「健康オタク」の変幻と進化。(食事情編)②
続く三十代での改革は、
これまた濃ゆい…人々との出会いから。
農業漁業を本当に愛して大切にしている人々や
それらをリスペクトしている人々と出会った。
と同時に、祖母が薬害に遭い、まるっきりの
別人に変わり果てたこともキッカケに…。
まずはここを話さないと進めないので
祖母と西洋医学に対してのことを。
一人暮らしを始めて実家を離れたある時、
帰省してみると祖母が歩けなくなっていた。
ひざをついて四つ脚動物のように、のそのそと
それでしか自力で移動できないのだ。
目もうつろで、言葉や記憶もあいまいに。
食も落ちて遠くを見つめてるし、
まさに抜け殻状態だった。
この数ヶ月でなにが???
祖母が大好きなわたしは
明らかにおかしいと、しばらくの通院付添いを
かわることになった。
十代で嫁いでから約半世紀、ずっとずっと
毎日農家仕事を祖父と共にこなしてきた、
小柄だけど筋肉リュウリュウ💪な祖母。
キレイ好きで仕事の早い人だった。
しゃがんでばかりの農作業によって
五十代にさしかかる頃だったか
腰は曲がり始め、もちろん痛みも出る。
何度か手術も繰り返して、コルセットを
巻きながら、、それでも庭や畑の草むしりを
欠かさず、いつも美しく整えていた。
そんな祖母がおかしくなっていったのは、
担当医師がかわった後。
病院に行けば「調子はどうだ?」と
当たり前に聞かれますね?それは当然。
祖母はもちろん
「あそこが痛い、ここが痛い」と言う。
医師は触診なども特にせず、
祖母の言葉のままに
「痛いと言われたから痛み止めを増やした」
まるでそう言われてるかのようだった。
そうして毎っ回、通院のたびに
薬が増やされていったのだった。
それが大きな、決定打。
なぜ、疑いを持たないのだろう?
教科書だけじゃなくて、大事なのは
眼の前の患者さんの状態では???
薬を増やすほど点数が高くなり、
収入も増えるから???
当然、素人考えですがね、
だって、たったの数ヶ月やそこらで
歩けなくなるって、、ある?!
ろれつも回らなくなって、記憶障害も出てさ。
検査しても重篤な病気なんかじゃないのにさ。
だけどわたしたちには知識がない。
病院の、国家資格を持った医師に対抗しよう
だなんて思えなかったし。(当時は)
ましてや勤勉で素直すぎる祖母なんて、
医師を疑うこと自体あり得ないのだ。
成すすべなし。て、絶望的だった。
そんなわたしたちにまたも転機が!
以前の担当医とばったり廊下で出会ったのだ。
「キセキ✨😭🙏」て、、、思ったよね。
もちろんその医師は即座に異変に気付き
また月に数回戻ることになったとのことで
ソッコー担当医を代わってもらえることに。
それからは一度に十数粒飲んでいた薬を
徐々に徐々に減らしていき、
あの時はなんだったんだ?!ていうくらいに
脚力も言葉や知能も回復した祖母。
いろんなものに、守られたなぁ〜と
今思い出しても涙が溢れる…
とまぁ、そんな経験を経たために、
西洋医学や薬への不信感が生まれてしまい
東洋医学や「自然療法」への興味関心が
湧いていったのでした。
もちろん、不信感はすべての西洋医学や
医師に対してではありません。
西洋医学にしか出来ないこともあるし、
心ある医師も絶対的にいらっしゃいます。
ナイチンゲールのような看護師さんとは
たくさん出会いました。
ただ、本当の健康へ導こうとしている医師とは
直接出会ったことが、ない。
健康を意識しているがゆえに
医師や病院と関わることがないので
致し方ありませんが…。
だいぶ長くなっちゃったのでまた続きます笑
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