今日は午前中だけ駐車場の車を誘導していました。 雨がふるなかでも、満車になるくらい 大勢のお客様にご来館いただきました。 ありがとうございました。 「傘をたくさん持っているから、1本つかいますか?」と お声がけくださったお客様。ありがとうございました。 とても心が軽くなる想いでした。 ビバリウムにカブトムシがくっついてました。 オオムラサキのエサに寄ってきたのかもしれません。
現在、生態観察施設では たくさんのオオムラサキが飛びまわっています。 オオムラサキは、小柄で翅が青紫色のオスが早期に羽化し 1週間ほど遅れて、大柄で茶紫色のメスが出現します。 このため、オスは先に寿命を迎え、メスが最後に残ります。 毎年の傾向としては、7月上旬あたりはオスが優勢で、 7月中旬以降になると次第にメスが優勢となり、 シーズン終盤(8月上旬くらい)にはオスはいなくなります。 7月の中盤に差し掛かった現在、生態観察施設内のオオムラサキは オスとメスが五分五分といっ
当館で2019年から飼育しているオウサマゲンゴロウモドキ。 これまで何とか累代飼育に成功し、繋いできましたが 今年は卵から幼虫が孵化しませんでした。失敗です。 いろいろ思い当たる原因があり、反省しきりです。 「今年は幼虫を見ることなく終わりそうだなぁ」 などと思いながら肩を落としていた矢先、 共同で飼育に取り組んでいる石川県ふれあい昆虫館さんのご厚意で 1令幼虫 数匹を譲っていただけることになりました。 ありがとうございました。 1令幼虫が特に死にやすいことは経験済みなの
むかしからあった、お客さんからの要望のひとつとして 「売店にオオムラサキのグッズが少ない」 というものがあり、どうしてあげようかなーっと思っていました。 つくっても売れなければ仕方ないし、 でもどんなものが売れるのか分からない。 いろいろ考えた末 「自分がほしいものをつくろう」という結論に至り・・・ 私はよくフィールドに出かけてムシを観察するひとだから そのお供になるようなグッズがほしい。 というわけで、オオムラサキがあしらわれた 野帳を販売することにしました。 野帳
オオムラサキセンターが監修を務めた『むーちゃんソフビ』が、DIGさまから発売されました。センター売店では、先行して暗闇で光る「蓄光バージョン」を販売しておりましたが、本日、ホンモノに近い彩色を施した「彩色バージョン」も入荷し、5月3日から販売を開始しました。 彩色バージョンは当初、6月からの発売予定で、ゴールデンウィークには間に合わないと言われていました。しかし私が打ち合わせで「ゴールデンウィークに間に合わないかなぁ~間に合うといいんですけどね~」とボソボソ言っていたら、D
ご無沙汰してます。 ゴールデンウィークが近づいてきました。 イベントや展示の準備で慌ただしい毎日が続いています。 4月27日からのゴールデンウィークは、2つの企画展を計画しています。 ひとつは毎年恒例の「世界のカブト・クワガタ展」。会期はゴールデンウィーク限りとなっていますが、生体が生きている限り大型連休が終わったあとも展示を継続する予定です。ちびっこ憧れのあんなやつやこんなやつが登場します。ケージのなかでカブトクワガタと触れ合える「ふれあいの森」も登場する予定です。ぜひ
昨日、企業のHPに携わっている専門の先生をお招きして、勉強会が開催されました。 現状、オオムラサキセンターのHPはPCで見るように設計されています。私はPC派ですが、いまやウェブサイトはスマホをはじめとした携帯端末で見ている方が大半のようです。 講習会では、HPのスマホ対応を含めたHPの課題と改善策、ITを活用した情報発信の方策などについてアドバイスをいただきました。今後の運営に活かしていきたいと思います。 HPがこれからどうなるという話は(いろいろなところと調整が必要
オンラインの学術誌「ニッチェライフ」に、私が関わった報文2報が掲載されました。オープンアクセスですので、ぜひごらんください。 ・長野県におけるマダラコガシラミズムシの追加記録 (内田大貴・岩田泰幸・冨樫和孝) 長野県では長野市と松本市からの記録しかなかったマダラコガシラミズムシについて、新たに千曲市と富士見町から採集されたことを報告しました。また、すでに既知記録が存在する松本市での写真記録についても、県内における生息環境の把握に寄与する情報として公表しました。 Niche0
