【考察】女性が望む恋愛結婚の理想の男性像は金持ちで早死にである（※ネタバレあり）【恋愛結婚の終焉 PART3】
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◆恋愛結婚の終焉 PART3
◇紹介書籍
おはようございます、Kazukiです！
それでは本日もさっそく投稿の内容に入っていきましょう！
今週紹介していく書籍たちはコチラになります！
2023年9月30日に光文社さんから発行されました、
牛窪恵（うしくぼ・めぐみ）先生の『恋愛結婚の終焉』と、
2023年10月21日に双葉社さんから発行されました、
丸山正樹（まるやま・まさき）先生の『夫よ、死んでくれないか』になります！
本日はこの二冊を用いてある考察を行なっていきます！
◇紹介書籍概要
また今回の紹介書籍たちの概要につきましては、
いつもと同じように下記に詳細を載せておきますので、
もし紹介書籍たちについて気になった方がいましたら、
そちらの方はぜひ下記をご覧いただければと思います。
タイトル 『恋愛結婚の終焉』
筆者 牛窪恵（うしくぼ・めぐみ）
価格 1,034円税込
発行日 2023年9月30日 初版1刷発行
発行者 三宅貴久
装幀 アラン・チャン
印刷所 萩原印刷
製本所 ナショナル製本
発行所 株式会社光文社
タイトル 『夫よ、死んでくれないか』
筆者 丸山正樹（まるやま・まさき）
価格 1,870円税込
発行日 2023年10月21日 第1刷発行
発行者 箕浦克史
発行所 株式会社双葉社
印刷所 中央精版印刷株式会社
製本所 中央精版印刷株式会社
◇紹介書籍選出理由
そして今週の投稿に、
本作『恋愛結婚の終焉』と『夫よ、死んでくれないか』、
この二冊を選んだ理由になりますが、
そちらにつきましてはパート１の投稿で簡単にですが解説しておりますので、
もし詳しく知りたいという方がいましたらぜひパート１の投稿をご覧ください。
◇投稿内容とその目的
そして、今週の投稿の内容につきましては、
今回のパート１で牛窪先生の『恋愛結婚の終焉』を要点解説していき、
次回のパート２で丸山先生の『夫よ、死んでくれないか』を完全要約していき、
そして、最後のパート３でその二冊を掛け合わせたある考察をしていきます。
なので、今週のこの【恋愛結婚の終焉】のシリーズの投稿を、
パート１からパート３まで全部ご覧いただいた暁には、
「恋愛結婚」という考え方がもうオワコンなのだとデータ的に理解できて、
また、「恋愛結婚」の先に待つ恐ろしすぎる絶望の未来を物語で堪能できて、
そして、「恋愛結婚」の終焉をデータと物語の二刀流で一刀両断していく！
そんなシリーズになっていれば幸いだと思っております。
なので、これは事前に言っておきますが、
もし「将来結婚したい！」もしくは「結婚する予定です！」という方は、
この【恋愛結婚の終焉】のシリーズは見ないことをオススメします。
マジで結婚したくなくなっても責任取れませんからね。
◇女性が望む恋愛結婚の理想の男性像は金持ちで早死にである
それではさっそく今回の投稿の内容に入っていこうと思いますが、
今週紹介した本作『恋愛結婚の終焉』と、
『夫よ、死んでくれないか』の二冊を読んで、
私が読者の皆さんにお届けしようと思った考察がコチラになります！
女性が望む恋愛結婚の理想の男性像は金持ちで早死にである
今週の月曜日にYouTubeで、また火曜日にはnoteで解説した、
牛窪恵先生の『恋愛結婚の終焉』という書籍からは、
第１章の「なぜ『恋愛』『結婚』しないのか」のみの解説でしたが、
それでも本作で解説されている恋愛結婚がいかにオワコンなのかは、
理解できたのではないかと思いますし、
さらに今週の水曜日にはYouTubeで、また木曜日にはnoteで要約した、
丸山正樹先生の『夫よ、死んでくれないか』という小説からは、
恋愛結婚後に妻が得たものというのは、幸せな充足感などではなくて、
「夫よ、死んでくれないか」という、世の結婚している男性を、
恐怖のドン底に突き落とすかのような物語を堪能できたかと思います。
そして、この二冊を読んだ私は、先にも述べたこの考察ですが、
女性が望む恋愛結婚の理想の男性像は金持ちで早死にである
という考察ができるのではないかと思い付いたわけなんですね。
なので、今回の投稿では、
その理由というのを皆さんにお届けしていこうと思います！
ただ、この理由を知ってしまったら、
皆さんの恋愛結婚に対する見方が変わってしまうかもしれませんが、
そこは本当に自己責任でお願いします…！
◇『恋愛結婚の終焉』から読み解ける理想の男性像
それではまず最初は、
牛窪恵先生の『恋愛結婚の終焉』を用いまして、
先の考察、
女性が望む恋愛結婚の理想の男性像は金持ちで早死にである
を思いつくに至った理由について、
とりわけ「金持ち」というキーワードに絞って、
解説していこうと思います。
