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夫婦で卒サラ移住ストーリー③どんな人生にしたいか?

「大好きだった祖母の家が、人の手に渡るかもしれない!?」
そこから急展開、約2週間で夫の退職&移住を決断しました。

それが①話。


けど実は、移住がしたかったのではなく、
無理して自分や家族を傷つけてしまう生き方を変えたかった。

というのが前回の話。

私1人で子育てするのは限界。
私も子どももみんな幸せになるために、家庭の中に夫の存在が必要だった。
その形で、家族の再スタートを切りたくて、移住したのでした。


当時の私は、うつ状態からちょっとずつ上がってきたくらいだったので、まだまだ浮き沈みがありました。
だから特に私の心身の健康を第一に考えたのだと、夫は話してくれました。

あの頃、
「私なんていない方がいい」
が口癖だったよね。


それが生きる意欲を取り戻していた。
自分のままで生きていいんだ。
何かできるかも。何かやりたい。って。


卒サラして移住すれば、
多希ももっとやりたいことやれる。

田舎暮らしや古民家DIYも楽しそうだし、
子どもにとってもいいはず。
実家のお母さんの力も借りられるかも。


デメリットは、収入が減るかもくらいで、
特別リスキーだとは思わなかった。


下振れの可能性もあったけど
むしろ上振れの可能性を感じてた。

生きる意欲を取り戻せたのも、上振れの可能性を感じさせたのも、
当時私がブログで収益を上げるオンラインスクールみたいなものに入っていたというのがあります。

収益化は達成はしなかったのですが、
そこでとことん自分の深掘りをしました。

そして、

本当の自分らしさや自分の持っているリソース、強み、価値というものを知ることになったのです。

ずっと自分を殻に閉じ込め、年々殻を分厚くしていった私だったけれど、
殻を破って本当の自分を表現する方へ舵を切ることができました。


なんて清々しい。
これまでの自分は、自分じゃなかったんだ。


その喜びも大きかったけど、
一番思ったのは、


なんで今までこれを発揮してこなかったんだろう
発揮しなきゃもったいない
発揮することが私自身を幸せにするし、周りを幸せにすることだ


そう確信を得ました。


「自分は無価値だ、無能だ、いても意味がない」
そう自分を評価していた私が、
自分への信頼を取り戻して、もう一度自分を生き直そうとしてる。


そんな私を見ていた夫は、

生きる意欲を削ぐようなことはしたくない

そう思っていたそうです。


しかも、本当の私は、

外に出て、人と繋がり、活動を広げていくのが好きだし得意
熱い想いがある
勢いがある

そんな人間でした。原点回帰しました。


一方で夫は、

俺にはそういうのはない。

俺が子どもと遊んでいる間に
多希が外で活躍してくれた方がいい。

と。


今でも我が家の収入の柱は、プログラマーである夫です。
でも、いずれ逆転するっていうのを2人とも信じて、
今は理想に及ばずの形だけれどがんばっています。



私は、本当の自分を知ることを通して
自分の持っているものを再認識しました。

そして、当たり前なんだけど、
人はみんな得意、苦手、やりたい、やりたくない、がある。

やりたくないこと、苦手なことをやるのは非効率。
私は消耗するエネルギーの使い方ばかりしてきました。

それよりも、

お互いに得意なことを差し出し合っていこう。
家事も育児も仕事も全部。

それが私たちが重きを置いているスタンスです。


前回書いた
「もう絶対に無理をしたくない」にも繋がっています。


でも、ただただ無理をしないでボケーっと生きたい
のではなく、

自分の得意なことや好きなことって
パワーが湧いてくるものだから、
そっちをとことんやりましょう。

それを差し出し合いながら、
お互いに幸せになるよう力を尽くして生きましょう。

無理はしない。けど、妥協もしませんよ!

そんなスタンスです。


だから、子どもたちにも、
無理して何かをさせるということはしたくない。

学校に行くとか、宿題をするとか。

だけど、自分の能力を伸ばすチャンスを掴まなかったり、
面倒くさがったりするのは見過ごせない。

親としてどこまで手や口を出すのかは難しくて、
迷いながらやってますけどね。

基本スタンスは変わらない。



毎日、毎時間、毎分、毎秒、
私たちは自分の人生を生きていて、
それを100年続けるわけです。

そんな中で、何に、どうエネルギーを使うか?

私は消費、消耗していたんですよね。
そして、自分も周りも幸せにしてあげられなかった。

だから、これからは、それと逆の生き方がしたい。

自然に溢れてくるエネルギーをつかって、
もっともっと自分だからこその力を発揮して、
自分も周りも幸せにする生き方。


これが今の私の原動力になっているのだと、改めて自覚できました。

そして、夫にも子どもたちにも、みんなにそうであってほしいと強く願ってもいます。



そんなわけで、

無価値感によって生きる意欲が低下していた私が、
自分が本当にやるべきこと、生きるべき道を取り戻したこと

そして、

自分の出すべき力がわかったからこそ、
お互いの得意を出し合う意識をもっていたこと

というのが、
卒サラ移住を語るときに欠かせない話です。



これだとまじめなまとめ方だなぁと思って、
もっと全体を俯瞰してみると、


面白そう
ワクワクする
可能性が広がる方を選びたい


単純にこの想いも強かったです。

それも、生きる意欲がわいたからできることですね。
「面白そう」で選んでも、きっと何とかなるって思えるほど
自分たちを信じていましたね。

夫は、

世間知らずで、甘く見過ぎていた

と思うこともあるそうな。

でも、卒サラ移住するのかしないのか、
結局どっちを選んでも、

大変な時は大変。
幸せな時は幸せ。


ただ、

「どっちの人生を生きたいのか」

なのかもしれないなぁ、と思いました。


それでいうと、
「今の方がいいよね」
っていうのが私たちの結論です。



ということで、
移住ストーリーは一旦終わりにしようかと思います。

書けば書くほどいろんなことが思い出されますが
どれも欠かせないもので、
出来事も私たちの性質も
全部の要素が絡み合っての選択だったんだと
腑に落ちます。

そして、何を選択していても、どれも正解だったんだ、とも思います。

手に入れるものもあるし、手放すものも当然ある。

けど、「何を手にしていたいか」は自分でちゃんと選んでいく。

それが、選択を正解にしていくコツなのかもしれません。


これからも夫婦で、家族で、それぞれの活動でがんばりますので、
応援していただけると嬉しいです!

引き続き、どうぞよろしくお願いします!^^

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