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#茨木のり子
「モノからココロへ」【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0172】
【短編小説】骨/リディア・デイヴィス ○
パリに暮らしていた男女(その当時は夫婦だったよう)が、ある晩、魚の骨がのどにひっかかってしまい、医師に抜いてもらうという、これもやはり短いストーリー。あったこと(もしかすると、筆者の実話かもしれない)を、淡々と綴っているのだが、何とも言えない味、魅力のにじむ作品だと思う。ありふれた小さな物語でも、読み手の心を動かせるのかもしれないと可能性を感じた。
【詩
早くわたしの心に橋を架けて【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0171】
【短編小説】秋のゴキブリ/リディア・デイヴィス ○
ゴキブリについて、数行程度の記述がくり返される。これは明らかに小説らしくない。物語ではなく、ゴキブリの感想、意見表明といったところだろうか。その中で、私が気になったのは、「彼はまるで厚みをもった影だ」という文。どうして人が、それほどゴキブリを気にするのかを、端的に表現している気がする。
【詩・俳句・短歌・歌詞】あほらしい唄/茨木のり子 ○
「あ
私たちは生涯で、何回さくらを見るのか【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0170】
【短編小説】夫を訪ねる/リディア・デイヴィス ○
離始の話し合いをする男女。そういう状態だからなのか、ちぐはぐなコシュニケーションを繰り返している。また女性は、独りになっても、周囲と上手く距離がとれずにいる。この何もかも失敗する感じは、身にしみてよく分かる。少しネガティブすぎるかもしれないが、生きるとはこんなものだよなとも思う。
【詩・俳句・短歌・歌詞】さくら/茨木のり子 ◎
題名を見て、さくら
「日本は北朝鮮より怖い」の真意【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0140】
【短編小説】しおかぜ/櫻木みわ ○
最初の読み始めは、ほとんど集中できず、文章も頭に入ってこなかった。だが、特定失踪者問題調査会のラジオ放送「しおかぜ」についての小説だと分かると、俄然、注意力が高まった。そして、失踪者の家族が語る「日本は北朝鮮より怖いんじゃないか」という発言を聞くに至り、無作為の日本が目の前に立ち現れてきて、急に恐ろしい気持ちになるのだった。
【詩・俳句・短歌・歌詞】幻の花/石
日本語は非論理的って本当だろうか?【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0139】
【短編小説】おとぎ輪廻/木下昌輝 △
昔話、おとぎ話の登場人物が、オールスター戦のように、この短編小説の中に数々現れては、一つの物語をつないでいる格好だ。ただ、読んで感じたのは、「だから何?」ということだ。自分たちの知っているキャうクターが現れ、特別な能力を示しただけでは、ストーリーは生まれないのではないか。かえって、物語構築の離しさに気づかされた感じだ。
【詩・俳句・短歌・歌詞】時代おくれ/茨
20年で人は大きく変わる【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0111】
【短編小説】if/伊坂幸太郎 ○
ifという題名と、AとBとに分けられていることから、AかBかと、2つのストーリーが並べられていると思った。しかし読んでみると、Aに似たBという20年後の物語であった。実験的な作品だとは思うが、自分自身としては、あまり好きにはなれなかった。20年という歳月は、人を大きく変えると思うからだ。
【詩・俳句・短歌・歌詞】水の星/茨木のり子 ○
水の星とは、特にひねりもな
いつかは分からないが人は必ず死ぬ【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0104】
【短編小説】不幸の種/個田光代 ◎
不幸の種に思える本をめぐる十年にわたる物語。ただ、出来事に対する解釈も人それぞれである。幸福も不幸も、やはり本人の心のありようでしかなく、例えば、離婚も不幸と一方的に決めつける必要はなく、本人にとっては幸福を感じるための決断かもしれないと改めて認識した。
【詩・俳句・短歌・歌詞】鄙ぶりの唄/茨木のり子 △
鄙ぶりとは、田舎めいていること。調べて初めて知ったこと