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当てもなく歩くことに意味を見つけた日

先日、雨の合間をぬって近所の公園まで足を伸ばした。
新しいレンズで何か撮ってみたいという気持ちもあったが、それよりも雨に濡れながら新鮮な空気を吸いに部屋を出たかった。
いざ外に出てみると見慣れた景色に特段感動はなく、とりあえず新しいレンズで試しどりしながら、当てもなく団地の中を歩いていた。途中、藤の花棚にであったが
逆光でうまく薄紫色の花が撮れないで残念に思う。雨に濡れた大きな桜の木の幹から出ているひこばえに薄陽に当たって綺麗だと思ってしゃがみ込んで撮ってはみるもののイマイチ萌えない。カメラを持って外に出ると、どうしても撮りたい気持ちが先行して素直に目の前の景色を感じ取れない自分になってしまう自分に気付く。

そんなことを考えていると、楽しくなくなってしまう。
いい写真という収穫はなくても、今日の散歩は良かった!って思えるようになりたい。だから、無目的に、行き先も下車駅も道も決めずに、電車なんかに飛び乗って今という瞬間だけを楽しみたい。いい写真を撮ることを目的とせずに。

団地のグランドのトイレに向かうと途中で、団地の花壇に素敵な花がたくさん植えられていたよ。サプライズ。雨に濡れてとても綺麗。夢中で撮ってた。神様がくれたご褒美。

これからもっと、期待せずに、カメラを持って出かけよう。




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