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忘備録(122)『アリラン物語 2nd』第17話


忘備録(121)からの続きです。

◆この記事の内容:

韓国エステ店「アリラン」を閉める。

(注意)内容は18歳以上向けです。

書いてあることはすべてノンフィクションです。

韓国エステ店「アリラン」終了

韓国人と中国人のハーフであるこの店のママさんは、とにかく行動が早い。非常に早すぎる。普通の人ではついていけない。行動してから考えるタイプ。
なんと!この店を突然、やめました。店自体をママさんの友達に売却してしまいました。
noteでこの「アリラン物語」を連載している僕の身にもなって欲しい。と言っても、このノンフィクションのアリラン物語を書いていることは、ママさんには一切、話していない。

元々、アリラン物語(1話)は、下記をご参照ください👇


リセット願望

今の現状から抜け出したい!今の会社を辞めて新しいビジネスをしたい!など、僕にはママさんの気持ちがよく理解できる。今やっていることをスパッとやめないと、新しいこと、そして、新しい出会いもないからね。リセット願望かな。ただ、サラリーマンにはそれが簡単にはできないところが辛い。だから、ママさんが突然、店を辞めるって決めるところが羨ましくも感じる。
ただ、ママさんとの長い付き合いの中で、また再び、この店を買い戻すのではないか?いや、おそらく、近いうちにそうなるだろう。

ママさんとのやり取り

久しぶりにこの店に立ち寄った。

ママ「店、売ったよ。だから、ネットの広告、全部消してね。」
*この店のYouTube動画の広告は、僕がやっている。
僕「えっ!どういうこと?いつ売ったの?」
ママ「今日よ。もう、お金払ったよ。」
僕「いくらで売ったの?」
ママ「300(万円)。」
僕「300って安くないか?確か、この店にもう500ほどつっこんでるよね?」


ママ「いいねん、はやくやめたいから。」
僕「やめてからどうするん?」
ママ「とりあえず、中国へ帰る。久しぶりに友達とか姉妹に会いたいし。」
僕「いつ帰るん?」
ママ「来週。」
僕「チケット、もう取ったん?」
ママ「うん。」


僕「早いな。ところで、店、誰に売ったん?」
ママ「M子。」
僕「M子か。。。」
ママ「あんた、M子、知ってるやろ?ここでスタッフとして働いてたの、お覚えてるよね?」


僕「あぁ、知ってるよ。頭の賢い子だったね。でも、俺、ちょっと苦手かな。。」
ママ「私の友達やねんから、この店、サポートしてあげてよね。」
僕「う~ん。まあ、ね。」
ママ「なんか欲しいものある?このTV、持って帰ってもいいよ。」
僕「M子、いいって言うたん?」
ママ「この店、改装するから、中のものは全部、捨てるって。」
僕「へぇ~。TV欲しいけど、この大型の液晶TVは、俺の狭い家には置くことができない。」



ママ「冷蔵庫は?」
僕「要らんて。置かれへん。」
ママ「このカバンあげよか?」
僕「これ、シャネルやん。新品や。あっ、でもこれ偽物や。鶴橋で買ったんやろ?」


ママ「そうや、女の友達にあげたらいいやん。」
僕「要らんて。」


ママ「これは?エルメスの男性用のカバン。」
僕「これいいやん!現行のカバンや。まさか本物と違うやろうけど、使える。」
ママ「じゃ、ものを運ぶの手伝って。」
僕「わかった。カバン、くれたから手伝うよ。」




ママ「捨てるゴミをまとめて。」
僕「ベッドと洗濯機、どうするん?」
ママ「M子にあげる。」
僕「ゴミ以外はどうするん?小物だけでもけっこうあるで。」
ママ「大丈夫、友達にお願いしてるから、トラックでもうすぐ来るわ。」
僕「友達って、Cさんやろ?すごいなCさんを舎弟のように使うのはママだけや。」


ママ「ところで。。。」

K子のこと

僕「何?」
ママ「K子は今どうしてるの?あんた、面倒みてるんやろ?」
僕「誰から聞いたん?」
ママ「誰でもいいやん。今、この店に電話で呼んでよ。」
僕「今?ここに?(実は今、俺の家に居る。)」
ママ「そうよ。女の子から見たら、欲しいもの、あるはず。アクセサリーとかあげたいし。。もちろん、手伝ってくれたら、アルバイト代出すし。」
僕「え~、ここに呼ぶの。。」
このエルメスのカバン貰って、すぐ家に帰って、K子と食事に行こうと考えていた。。
ママ「いいから、早く!あんた、あの子、まだ20歳前半やろ。娘にでするの?まさか、彼女に??」



僕「いや、それはないよ。仕事を手伝ってもらってるだけや。」ママ「じゃ、呼んで。今、K子、どこに居るの?」僕「わかった、呼ぶよ。でも、あの子、いつも忙しいからなぁ、電話に出るかなぁ。。(お願い、出ないでくれ。。)」

K子については「第10話」をご参照ください👇

K子は、とても賢い頭の持ち主ですが、すこし情緒不安定なところがあります。この子とは後日、警察沙汰になり、大阪府警から僕の携帯へ📞がかかってきます。その事件も、いつか、noteで書きます。


つづく。。。。