オオムラサキセンターでは、12~3月の期間限定で「羽化るお守り」を販売しています。チョウがサナギから成虫になる「羽化」と、合格の「受かる」をかけた限定グッズです。 お守りはスタッフの手作りで、オオムラサキのシーズン(夏)にあらかじめ回収しておいたサナギの抜け殻ををコルク瓶(と、お守り袋)に封入しています。 オオムラサキの幼虫は、サナギになる前に葉っぱの裏に糸を張って台座をつくり、そこからぶら下がるような体勢でサナギになります。サナギのおしりは顕微鏡で拡大するとマジックテー
今年もガマ爆発の季節がやってきました。 みつけると揉まずにはいられません。 来園したちびっこの前で爆発させたら、よろこんでました。 動画はこちら https://twitter.com/i/status/1727648815061324076 ガマの穂が熟してモコモコするようになるのは11月くらいからです。 ほおっておくと自然に爆発してワタ(種)を飛ばしてしまうので タイミングを図って揉んでみるとよいでしょう。 ところで、ガマの穂はある食べものと深いつながりがあります。
美しいタマムシの色彩は色素ではなく、表面の微細な構造により発色している(=構造色)ので、時間が経過しても色褪せることがありません。この性質から、タマムシの翅は玉虫厨子をはじめ、文化財の装飾として用いられました。 東京農大さんがタマムシの構造色を応用したスプーンを販売していると聞いて、購入しました。染料・塗料をつかうことなく、光の干渉という現象によって発色しているそうです。とてもキレイです。よい買い物をしました。 昆虫の構造色を工業製品に応用しようという動きは、さいきん活発
今日はサッカーJ2の最終節。甲府 対 山形でした。 私は山梨在住の山形出身なので、大きな関心ごとでした。 うずうずしながら帰宅後に試合結果をみると・・・? 後半ロスタイムの決勝弾により山形が勝利したそうです。 リーグ順位は7位→5位に上がり、PO進出を勝ち取りました。 おめでとうございます。さすがはプレーオフの鬼。 今年こそ昇格を成し遂げていただきたい。 甲府は残念でしたが、来年こそは。 そして、いつかJ1で甲府 対 山形を見たいなぁ。 以上、今回は虫のはなしはありません
オオムラサキセンターのイベントは多彩で 時期とタイミングにもよりますが、楽しい体験ができます。 今日は、化石割り体験をやってくれた女の子がクモの化石をみつけました。 30万年前のクモです。これは素晴らしい。 これまで昆虫や魚が出てきたことがありますが、クモは初めてです。 化石割り体験で見つかる化石は枯れ葉が多く、 「落ち葉しか出ないんすか」と言われてしまうこともありました。 いや、落ち葉でもスゴイですけれども。 ほら。ちゃんと出るんですよ。へへへ・・・。 このイベントで
10月からカマキリ展が始まりました。 頑張ってパネルなど作りましたが、最近ちょっとバタバタしていて 手直しが必要なところや、足りないところがいっぱいあります。 ハナカマキリやカレハカマキリなどが展示されています 生体の展示はこれから増える予定です。 ぜひ見に来てください。 仕事やプライベートで心配事がたくさん出てきて しかし解決策が見いだせず、休みの日も悩んでいます。 何も考えずにぼーっとする時間が欲しいものです。
生態観察施設内のオオムラサキですが、チョウのシーズンが終わりを迎えつつあります。成虫は、メスがごく僅かにみられるのみとなりました。 エノキの葉をみると、次の世代の幼虫を観察することができます。 しかし、まだ1センチないほどの大きさなので、なかなか見つけにくいかもしれません。 私は、お客さんに幼虫の探し方を教えるときに、エノキの葉を下から見てもらうようにしています。 そうすると、小さな幼虫でも影が透けてみえるので、みつけやすくなります。
タマムシの一種、ウバタマムシです。いわゆる「タマムシ色」をしていないタマムシですが、金銅色に金粉をまぶしたような色合いがとても美しい種類 です。 成虫は6月~8月にかけて、おもにマツ林でみられます。マツ材の衰弱木や枯死木に産卵し、幼虫はその材を食べて成長します。 その道の人に聞けば、ウバタマムシは珍しい虫ではないらしいのですが、私は水生昆虫を専門に探してきたので、この虫が生息するマツ林に出かけることはほとんどなく、出会う機会もありませんでした。 今日、観察したマツ林は、