできなかった
・仕事でも幸せになりたい!
好きなことを仕事に
「好きなことで、生きていく」youtubeのこの言葉に心を動かされた人って結構多いと思います。
確かに、僕はゲームが好きなんですがそれをやるだけで食べていけるなら夢のようだと想像しちゃいますね。
ですが、好きなことを仕事にするのってホントに幸せなのでしょうか?
「あこがれの職業に就いたのになんか違う」ってたまに聞きますが、なぜそんなことが起きるのか超疑問に思うわけっすよ。
そしてそれをよしとするなら好きな仕事に就けなかった人は終了なのでしょうか?
そんな疑問を解消してくれる研究があったのでご紹介と参りましょう。
意外な理由で結構面白いです。
「好きを仕事に」はホントに幸せなのか?
結論から書いていきますと、好きを仕事にするより、やってみて好きになった仕事のほうが幸せになりやすいそうです。
これはミシガン大学の研究によるもので「仕事への考え方が幸せにどう影響するか」を調べたもの。
詳しく見てくと、人の仕事に対する考え方は2つあって、
・適合タイプ
「どこかに自分に合った仕事があるはず」って考えるタイプ。転職率が高く、給料安くても満足できる仕事を望む傾向があるみたい。
・成長タイプ
「仕事は続ける内に楽しくなってくる」って考えるタイプ。転職率が低く、あんま面白くなくても給料が良い仕事を望む傾向がある。
ってな感じ。「好きなことで生きていく」タイプの人は適合タイプに属するでしょう。
なんとなく適合タイプのほうが幸せになれそうな気がしますが、このどちらが仕事において幸福度が高いのか調べたところ、
初期は適合タイプの幸福度が高い
1年~5年の長期間になると、幸福度、キャリア、年収のレベルは成長派のほうが高い
という結果に。
なんでこんな事がおきんの?って思うところですが、研究では、
適合タイプは自分の仕事にあったものを選ぶのが上手いが、どんな仕事も好きになれない面がある
成長タイプは仕事のトラブルを耐えやすく、良い結果を残しやすいが、嫌な職場でも我慢してしまう
とのこと。
適合タイプをyoutubeで例えるなら、
youtubeって面白い事を撮ってはいおわりーってわけじゃなくて、他人が面白がりそうな企画を考えたり、見てもらうためのサムネやタイトルを作ったり、動画の編集を工夫したりと裏側では色々やる必要があるんですよ。
さらにいきなり有名になるわけじゃないし、下手すりゃ誰も見ないしそこから徐々に増やしていく必要もあるわけで。
そこの部分も好きじゃないと理想と現実のギャップから「本当にこの仕事がいいのか?」って考えになって幸福度が成長タイプより低くなるわけっすね。
一方で成長タイプをさっきのyoutubeの例で例えると、
編集とかの細かい裏側の部分も「別に好きじゃないけどまー色々やってみるか」って感じで工夫して成果を上げるようになり、その内好きになって情熱が湧いて幸福度が上がるって感じっすね。
ただし成長タイプはブラック企業にハマっちゃうとその性質のせいでひどい目に合うデメリットもあるみたい。
言われてみれば、トップyoutuberであるHIKAKINさんも最初はyoutubeで食ってくぞって思っておらず、やり続けて「自分には動画がある」って思いになったみたいですからね。
というわけで「好きを仕事」にできなくても不幸になるわけではないみたいなので安心されたし。むしろ後から好きになったほうが幸せなケースが多いようっすね。
今回のおススメ記事として、以前書いた「ブラック企業の特徴」と「パワハラ尺度」も合わせてみると、嫌な職場を避けつつ楽しく仕事がしやすくなると思うので良ければどうぞ。
参考資料
https://journals.sagepub.com/doi/abs/10.1177/0146167215596988
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