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Withコロナ時代のダイバーシティ・マネジメント

先日、代表をしているダイバーシティ研究会で最近考えていることをお話ししました。毎月例会を開催していて、興味がある方には是非ご参加いただきたいので、当日のメモを公開しておきます。時間がある時に、内容も書き起こしできたら良いなと思っています。


本日のテーマと結論

テーマ:コロナでダイバーシティ・マネジメントはどう変わるのか?
結論:多分、基本的な方向性は何も変わらない。ただ、変化のスピードは速まった。しかし、これまでの方向性の捉え方は人により違うのでは?コロナ以前からのダイバーシティ・マネジメントの方向性を辿ることで、これからが見えてくるのではないか。

1. ダイバーシティ・マネジメントとは

・ ダイバーシティ&インクルージョン(多様性の受容)
・みんなちがって、みんないい(ちがいをちからに変える)
・大量生産、大量消費時代の終焉 異なる視点の重要性が増している
・他者を知ることで自分を知る。違う視点があることの価値、価値観の相対化。
・インクルーシブデザイン(違う視点の価値の具体的事例iphone)
・要は、人権の話。マイノリティへの差別をしないで、受け入れるということ。
・国連「世界人権宣言」/日本国憲法第14条
・差別とは:人間を特徴ごとに種類分け(区別)をして、種類によって不当に差をつけて扱うこと。
・マイノリティの種類 性別、年齢、障がい、人種、国籍、宗教、階級、性的指向など
・ワーク:自分の中のダイバーシティ(マイノリティ)を探してみよう

2. コロナ禍の中のダイバーシティ

・人種・民族、医療従事者差別、障がい、LGBTQ、教育格差、母子家庭の貧困
・SDGs:環境問題と社会、経済問題はつながっている
・働き方の変化:テレワーク、副業、ジョブ型雇用
・ワーク:コロナ禍でダイバーシティに関連して気になっていることは?

3. これからのダイバーシティ・マネジメント

・オンライン化で地理的距離より心理的距離がより重要に
・格差はより拡大していく
・人を大切にする、人の幸せを重視する経営は続く
・ワーク:人の幸せを追求しているのに、なぜ格差は拡大するのか?

・ジョブ型、プロジェクトワーク主体となり、対話による前提の共有がより重要に
・自分の中の「無意識の偏見」=前提を意識する(ソクラテスの対話、間主観性
・ワーク:自分の無意識の偏見を探してみよう

・最後に:もっとダイバーシティが社会に浸透するには何をしたらよいか?
 -感性・知性・理性を磨く(カント純粋理性批判)
 -新しい役割を担ってみる
 -価値観の違う人の話を聞く。価値観の違う人達と交流する。
 -自己寛容と自己肯定感を高める
・ワーク:今日からどうしますか?

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