<読書>逆ソクラテス
・逆ソクラテス 著者:伊坂 幸太郎
逆ソクラテスは短編集で、各短編の主人公は、小学校高学年の少年たちです。
小学校時代の出来事、そして、その少年たちが大人になってどのように過ごしているかが、描かれています。
小学校が舞台で、少年たちがちょっとした出来事に遭遇して、その出来事を解決していきます。その過程で、少年たちに関わってアドバイスする大人たちがいるのですが、その大人たちがちょっと素敵です。
素敵な大人たちは、みな一般人で、決して有名人でも、地位のある人でもありません。
担任の先生とか、友達の親とか、身近な大人たちです。
身近な大人たちから色々な影響を受けて、自分も大人になったのだな、と小学生だった頃を思い出しながら読みました。
ずるいことをしないとか、威張らないとか、人を許して受け入れるとか、大切なことをさりげなく示してくれる大人が身近にいるということは、子どもにとって本当に良いことです。
大人になって社会に出ると、世の中の問題は簡単には解決しないということに気づきます。
でも、人として大切なことはずっと変わらなくて、子どもだった頃も大人になってからも同じだと、個人的に思っています。
人として大切なことを見失わないで生きていきたいと感じました。
*
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
私K.Kからのごあいさつです↓↓↓
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?