いつかは分からないが人は必ず死ぬ【ブラッドベリ1000日チャレンジ#0104】

レイ・ブラッドベリさんが、「クリエイティブになるには、三種の読書を1000日続けよ」と仰っていたということで、短い物語(短編小説)、詩・俳句・短歌・歌詞、論考と三種類のテキストを毎日読みます。そして、何を読んで何を感じたかを、備忘録的に記録しています。

【短編小説】不幸の種/個田光代 ◎
不幸の種に思える本をめぐる十年にわたる物語。ただ、出来事に対する解釈も人それぞれである。幸福も不幸も、やはり本人の心のありようでしかなく、例えば、離婚も不幸と一方的に決めつける必要はなく、本人にとっては幸福を感じるための決断かもしれないと改めて認識した。

【詩・俳句・短歌・歌詞】鄙ぶりの唄/茨木のり子 △
鄙ぶりとは、田舎めいていること。調べて初めて知ったこともあり、最初に読んだときは、詩の意味が全くわからなかった。ただ、改めて読んでも国有名詞も多く、ぼんやりとしかイメージできない。この詩で伝えようとしていることも、はっきりしないのが正直な感想である。

【論考】人生/池田晶子 ◎
人は必ず死ぬ。しかも、いつ死ぬかは分からない。その事実を直視したうえで、私はどう生きるのか。人生の不思議に向き合うのか、そうではないのか。自分自身は向き合ってと思っているが、日々の暮らしに埋没してしまうと、それもままならない。定期的にこうした言葉に触れ、思い出すしかないのだろうか。

このエントリーは、下記からの転載です。
https://kazuhiq.com/20230318/bradbury0104/

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?