見出し画像

理解と合意はちがうって話

”「理解」と「合意」は違う”
と読んでいた本の中で何冊かに書いてあり、とても共感できるし、自分の感覚ともマッチしていたので備忘録がてら書いておきたいと思う。


他人同士、考えていることなんて分からない。
この当たり前のことでずっと悩んでいたりするのが僕らだったりする。

・・・・なんで分かってくれないんだろう・・・・。

この気持ちは自己中心的だなっと思う。
まぁ日々の生活の中でイラッとする場面の大体はこれにあたる。
ただ、いつも相手の状況を無視して勝手にイラッとしてるなと思い、後味の悪い思いをすることも多い。
相手への理解が足りてないんだなぁと思いつつ、なんでこの人はこんなことを言うのか、こんなことをするのか、もっと冷静に分析すべきなのだろうと思うことがある。
誰にでも、冷静に考えれば、相手のことを理解してあげれる能力はあると思う。
冷静に考えてみよう。
その人がムスッとしてるのは、ただ話下手でどういう顔していいか分からないだけかもしれない。内心、すごく話したいかもしれない。
その人が口調が荒かったのは、朝に親と喧嘩した後だったからかもしれない。
本当は温厚なのだが、今日の今だけはダメなタイミングだった。

自分の喜怒哀楽だって、一日の中で目まぐるしく変わる。

相手だって同じだよって、多分みんな分かっているけど、その場では忘れちゃうんだよね。
だから、みんな一呼吸おいて、相手を観察してあげることが大事だと思う。

これが僕が思う対話の中での「理解」です。

もう一つ、「合意」。
殴りたくなる気持ちは分かるけど、実際殴った奴を正しいということができないように、理解はしてあげれるけど、その通り!俺もそう思う!と言う合意はできないことって沢山あると思う。

理解は知識的な感じで、合意は自分ならどうするのかという軸っぽい感じなのかな。
だから、浮気する人たちの気持ちを理解することはできるけど、それが正しいと合意することはできない。っていうこともあると思う。

これを混同しちゃうと、相手のやっていることを客観視できなくなっちゃって、自分の考えと合わないことやってるからダメな奴に思えたり、イラッとしたりするんだと思う。そこは客観視して「理解」をしてあげないといけない。
逆に、分かったようなこと言ってくれたのに否定するなんて!!という人もいる。これは僕は「理解」はしてあげれたんだけど、気持ちまであなたと一緒じゃないよ。「合意」できないよ。ってことをわかってくれてない人だと思う。

分かり合えないのは当たり前、だからこそ相手を「理解」してあげてほしい。
ただ、「合意」するかしないかは自分の意思で良い。

あと、「理解」や「合意」をする為に大切なことが「対話」することだと思う。
相手がどういう人物なのかは立ち振る舞いだけでは分からない。
話をしないと相手の気持ちなんて分からないもの。
エスパーじゃないし、SFの世界でもない。まぁ、Twitterの発言見たら、どんなこと考えているかは分かるかもだけど。

恋人、夫婦、友達、どんな人だって話をしないと気持ちは分からないと思う。
すれ違いの喧嘩別れみたいなのって会話量が足りてないことも沢山あるのだろうなと思っている。特に、世間話じゃなくて、自分がどういう人間かってことをお互いに伝え合う会話が足りないんだろうな。

僕は、映画は一人で観ることが好きで、他人と観るのは何よりも嫌だ。

こういったことを相手に伝えていなかった場合、
恋人同士だったら、なんで勝手に一人で映画に行くのか理解できないだろうと思う。
その人がなぜそのような行動をとるのかは、その人なりの感情があると思うんだよなぁ。だからそれを伝えないとすれ違うに決まっているし、喧嘩になるよなって思う。

日本には「慮る」「察する」「空気を読む」などの特殊能力みたいな文化が根付いている。
僕はその文化自体はとても奥ゆかしくて大好きだ。
ただ、限度があるし、なんでもかんでも適応するものでもないと思っている。

とりあえず、自分の取扱説明書のような、少し前に流行ったようなアプローチや、会話をじっくりして、相手と対話してもらいたい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?