自分にできること

3月11日からしばらくはテレビもラジオも新聞もネットも東日本大震災の事しかなかった。

1995年1月に阪神淡路大震災がおきた時、まだ息子たちが小さかった私は何にも出来なかった。あれから16年が過ぎた2011年、あの時の息子たちは成人を迎えていて自由に動くことが出来る。何かしなくちゃ!何かできることがあるはず!そんなことを毎日考えながら、駅前で募金活動をしている人の募金箱にお金を入れたり、買い物をしたお店に置いてある募金箱にお金を入れていた。

3月18日、男子プロゴルファのすし石垣プロから電話があって、笠岡でチャリティーコンペをしようと言う話になった。
3月23日と24日の二日間に開催予定だった男子ゴルフのオープン試合が東日本大震災で中止に!日程が空いたのでこの二日間を利用してチャリティーコンペを開催しようと提案されたのだ。この日からこの二日間の為に走り回った。

打ち合わせをするために岡山に行き(すし石垣プロは岡山市に住んでいる)どう進めて良いのか分からない私にアドバイスをしてもらう。と、同時にチャリティーコンペをするためのゴルフ場を探す。試合会場はJFE瀬戸内海ゴルフクラブだったけどすでに試合がキャンセルになった時点でこの二日間は休業にしててキャディさん達もお休みにしたので出来ないと言われ、笠岡カントリー俱楽部と岡山西ゴルフ倶楽部にお願いをする。

3月18日に決定したこと
3月23日と24日の二日間でチャリティーコンペを開催!

3月23日(水曜日)笠岡カントリー 9時10分スタートから 
   IN、OUT合わせて10組40名

3月24日(木曜日)岡山西ゴルフ倶楽部 9時50分スタートから
   IN、OUT合わせて10組40名

私とツアープロキャディの原田ちゃん、そしてすしプロの三人が中心になってチャリティーコンペに向けて進みだした。

プレー代は両日とも6500円(食事付き)。笠カンも岡西も破格の値段で利用を許可してくださった。
※他に参加費1000円(パーティー代含)が必要。
すし石垣プロと原田ちゃんの関係から次々とプロゴルファの方々からオークション用の品が届く。
私は、急なコンペに参加してくれる人を集めるために、ゴルフショップや練習場にチラシを届けるため走り回った。大変だったけど、みんな優しかった。きっと東北の為に何かしたいとみんな思っていたのだと思う。

この日から23日までのたった5日間、寝る時間もなく動き回った。
何が私を動かしていたのか今も分からない。あっという間に23日を迎えることになる。

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