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飲むだけで血圧が下がるグリーンコーヒーとは【クロロゲン酸】

グリーンコーヒーを飲むと血圧が下がる、そんな研究があったので紹介します。

この記事では、次の4点を解説します。

①グリーンコーヒーってなに?
 普通のコーヒーと何が違うのかを解説します。
②なぜグリーンコーヒーが良いの?
 グリーンコーヒーがなぜ身体に良いのかを解説します。
③グリーンコーヒーはどれくらい血圧を下げるの?
 オックスフォード大学の研究をベースに解説します。
④オススメのグリーンコーヒー
 どんなグリーンコーヒーを飲めば良いのかを解説します。

グリーンコーヒーってなに?

 グリーンコーヒーとは、焙煎する前のコーヒー豆を使ったコーヒーです。

焙煎とは、水や油を使わずに加熱乾燥することです。

私たちが知っているコーヒー豆は、茶色や黒色をしています。これは、焙煎された後のコーヒー豆だからです。

焙煎される前のコーヒー豆の画像がこちらです。

緑色をしています。

この焙煎される前のコーヒー豆を使って作られるのがグリーンコーヒーなのです。


なぜグリーンコーヒーが良いの?

 どうして普通のコーヒーではなく、
グリーンコーヒーが良いの?

グリーンコーヒーにはクロロゲン酸が豊富に含まれているからです。

クロロゲン酸とは
クロロゲン酸とはポリフェノールの一つ。ポリフェノールは、ファイトケミカルとも呼ばれます。

ファイトケミカルについて知りたい方は、こちらの記事にアクセス!

クロロゲン酸は、コーヒーに多く含まれているポリフェノールです。普通のコーヒーにも含まれています。

しかし、クロロゲン酸は熱に弱いのです。

焙煎はコーヒー豆を加熱乾燥させます。その時の熱でクロロゲン酸の量が減ってしまうのです。

なぜグリーンコーヒーが良いのか。

それは、焙煎をしないためクロロゲン酸が壊れにくいからです。


グリーンコーヒーはどれくらい血圧を下げるの?

グリーンコーヒーはどれくらい血圧を下げるの?

グリーンコーヒーの効果は、オックスフォード大学の研究から紹介します。

2014年に行われたオックスフォード大学のメタ分析です。(1)

メタ分析とは
メタ分析とは、複数の研究をまとめて1つの結論を出すことです。

例えば、本を読むことで学力が上がるのかを調査するとします。

「学力は上がる」という結論の研究もあれば、「学力は上がらない」という結論の研究もあるわけです。

「学力が上がる」という研究であっても、学力が上がる程度は違います。

「学力は上がるのか」「どれくらい上がるのか」さまざまな結果の研究をまとめて、最終的な結論を出すのがメタ分析です。

そのため、科学的に最も信頼のおける研究だとされています。

この研究では、7つの研究から364人を対象に分析を行いました。

研究の結果
収縮期血圧が約4.3ポイント低下
拡張期血圧が約3.7ポイント低下

収縮期血圧と拡張期血圧とは
血圧とは血管にかかる圧力のこと。

心臓はポンプのように収縮拡張を繰り返しています。
収縮したときには強く、拡張したときには弱い圧力が血管にはかかるのです。

収縮したときの強い圧力を収縮期血圧、拡張したときの弱い圧力を拡張期血圧と呼びます。

血圧は120/90のように表示されます。左側が収取期血圧、右側が拡張期血圧です。

血圧を4.3ポイント下げるのどうなる?

他の方法と組み合わせて収縮期血圧10ポイント下げることができれば、多くの病気のリスクを減らせることができます。(2)

収縮期血圧を10ポイント下げることで得られる健康効果
心臓病のリスクが20%減る
脳卒中のリスクが27%減る
全死亡のリスクが13%減る

ほかの方法とは
このnoteでは血圧を下げる方法をいくつも紹介しています。

クロロゲン酸以外のファイトケミカルであれば、ケルセチンも血圧を下げる効果があります。ケルセチンについて解説した記事はこちらをクリック!

最も血圧を下げる効果がある栄養素は、カリウムです。カリウムについて解説した記事はこちらをクリック!

血圧を下げる食事療法が科学的に開発されています。DASHダイエットについて解説した記事はこちらをクリック!


オススメのグリーンコーヒー

どんなグリーンコーヒーがオススメなの?

パウダータイプがオススメです。

実は、グリーンコーヒーの豆はかなり硬いです。

そのため、コーヒーミルで豆を挽くことができません。

パウダータイプは、気軽にグリーンコーヒーを楽しむことができるのでオススメです。

こちらのリンクがパウダータイプのグリーンコーヒーになります。

参考にしてみてください。

•カフェインが苦手。
•もっと効率よく摂取できないか。

そういう方にはサプリメントがあります。

こちらもリンクを貼っておくので参考にしてみてください。

まとめ

以上、血圧を下げるグリーンコーヒーについてでした。

まとめ
・グリーンコーヒーは焙煎前の豆を使ったコーヒーのこと。
・グリーンコーヒーにはクロロゲン酸が豊富に含まれている。
収取期血圧を約4.3ポイント拡張期血圧を約3.7ポイント低下させる。
・グリーンコーヒーはパウダータイプがオススメ。サプリメントもある。

それでは、また次回の記事もよろしくお願いします。


参考文献


(1)Onakpoya IJ, Spencer EA, Thompson MJ, Heneghan CJ. The effect of chlorogenic acid on blood pressure: a systematic review and meta-analysis of randomized clinical trials. J Hum Hypertens. 2015 Feb;29(2):77-81. doi: 10.1038/jhh.2014.46. Epub 2014 Jun 19. PMID: 24943289.

https://www.nature.com/articles/jhh201446


(2)Ettehad D, Emdin CA, Kiran A, Anderson SG, Callender T, Emberson J, Chalmers J, Rodgers A, Rahimi K. Blood pressure lowering for prevention of cardiovascular disease and death: a systematic review and meta-analysis. Lancet. 2016 Mar 5;387(10022):957-967. doi: 10.1016/S0140-6736(15)01225-8. Epub 2015 Dec 24. PMID: 26724178.

https://www.thelancet.com/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(15)01225-8/fulltext

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