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八丈島に行ってきました!【 二日目 島の色編】

8/13 

 島は刺すような日差しだがカラッとしていて心地よい。島に到着したときは雲が多く、あまり海は青くなかった。

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霧ではなく雲の中。生まれて初めて雲の中を通った。急に涼しくなる。本当に前が見えなくなるので見てる分には楽しいが、運転している人にとってはたまったものではないだろう。窓を開けて手を伸ばしてみた。雲が掴むことはできないのはどうやら本当らしい。残念。

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雲を抜けると広がる八丈島の風景。
右を見ても左を見ても海に囲まれていた。やっぱり島だ。
海と空の境界が分かりにくい。少し霞んでいるみたいでハッキリとしない。海と空がくっついてしまったみたいだ。島の人は「わかるよー」と笑っていた。やっぱり私はよそ者だ。

アイスはおいしい(笑)

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空が青いと海も青くなるんだって。やっぱり空と海はくっついているみたい。さっきまで見下ろしていた場所が目の前にある。全然違った風景だ。ただただ綺麗。前を撮れば緑と海。後ろを撮れば雄大な自然。どこを切り取っても絵になってしまう。何で綺麗なんだろう。何で撮りたくなるんだろう。だれかに見せたいから?手元に残しておきたいから?それでも写真を撮る。

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太陽が丸いまま沈んでいく。海に落ちていく。辺りをオレンジに染めて。結構なスピードで見えなくなっていく。太陽っていつもこのスピードで動いてるのにその速さに気づくのはいつも夕暮れの時。時間は進む。一定の速さで。

太陽が沈みきった。空の表情はがらりと変わる。オレンジから暗い青に。いずれは黒に。この空の色は結構好きだ。さっきの写真からこの写真まで30分。30分でこんなにも違ったものになる。
八丈島、おそらくほとんどの場所から海が見えると思う。遮蔽物がない所だとこんなにも綺麗な景色が見えてしまう。毎日違った顔を見るんだろうなぁ。
「暮らす」ってこういうことなのかな。

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大賀郷(おおかごう)地区と樫立(かしたて)地区、この2ヶ所の盆踊りにこの島にいる間参加します。盆踊りなんて今までまともに参加したことないけど。
太鼓を叩き踊る。ここで太鼓を披露します。(実は私は太鼓経験者)

赤い提灯が夜風に揺れる。その夜風は太鼓の音色をやさしく運ぶ。老いも若いも皆出て踊る。お盆のシーズンです。

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真っ黒な写真。星空が夜空一面に。無理だと分かりつつ撮ってみた。やっぱりダメだった。この写真を撮ったのは空にちらりとオリオン座があったから。夏だと思っていたけど季節はちゃんと進んでいるんだなぁ。たくさんの星。こんなにも星ってあったんだ。今まで見ていた黒い部分にも星はあったんだ。知っていたけど知らなかった。忘れてしまっているのかも。
この星空を見て綺麗と思う。綺麗と思うのは今まで見てなかったからなのかもしれない。ずっとこの空を見てきた人たちは同じように綺麗と思うのだろうか?いつからだろう。綺麗と思うようになったのは。いつから忘れてしまったのだろうか。思い出せない。

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