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霞が関のこと(15年前ベース)

以下の話題について。こういう話題はたびたび出てきますが、最近は恵まれてるぞ、もっと削れ、というようなたたく雰囲気ではなく、ニュートラルに書く記事が増えてきているように思います。地方公務員も含め、現状がだんだん国民のみなさんにもわかってきているんでしょう。当該場所に結構前にいたことがあるので、その経験をもとにした記述です。最近のことはよくわかってないのですが、漏れ聞こえる話を踏まえるとそんなに楽になってないぞ、という状況みたいです。

仕事自体はやりがいあるし、同僚や出会う人は優秀な方が多いし、かなりの方にとってなってみて損はない職、だと思います(個人の意見)。お金にこだわらなければ。たぶん民間のほうがもうかる。


公務員のお給料の話

公務員の給与(俸給)は調べれば表になっているのでわかります。1年で3号俸ずつ標準であがって、何年かに一度特別昇給をもらって、在級年数を経過したあと試験を受けたりして昇格していく。昇格すると級が上がっていって、課長級でも格が高い課長以上になっていくと指定職という俸給になっていく。指定職は金額が固定なのでその職にいる限り一緒です。現状、総合職、旧1種でも指定職になるのは50過ぎですよね。

ノンキャリは中央ではほとんど指定職になれてませんでした。順調でも地方の幹部で定年になることが多いです。額面で定年時に年収800~1000くらいの方が多いのでは。そっからいろいろ引かれる。

この記事の給与水準はまあだいたいそうだよね、というところ。家族がいたり、勤務地で地域手当というものがあったり、超過勤務手当がちょっとついたり(全部はつかない。私の時代は年間360時間固定。1500時間くらいは働いていたと思うが・・。)。最近はもうちょっとついている、のでは?住居手当は27000円上限で、通勤手当は5万ちょっと/月くらいで半年定期で計算。

残業の実態はもっときついはず

最初に記事を書こうかと思った動機が、上記の記事。おそらく↑はほぼ嘘ではないかなと。正直に書く人が昔より少し増えた、だけで。夜11時半を超えて毎日働くと、この上限超えますよね。余裕で。12時回ったあと霞が関の官庁の明かりが10%しかついてないこと、絶対ないから。半分くらいついてる役所ありますよ。。。0時前後の終電に乗るために建物でて振り返るとほとんどついてるときあったし。こういうの、民間に伝播するのでやめられるならやめるべきなんです。

地方も部署によってはすんごい厳しいところあるはず。予算決算するところは季節労働ではあるがめっちゃ残業する時期あるでしょ?(事務職ベースです。消防警察教員とかはもっとシビアな感じがする。)

若い人もいるし、女性も増えています。

官公庁の激務でイメージするの、「つかれたおじさん」なのかもしれませんが、若い女性もかなりいるんですよ!家族もいるし、子育てもしてます。親の介護をしながら働いている人もいるのです。激務で結婚できなかったり子がいない方も結構いらっしゃるはず。過労死だってしてますし、病んでいる人もかなりいます。

帰らせてあげてよ、議員さん。法律や予算編成作業、事業の実施のための残業はしかたがないし、今年の震災のように緊急事態の時はみんながんばるんだけれども。それでも休養は必要なんだ。人間だもの。パフォーマンスでないよ。

人事院の指針でました。実効性をぜひ

ということで、上記の指針が出ました。外的要因が多い霞が関の残業。果たして実効性が上がるかどうか。国会が変わらないと、変わらないね。国会議員は選挙で当選しないとただの人(じゃない人ももちろんいるのですが)だから。

おまけ(政策提案?)

単年度会計主義を変えれば結構変わるんじゃないかなというのは思った。予算決算を2年に1回にするとか、4年に1回にする、その代わり補正予算を柔軟に組みましょう、みたいな。そうすると通常国会で予算の駆け引きを毎年しなくてもいいんで。衆議院参議院のずれは調整が必要ですけれど。

あとはオンラインで国会質問して、議事は自動でつくって、日常の議員からの資料要求やレクとかはグループウェアで共有する、主意書はそれに代える、みたいな。コロナ禍ではそうしたという話もあったし、今はもう結構やってるのかもしれませんな。。合理化できることはしてほしいぞ。資料提出と国民への公開は同時にしてもいいし、活動状況は分野別にするとよくわかるし。政策は国民にもっとわかりやすく見える化しよう。

地方議会は改革進んでるところあるみたいね。立法、行政が効率化すると全体に利益があるんで、グッドプラクティスを取り入れて、ぜひ頑張ってもらいたいです。今は情報いろいろとれる時代なので関心も持とう。

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