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湿地帯のソーセージ

今年もガマ爆発の季節がやってきました。
みつけると揉まずにはいられません。
来園したちびっこの前で爆発させたら、よろこんでました。

動画はこちら
https://twitter.com/i/status/1727648815061324076

ガマの穂が熟してモコモコするようになるのは11月くらいからです。
ほおっておくと自然に爆発してワタ(種)を飛ばしてしまうので
タイミングを図って揉んでみるとよいでしょう。

ところで、ガマの穂はある食べものと深いつながりがあります。蒲鉾です。蒲鉾は今でこそ板にすり身を盛り上げて作られる板蒲鉾が主流ですが、最初期は竹に魚のすり身を巻き付けて焼いてつくられていました。そのかたちがガマの穂に似ていたことから、いつしか「蒲の鉾」→「蒲鉾(かまぼこ)」とよばれるようになったそうです。なお、後に板蒲鉾(いたかまぼこ)が登場したことで、従来のものは竹輪蒲鉾(ちくわかまぼこ)として区別され、これを省略して竹輪(ちくわ)と呼ばれるようになりました。

このほか、ブツ切りの魚を串焼きにした初期の「蒲焼」に形状が似ていることから、その語源となったともいわれています(こっちは諸説あり)。

ガマの穂は見る人が食べものを連想するといわれていますが、その傾向は昔の人にもあったようです。