まず本書『恋愛結婚の終焉』の中で牛窪先生は、
本書のタイトルの「恋愛結婚の終焉」に拍車をかけている要因である、
未婚率が上昇した理由というものを述べられておりまして、
それというのがコチラになります。
バブル崩壊と経済不況
女性の社会進出
見合い結婚と恋愛結婚の逆転
つまり、バブルが崩壊して日本の社会全体的が貧乏になっていき、
また、女性が社会に出て仕事をして自分でお金を稼ぐようになっていき、
さらに、結婚には見合いよりロマンティックラブが必要なんだとなった結果、
残念ながらも未婚率は上昇してしまった、というわけなんですね。
これは個人的な感想ですが、
この未婚率が上昇した理由の中でも、
三つ目の「見合い結婚と恋愛結婚の逆転」については、
なんだか人間のアホさ加減が現れていて面白いですよね。
確かに、恋愛結婚の方が見合い結婚よりも確実にロマンティックですし、
特に女性なんかは会社の上司や親戚が決めた相手よりも、
自分が「この人が良い！」と感じた男性と素敵な恋愛の時間を過ごして、
結婚に至りたいと思う方が数多くいらっしゃるかもしれませんが、
その結果は、残念ながらも未婚率の上昇なんですよ。
本末転倒も甚だしい限りです。
なんですかね、
人間選べるようになったら選べなくなった、
とでも言えばいいんですかね。皮肉ですね。
少し話がそれましたが、牛窪先生はこの後に、
先の未婚率を上昇させる理由の中に潜んでいる、
一際、未婚率を上昇させる女性特有のある視点
というのを解説しておりまして、それが…
女性が男性に求める最低年収が高すぎるという視点なんです。
牛窪先生は本書の中で、
株式会社リンクバルという民間の会社が公表している、
「未婚男女の婚活・結婚意識調査」という調査を引用して、
女性が男性に求める最低年収というのを紹介していますが、
その額というのが「年収400万円」になります。
けれど、この「年収400万円」という金額は、
世の中をキチンと見ることのできる女性であれば、
「高すぎる」と感じることができるはずなんですよね。
というのも、厚生労働省が公開している、
2019年の「賃金構造基本統計調査」という調査では、
35〜39歳の正規雇用の男性でも「年収400万円」というのは、
その年代の平均年収より約50万円ほど多いという調査結果が出ています。
つまり、
「結婚する男性の年収は最低400万円ないとねぇ」と、
自らの願望をひけらかしている女性に対して、男性というのは、
「もう少し現実を見てから言え」
と思っているわけなんですね。ついでに鏡も見ろ、と。失言ですね。
さらに言えば、
この男性に収入を求める女性の視点というのは、
なにも結婚に限った話ではなくて、
世間的には結婚の入り口と考えられている恋愛においても、
この視点というのは当てはまります。
というのも、東京大学が主に18〜39歳の若者、
一万人の28年間のデータを分析した研究というものが、
本書の中では取り上げられているんですが、
それによると、学歴や収入が低いほど異性との交際を諦める人が、
男女共に多い様子というのが明らかになっています。
つまり、恋愛をするにせよ、結婚をするにせよ、
女性が望む理想の男性像というのは結局「金持ち」である、
ということがハッキリとデータによってすでにわかっているんですね。
これが、私が、
女性が望む恋愛結婚の理想の男性像は金持ちで早死にである
という考察の中でも、
とりわけ「金持ち」というキーワードを、
思いつくに至った理由になります。
◇『夫よ、死んでくれないか』から読み解ける理想の男性像
続きましては、
丸山正樹先生の『夫よ、死んでくれないか』を用いまして、
先の考察、
女性が望む恋愛結婚の理想の男性像は金持ちで早死にである
を思いつくに至った理由について、
とりわけ「早死に」というキーワードに絞って、
解説していこうと思います。
まず本書『夫よ、死んでくれないか』のそのストーリーというのは、
簡単に一言で申し上げますと、
夫に死んでほしい妻たちを描いたノンストップ・ミステリ
という、世の中の全ての夫婦に亀裂を入れていくような、
そんなおどろおどろしいストーリーになっています。
もしそれ以上に詳しく知りたいという方がいましたら、
下記に本書『夫よ、死んでくれないか』の完全要約をした、
パート２のリンクを載せておきますので、そちらからご覧ください。
そして、今回の考察において、
この物語の中で私が一際注目した人物というのが、
主人公の甲本麻矢（こうもと・まや）さんという人物になります。
と言っても、名前だけではなぜこの人物に注目したのかが、
イマイチ不明かと思いますので、
まずはこの麻矢さんのその人物について紹介していこうと思います。
それがコチラになります。
甲本麻矢（こうもと・まや）…大手の不動産会社勤務。異業種合コンで知り合った光博（みつひろ）さんと結婚して五年が経つが、子作りに対する考え方の違いで夫婦の仲は冷えきっており、今ではセックスレス夫婦の仲間入り。
