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週に2冊の本を読めているのは「考えていない」から

僕はいま、週に2冊ほどの本を読んでいる(漫画、小説は除く)。編集者という仕事から考えれば、けっして多くはないほうだ。むしろ、おそらく少ない。実際、もう少し読みたい気持ちもあるけど、幼い子供がいる環境ではこれが無理なく継続できる限界だと感じている。

そんな、自分なりにギリギリの読書をどうやって継続しているか。それについて、書いてみる。

結論から伝えてしまうと、これは完全に「習慣」によるものだ。ちょうど今朝から「習慣」に関する本を読み始めた。まだ途中だけど、習慣を継続するためのコツとして、こう書かれていた。

「小さな行動からはじめる」
「他の習慣とセットにする」

まさに僕の「読書」という習慣も、このコツによって成り立っている。現在、朝のルーティーンはこうなっている。

7:00 起床
7:15 娘に朝ごはんをあげる
7:45 妻と交代して自分の身支度
8:10 出発
8:20 娘と一緒に登園
8:30 ドトールへ行き読書開始
9:30 コンビニで昼ごはんを買って帰宅

今年の4月から娘が保育園に通い始め、その送りをするという習慣ができた。加えて、毎朝コーヒーを飲まないと脳が働かない。そこで登園の帰りにカフェに寄って、読書の時間をとるようにした。SNSをチェックした後で読み始めるので実質40分ほどの読書だけど、この小さな習慣のおかげで、なんとか週に2冊は読めている。

そして、新たにはじめたこの「日記」を継続するコツも、今日から読みはじめた本から学べた(というか、この本を読む予定があったから、新しい習慣をつくってみた)。正直「日記なんて書いてる時間あるかな?」と思っていたけど、登園からの帰宅後の朝時間に書くよう習慣に組み込んでみることにした。時間を決めればできる気がする。本を読んだあとは思考も働くので、そこで感じたことを書き留めるのもよさそうだ(読書にはアウトプットが大事だと思っている)。

習慣を増やしていくと、日常が大変になる。僕も以前はそう考えていた。でも習慣にしてみると、「頭」を使わなくてよくなる。「あれ、いつやろうか」「やりたいのに、今日もできなかった」「明日はできるかな?」と、悩む必要がなくなる。

今の時代、自らの意思を貫くことはとても難しい。SNSには日々情報が溢れ、スマホゲームはユーザーを中毒にしてくるし、ネットには刺激的なコンテンツが溢れている。「いつやろう」「明日はできるかな」とか悩んだところで、その可処分時間はすぐに奪われていく。

だからこそ、思い立ったときに「習慣」にして、頭を使うまでもなく取り組めるようにしておくことが大事なんじゃないかと思う。可処分時間くらいは、「能動的な時間」にしたいから。

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