「制約と誓約」から考えるセブンルール
冨樫義博先生のマンガ『HUNTER×HUNTER』に「制約と誓約」という概念があります。
それは「自ら制約(ルール)と誓約(覚悟)を課すことによって、持っている念能力の威力や精度を著しく上昇させることができる」というもの。
僕たちの住む現実世界でも、これと同じような原理原則が発動していると感じるわけです。
テレビで言えば「セブンルール」がこの「制約と誓約」を分かりやすく表現してくれています。
知り合いの方から「あなたのセブンルールは何?」と聴かれたのをきっかけに、あらためて言語化することにしました。
セブンルールの中にはまだ実践が伴っていないものもありますが、そうありたいという誓約も兼ねて書いてみます。
1.迷ったらやる。選択したら全力を尽くす
大きな決断には迷いが伴います。そんな時は基本「やる」。
データや情報をあたり冷静に考えたあと、ワクワクや情熱を持てるかで決断することにしています。
ただし以下が制約条件。該当しない場合は「やらない」こともあります。
・自分の経験や志向とシナジーがあるか
・家族に胸を張れるものか
・将来、社会のためになると思えるか
選択したあとは、それを正解にするために全力を尽くすことも忘れません。
2.限られたリソースは、大切な誰かのために使う
ノウハウ、経験、お金、時間、立場、人間関係、想い…
人生を重ねてくると、いろんなものがついてきます。そうして得たもの、授けてもらったものは、誰かのために使うことにしています。
ただし、誰にでも優しくすることはできません。
大切な人、大切にしたい人のために使う。これも大事な制約。
結果、その人は喜んでくれるし、自分も嬉しい。社会のためにもなるならば、誰かのために自分もリソースを使う甲斐があるってものです。
3.過去の自分に向けて、アウトプットする
アウトプットは、過去の自分に向けた手紙であるよう意識しています(このnoteも)。
「あのときこれを知っていたら…」
「あのときこれをやっていたら…」
という想いを、言語化・イメージ化して消化(昇華)する。
そうすると、巡り巡って同じことに悩む誰かのためになることがあります。
インプット自体を目的とはしません。
アウトプットのためにインプットするほうが、効果も高くなります。
4.人に「きく」人でいる
いつも人に「きく」人でありたいと思っています。
といっても、色んな「きく」があり、その状況に応じて使い分けるようにしています。
聴く:分からないことを聴くことから始める(インタビュアー)
訊く:人に問いかけて引き出す(コーチ、ファシリテーター)
利く:専門性や知識・経験を使い実行し、人の役に立つ(プロフェッショナル)
効く:結果を出すために人を巻き込む(リーダー)
5.自他の特性や資質を知り、志向を大切にする
「やるべきこと」は、生きているとたくさんあります。
「やりたいこと」は、意識していないとこぼれていきます。
「向いていること」は、実行してみないと分かりません。
だからこそ、自分や周囲の方の特性や資質を知り、志向を大切にするよう努めています。ビジネス思考法などでも、ご自身の考え方のクセを意識するようにお伝えしています。
事業づくりのワークショッププログラムを運営していても、いちばん最後に問うのはこれだけ。
「あなたは心からこれをやりたいですか?ワクワクしますか?」
6.支えてくれる人・家族への感謝を忘れない
自分がいろんなことに挑戦できるのは、それを支えてくれる人・家族がいるからです。
そうした人を思い浮かべ、感謝を忘れないこと。
ちなみに感謝の伝え方には、恩返しをするケースも、恩送りをするケースもあります。
モノであったり、コトバであったり、時間であったり。
大切なのは、その人に対して想いを馳せ、表現すること。
7.自分の名前に込められた意味を体現し続ける
親に最初に与えてもらったものは、名前。
人生において課された最大の制約条件でもあります。
この意味を考えてみると、僕の場合は以下のようになります。
・和:物事を調和させ、1つ上のステージに引上げる
・久:5年、10年の長期スパンで考え、実行し続ける
名前の意味を体現できるように行動し続けることが、自分がこの世に生を受けた役目だとしみじみ感じる日々です。
いかがでしょうか?あなた自身の制約と誓約をセブンルールという形で言語化してみると、あらたな発見があるかもしれません。
以上、お読みいただきありがとうございました!!
(以下、参考になったnote記事)
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