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オオムラサキ、飛んでます

現在、生態観察施設では
たくさんのオオムラサキが飛びまわっています。

オオムラサキは、小柄で翅が青紫色のオスが早期に羽化し
1週間ほど遅れて、大柄で茶紫色のメスが出現します。
このため、オスは先に寿命を迎え、メスが最後に残ります。
毎年の傾向としては、7月上旬あたりはオスが優勢で、
7月中旬以降になると次第にメスが優勢となり、
シーズン終盤(8月上旬くらい)にはオスはいなくなります。

7月の中盤に差し掛かった現在、生態観察施設内のオオムラサキは
オスとメスが五分五分といったところです。

ただし、メスは餌を吸汁する際に翅をひろげていることが多いので
お客さまからは「メスしかいない」と言われることがあります。
オスはなかなか翅をひろげてくれませんので、
カメラを構えつつ、辛抱強く待つのがよいでしょう。

また、オオムラサキは雨のとき、葉っぱの裏で翅を閉じて休みます。
生態観察施設は網張りの施設なので、天候の影響を受けます。
ご来館の際はあらかじめ天気の情報をご確認くださいませ。