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後悔のある人生と、後悔のない人生。

娘が骨折した。

家の中を弟を追いかけ走って
右足の小指をどこかにぶつけたらしい。
(夢中でどこだったか何があったかわからないらしい)

近くの整形外科に行き、
場合によっては大きな病院かも…と言われたけど、

幸い、と言っていいのか、その場で、
「引っ張ってくっつけて固定」で
様子見しましょうとのこと。


これは「幸い」なのか?

その処置の時は廊下で待っていたけど、
泣いていたと思ったら、突然声がしなくなり心配に…
そして中に入ると娘げっそり…

いつまで固定するのか聞いてみると
3週間とのこと。
お風呂、通学、その他諸々想像すると
私もげっそり…

それでうまいことくっくつのかもわからないし、
くっついたとしてもずっと違和感があったり
今までできてたことができなかったり
どんな支障があるのかもわからない。

だから「幸い」とも違うんだけど、
でも骨折しなかったら体験できないことを
できているんだなぁとしみじみ感じて、
「不幸」じゃなくやっぱり「幸い」だって思った。

そんな話を、待っている間に娘とした。

処置の後は車いすに乗って移動した。
車いすなんて早々乗る機会はない。
そこから娘の顔もぱあっと明るくなった。

おかあは松葉杖使ったことないから、
昔憧れてたことあったなぁなんて言ったら、
「実は私も憧れてた」って。笑

そういうのって、子どものときありますよね。
大人になると不便だけど、メガネとかも憧れた。

その後、先生にも報告がてら途中から登校してみると、
周りの子が自然に手伝ってくれたり話しかけてくれたり。

なんかいい体験させてもらってるなぁって思った。

家の土間で松葉杖の練習中


私は娘の処置を待っているときの
なんとも言えない不安やら後悔やらいろいろ、
あんなふうに心をぐわっと動かして何もできず待つ時間て
なんて貴重なんだって…

また、しばらくは、ある意味やることや制約が増えるけど、
これを私はどうやって乗り越える?私はどんな体験をする?
とか思うと、妙にワクワクする…

自分を研究することにマニアックな私にとっても
ありがたいものになりました。



骨折しない人生もあった。
でも今、骨折する人生を進んでる。

今回骨折しなかったとしても、
同じように家を走り回ってたらいつか骨折したかもしれないし、
また別の場所で別の怪我があったかもしれない。

そしたら同じような体験ができたかもしれないし、
できなかったかもしれない。

でも、できなかったとしても、また別の体験をしていたかもしれない。
どっちがいいとか悪いとか、どっちが正解で不正解なのか、
なんてことはないよなーなんて思った。


そんなこと考えていたら、
私は教員を辞める人生を選んだけど、
辞めないで続ける人生を選んでいたかもしれない。

教員を続けていたら、
私は今この記事を書いていないし、
あのイベントも開催していないし、
そしたらあの人とも出会ってない。

私がいることで、あの人とあの人が出会って、
今いろんな事業を立ち上げてるけど、
それもなかったってことになるのかーー

とか思うと、辞めてよかったとも思えるし、

でもいずれ自分の本当の気持ちに気づいて、なのか
もっと大病して、なのか
いずれにしろ辞めることになってただろうから、
そしたらまた違う人と出会って違うことをしていたのか。
もしかしたらタイミングは違うにせよ、ほぼ同じ道を歩んでたかもしれない。


ほんとに、
あのとき何を選択したか、そのとき何が起きたかで、
今ある現実はないかもしれないと思うと、
めちゃくちゃ感慨深い。

でも、私は私でしかないから、
きっと同じところにアンテナ立ててただろうし、
大事にしたいことはずっと握っていたはずだから、
そんなに大して変わらないんだと思う。


ただ一方で、


ずっとずっと自分の気持ちを押し隠したまま、
教員を続けていたとしたら、

大事にしたいことや自分のアンテナの存在を知らないまま、
無為に生きていたとしたら、

今の、心に染み渡るような幸せを感じることは
なかったんだろうなって思う。


そうじゃない方を、
本当に少しずつ一歩ずつだけど
選んで進んでこられてよかったなぁと
ここ数年を振り返って胸をなでおろしました。



私はけっこう
「こうならないように」と未来への不安から
自分にも子どもたちにも制限をかけてしまいがちなのですが、

もっともっと未来を信じていいよね。
自分のアンテナを信頼してもいいよね。

そんなふうに思えて、
また一つ自分の鎖が外れたような感覚になりました。


人生に後悔があったとしても、
自分の手で後悔のない人生に変えていくことはできる。

その力こそ子どもたちに育んでいきたいなぁ。



でも、できるだけ怪我はない方がいいですね。

心も身体も健やかに、まだ見ぬ未来を力強く進む子たちであってほしい!





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