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未知なるものとの共存 映画「トイ・ストーリー」

バズという未知数のものと、ウッディという今まで存在していたものが和解し、親友となる。

世界初のフルCG長編アニメーション作品だからこそ、学びが詰まった傑作です。

どうも、かずとさんです。

7月1日よりディズニーランド・ディズニーシー再開ということで、記念して今回はディズニー作品のご紹介をいたします。

私が1番好きなディズニー作品「トイ・ストーリー」です!!

なぜなら、毎回メッセージ性は違えど、心に刺さるものばかりだからです。

今回紹介する1は世界初フルCG長編アニメーションとして誕生しました。

1995年に未知なるものとして生まれ、今や当たり前となったフルCG長編アニメーションの核となる存在です。

クリエイターたちが未知なるフルCGアニメーションへ挑戦していってくれたおかげで傑作が生まれました。

そしてアカデミー賞・特別賞も受賞いたしました!

この作品自体が新しいものとして生まれたからこそ、ストーリーのメッセージも伝わると思います!

シリーズごとに伝えたいメッセージが違いますが、私なりに解釈している記念すべき1作目は

「友情」そして「未知なるものとの共存」

だと思っております。

今のこの時代だからこそ、改めて見ると学ぶことが多く、オススメです。

まだ未見の方もいるかもしれませんので、簡単にあらすじをご覧ください。

・あらすじ

おもちゃ達に命が宿っている世界のお話です。

アンディという少年の誕生日パーティが開かれた。

アンディのおもちゃたちは毎年誕生日の度に新しいおもちゃが自分の代わりになって捨てられてしまうのではないかとハラハラしていた。

アンディの1番のお気に入りでありおもちゃのリーダー、西部劇の保安官がモチーフの主人公ウッディはみんなを落ち着かせるために軍隊のおもちゃに偵察の任務を遂行させた。

誕生日プレゼントはことごとくおもちゃではない物で、みんなは安心していた。

しかし、最後の一つがまさかの今大人気のスペースレンジャーの「バズライト・イヤー

バズは一気にアンディのお気に入りとなる。

ウッディはアンディが自分よりもバズのことを気に入ってしまう事実を受け入れられず、さらにバズに対して嫉妬してしまう。

自分の思い通りにならないウッディは、バズにあることを仕掛けてしまう、、、

・製作陣

制作スタジオ:ピクサー

監督:ジョン・ラセター

製作総指揮:エドウィン・キャットマル スティーブ・ジョブズ

脚本:ジョス・ウィードン アンドリュー・スタントン 他


・おすすめポイント

「未知なるものとの共存をするためには、まずは相手を知り、そして自分が変わること」

冒険の道中に、バズが自分がスペースレンジャーではなく、ただのおもちゃだと知り絶望します。

生きる気力を無くしたバズを、ウッディは全力で励まし友情が芽生えていきます。

最後はお互いに助け合いながら無事にアンディの元へ戻ることができました。

ウッディはバズのことが嫌いでしたが、バズの考え方・バズの絶望を知ることで自分自身の考え方も変えていきます。

ウッディは未知なるバズに対し拒絶反応を示していました。

アンディのお気に入りという自分と同じポジションのバズと交わることを拒否したのです。

周りのおもちゃたちはポジションが違うため、すんなりと受け入れて仲良くなり、ウッディとは逆に仲がこじれていきます。

でもこれってとても自然な反応だと思いませんか??

誰だって自分のポジションを脅かすものを素直に受け入れるなんて簡単にはできません。

自分が「必要」ではなくなってしまうかもしれないから。

ウッディは嫉妬に狂ってバズを突き落としてしまいます。

まあ不意な事故と言え、やりすぎでしたが、気持ちには共感しました。

では、ウッディはどうやってバズを受け入れて行ったのか?

それは、「バズのことをとことん知っていった」

私たちも同じだと思いますが、わからないものって怖いですよね?

しかし、知ってしまえばたいしたことないやと思うことは多いと思います。

ウッディはバズと二人でアンディの部屋へ戻る冒険の道中に、バズのことを理解していきます。

それにバズがスペースレンジャーではなく、自分はただのおもちゃだと知り絶望する姿も見てしまいます。

ウッディは自分のポジションを奪おうとしているおもちゃとしてではなく、一人のおもちゃとしてバズと向き合った結果、受け入れることができました。

一人のバズとして受け入れ心を開いたウッディは、バズと協力してアンディの元へ戻ることができました。


一人では決して成し遂げなれませんでしたが、バズと協力したからこそ成し遂げられました。


これって人生でも同じだと思いませんか?

やはり、未知なるものの登場は理解できない間は恐怖です。

しかし、理解して新たなフィルターを通して見ることができれば共存することはできることが多いと思います。

無理なものも中にはあるかとは思いますが。

そして、新しいものやことを取り入れて挑戦をしていけば、無理だと思われたことも達成できる!

ウッディは見事にこれをやり遂げたのだと思います。

様々な常識や考え方、働き方等私たちを取り巻く環境の変化は刻々と変わっていっております。

その度に未知なるものへ恐怖を感じることは多いかと思います。

しかし、ウッディのようにきちんと理解して考えていけば、自分の中に取り込めて新しいことへと発展すると思います!

今の段階で未知なるものへの恐怖感を持っている方もいるかもしれません。

未知なるものを理解しようとすることは勇気が必要かと思います。

しかし、理解できて取り込めた時に思いがけないことへ発展するかもしれません!

怖いかもしれませんが、ウッディのように理解しようとしてみてください!

新たな発見があるかもしれません。

トイ・ストーリーはわずか95分ですが、

友情だけでなく、一歩踏み出す勇気や学びをたくさん与えてくれる傑作です!

是非今一度鑑賞して頂き、様々な目線で映画を楽しんでいただけたら嬉しいです!

よりトイストーリーを楽しむためにPIXERの成り立ちなども知ると、より面白く見れるかもしれませんよ!

ディズニーも再開したことだし、みんなで素敵な世界を楽しみましょう!




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