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うばたまむし

タマムシの一種、ウバタマムシです。いわゆる「タマムシ色」をしていないタマムシですが、金銅色に金粉をまぶしたような色合いがとても美しい種類 です。

成虫は6月~8月にかけて、おもにマツ林でみられます。マツ材の衰弱木や枯死木に産卵し、幼虫はその材を食べて成長します。

その道の人に聞けば、ウバタマムシは珍しい虫ではないらしいのですが、私は水生昆虫を専門に探してきたので、この虫が生息するマツ林に出かけることはほとんどなく、出会う機会もありませんでした。

今日、観察したマツ林は、切り株を見ればウバタマムシ、倒木をみればウバタマムシ、そらを見れば飛んでいるウバタマムシと、ウバタマムシ天国のような場所でした。やっぱり、いるところにはいるんだなぁと思いました。