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嫌われる勇気を細かく読んでみるメモ⑥

ベストセラーにもなった「嫌われる勇気」をスッと読んでも頭に入らないので、細かく読んで個人的な感想と浮かんだことを書いてみようと思う。6回目。

自らの劣等コンプレックスを言葉や態度で表明する人、「AだからBできない」といっている人は、Aさえなければ、わたしは有能であり価値があるのだ、と言外に暗示しているのです。 嫌われる勇気 p.84

これ、しっくりきて個人的に好きです。
普段生きていて、言い訳っぽくこれを言ってる人が多いんですけど、関係ないことが多いんですよね。

「頭が悪いから、稼げない。」とか、
「お金がないから、幸せになれない。」とか、
「性格が悪いから、彼女ができない。」とか、
言い出したらキリがないんですけど、こういった表現って当たり前のように口から出るんですが、思い込みだと思うし、そこに論理的な関係性ってないと思うんですよね。

だから、AだからBなんだって表現を使用することを極力減らしたいし、そういった表現をする人のことは冷静に見ようと思うことにしてます。
この表現を乱発している人は注意した方がいい。

自分で、自分を縛ってます。

その限定的な表現は、その言葉の範囲から自分を出せなくする。
それ以上の行動を起こせなくなると思うんです。

言葉って不思議なものなんですけど、陰陽師って夢枕獏さんの小説が好きで、
言葉の表現で
「言の葉で縛る」って確か読んだことがあって、ずっとそれが頭にあります。

僕らは産まれた瞬間に、親から名前を決められます。
その瞬間に言の葉で現世に親が子供を縛るわけです。

そういう表現って面白いなって思うんですけど、自分が発言したことで自分が縛られることって沢山あると思います。
自分の言った言葉の範囲までしか動けなくなるんですよね。

所詮僕はこの程度って言葉を発言すると、
この程度までしか動けなくなるんです。
多分、これかなりそう思う。

ちなみに言葉を発するのは口だけでなく、心に浮かび上がることも言葉が浮かび発生すると考えています。
ただ、より強く縛る方法はやはり声に出して発することですよね。

想い浮かんだ言葉を声に出して発し、それを耳から再度、心に入れる。

これでかなり縛れます。

なんか、スピリチュアルな話になってしまいましたが、
AだからBできないって発言に関係はないと思うし、できる限り避けるべき発言だと思っており、アドラー心理学に賛成するところです。

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