見出し画像

我が子の完璧主義は、私が育ててしまった

今日は朝から登校していった子どもたち!

と言っても、スッキリしたものではありませんでした。


昨日はこんな感じで・・・

給食まで家にいて、2人して目一杯遊んでいました。
私たち夫婦もフリーランスで自宅にいるとは言え、
全部に付き合ってはいられなくて、どうしたもんかなと思っています。

でも、話の流れで、翌日(今日のこと)は朝から行くってことになっていました。

そして今朝。

いい調子で、2人ともご飯を食べて、準備していました。

娘は、珍しいことに、鉛筆も全部削って
「よーし、できた!」

それを聞いて息子も、おいていかれないようにと支度を急いでいました。


と思ったら、娘何やらし始めた。

「先月のカレンダー見せて!」

音読の宿題をけっこうやってはいたものの、書き込んでなかったんですね。
学校に行った日、フリースクールに行った日、確かめて書き始めたけど、納得いかない。いつやったのか、やってないのかわからない。


「これじゃあ学校に行けない!!!」


4月は朝から行っていて、音読の宿題もして印もつけていた。
それが、GW少し前から行き渋りが始まり、
GW明けて朝から行くのが、今日が初めてだったのだ。

宿題提出は朝。
音読をやっていないと、怒られるし、休み時間に読まなきゃいけない。
(本当に怒られるかどうかはわかりませんが、本人いわく)


けっこうがんばって読んでいたし、お母さんがだいたいで書いておくよ、
と言ったけど、

「そんなんじゃダメだよ!」

そこは譲れない。

じゃあ、今日はせっかく久しぶりに朝から行く気持ちで準備したから、
音読やっていなくてもOKにしてもらえないか、先生に言おうか?

「他の子は読んでるのに、自分だけそんなわけにいかない!」

みんなと違って特別扱いされるのもいや。


音読やっていないことくらいで、まあそりゃあ忘れてしまった責任はどこかでとらなきゃいけないかもしれないけど、1日のほんの一部じゃん。

というのは、大人の思考であって、娘は娘なりに考えてのことなんですよね。


まぁそんなこんなで、いろいろありましたが、
今日については、音読のことだけで行かないって思っているならば、
それも含めて行ってみよう、ってことにしました。
(楽しみにしていた教科や行事もあって)
(息子には先に行ってもらっていました)

保健室からコソコソと入って、先生に時々声かけられながら、
子どもたちには見られないようにして、相談室へと行きました。
(スパイのようで楽しんでもおりました)


娘を送り届けた後、どっと疲れました。
自分の中で何が巻き起こっていたのか見つめてみると
今日のことで、実は私は胸が痛んでいたのです。

この娘の完璧主義的傾向は、私が育んでしまったのかもしれない。と。

娘が3歳の時は、職場に復帰していました。
イライラカリカリして、今となってはどうでもいい小さいことで娘を怒っていたと思います。
できるはずもないのに、何でできないの!?と完璧を求めることも。

我が子への影響の不安もなかったわけではありません。
でも、どうしようもなかった。

でも、私がしてしまったことは消せるわけでもない。

娘が学校に行けないのは、結局は私のせいなんじゃないか・・・


そう思うと、私が社会に訴えようとしていることも、
自作自演みたいな、なんかそんな気もしてきて、悲しくなったんですよね。


でも、冷静になって、

教師として経験してきたことや
娘の不登校経験や学ぶ姿をみてきて思うこと、
子どもたちや教育に対して考えること、

それ等を眺めてみると、
全部が全部、勝手な思い込みなわけじゃない。
私が責任を負う部分ももちろんある。
でも学校にこうなってほしいという願いがあってもいい。

本気で、子どもたちや未来のために変えていかなきゃいけないと思ってる。

子どもたちの伸びたがっている個性や才能が
発揮されない仕組みになっているところ、

そうじゃない違うところに時間も労力もかけなきゃいけない
そういう仕組みになっているところ、

なんてもったいないのだ、と思うのです。


親だって先生だって
完璧なわけじゃない。

みんな同じ完璧を目指す必要はなくて
それぞれがもつ「違う能力」を活かし合って
もっと良いものを創造していく
その力こそつけるべきなんだと思う。

まずは大人がそのことを理解して実践して、
子どもたちにもその子らしさを伸ばしてあげられる環境をつくっていけたらと思う。


まだまだ未熟者で、
まだまだ悩みは尽きない私ですが、
学校教育をより良くしたいと再び立ち上がります。

その第一歩として
「教育への想いシェア会」を再開。

日時:6月11日(日)午前10~12時
場所:オンラインZoom
参加費:無料
申込:

これまで、現役の先生、元先生、保護者、フリースクール関係者、大学生、小学生、一般の方、と様々な方にご参加いただき対話を重ねてきました。

教育への想い、願い、悩み、モヤモヤ、経験談などなど、どんなことでもお話しにきてください。

その一つ一つがこれからをつくっていくピースになると思っています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?