なので、この麻矢さん自身が、
様々な業種の人たちとの出会いの場である「異業種合コン」で、
後の夫となる光博さんに出会い、恋愛期間を経て結婚へ至ります。
だからこそ、今回の考察において、
恋愛結婚を経験している女性として描かれている麻矢さんは、
適任だということなのです。
そして、そんな麻矢さんですが、先の解説の中でも述べたように、
夫の光博さんとは子作りにおける考え方の違いで、
完全に夫婦の仲は冷え切っておりまして、
作中では互いに関心を失ったセックスレス夫婦として描かれています。
しかし、そんな二人にも、
もちろん幸せの絶頂とも言える恋愛期間はありまして、
本書では二人であるおでん屋さんに行って、
それはそれは仲睦まじく過ごしている描写というのが登場します。
けれども、二人は結婚をした後に、
夫の実家との嫁姑問題やお互いの仕事に対する価値観の問題など、
様々な問題にぶち当たっていった挙句の果てに、
最終的には先にも述べたように子作りに対する考え方の違いで、
二人の関係というのは完全に冷え切った関係になってしまいます。
そんな中、ある時、
夫の光博さんの不倫が発覚してしまうのですが、
その結果、妻の麻矢さんは光博さんに向かって、
－－いなくなって！ 私の前から姿を消して！ いっそのこと、死んで！
と、それはそれはガチトーンで「死ね！」とブチギレるんですね。
そりゃあまぁ夫が不倫をしていたら、
「死ね！」とブチギレたくなる気持ちも、
男の自分からしてもわからんでもないですし、
ましてや、女性側からしたら「そりゃそうだろ」としか思いません。
しかし、この物語の最後、
全てのミステリが白日のもとに晒されて、
それと同時に、夫の光博さんの行いというのを全て知った麻矢さんは、
最後の最後に光博さんをその瞳で捉えたままこう脳内で告げていきます。
結婚してからずっと、そのことばかりを考えていた。
夫よ、死んでくれないか、と－－。
なので、先の不倫によって麻矢さんが告げた「死ね！」というのは、
ただその「死ね！」という言葉を告げるためのキッカケに過ぎず、
結婚をした当初からずっと麻矢さんは、
夫の光博さんに死んでほしいと思っていたわけなのです。
本書ではそこに対する明確な理由などは述べられていませんが、
人の心の中なんて、その人だけにしか本当のことはわからないですからね。
本当は結婚した女性は皆、心の奥底ではこう思っているのかもしれません。
言わないだけでね。
つまり、女性が恋愛結婚における理想の男性像というのは、
結婚した後にはさっさと死んでくれる男性が良いのかもしれない、
ということが恋愛結婚後の夫婦の物語からは読み解けるのです。
これが、私が、
女性が望む恋愛結婚の理想の男性像は金持ちで早死にである
という考察の中でも、
とりわけ「早死に」というキーワードを、
思いつくに至った理由になりまして、
こうして、
女性が望む恋愛結婚の理想の男性像は金持ちで早死にである
という考察が成り立つに至ります。
さぁ全ての結婚を望む男性諸君、これが現実かもしれませんよ。
◆おわりに
いかがでしたかね！
今回のこのパート３の投稿では、
2023年9月30日に光文社さんから発行されました、
牛窪恵先生の『恋愛結婚の終焉』と、
2023年10月21日に双葉社さんから発行されました、
丸山正樹先生の『夫よ、死んでくれないか』を参照して、
女性が望む恋愛結婚の理想の男性像は、
金持ちで早死にであるという考察をお届けしてきました！
こんな考察をしておいてなんですが、
もちろんこの世にはそれはそれは幸せそうな夫婦というのが存在しますし、
私自身、将来はそのような夫婦関係を築ければ良いなと思っています。
しかし、先にも述べたように、
人の心というのはその人だけにしか本当のことはわかりませんからね。
この考察が「ありえない」と言い切れないのもまた事実です。
恐ろしいことに。
また、今週お届けしてきました、
牛窪恵先生の『恋愛結婚の終焉』と、
丸山正樹先生の『夫よ、死んでくれないか』につきましては、
それぞれ投稿で紹介しきれていないコンテンツが数多く残っていますので、
もし今週の投稿をご覧いただき読んでみたいと感じた方がいましたら、
ぜひ下記のAmazonのリンクからご購入してご一読いただければと思います。
そうしてその時にはやっぱり、
恋愛結婚はオワコンなんだと再認識してしまうかもしれませんし、
また違う希望を見出すことができるかもしれませんが、それは皆さん次第です。
ご健闘を祈ります。
では、この投稿が面白いと感じた方は「スキ」。
また、次回の投稿も見逃さないように「フォロー」。
どちらもお忘れなきようこれからも応援してくれるととても嬉しいです。
それでは、また次回の投稿でお会いしましょう。またね👋
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