見出し画像

名著「7つの習慣」から考える、パラダイムシフトの力

皆さんこんにちは!
ベンチャー人事のかわうそです。

私は創業17期目を迎えたとあるベンチャー(?)企業で人事として働いています。
売上自体は右肩上がり、組織規模も大きくなってきました。

非常に有難い話ではありますが、このような組織成長を促す上で、我々が大切にしている考えがあります。

それは、「人としての成長」です。

企業活動における売上、個人に焦点を当てた時の成果、それを勝ち取るためのビジネススキル、これらは全て、「人として成長する」からこそ得られるものであると考えています。

弊社では、人としての成長を促す仕組みの一貫として、「7つの習慣」の理解・体現を実施しています。

そこで、ここでは本書の一番最初の項目である「パラダイム」について簡単に説明してみようと思います!



パラダイムとは?

「パラダイム」というワード、皆さんは耳にしたことがあるでしょうか?
7つの習慣がちょっとしたブームになっている事もあり、聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。

パラダイム = ”モノの見方、捉え方”

パラダイムとは、これまでの自身の経験やそこから生まれた価値観、言い換えると自分の中に存在する価値判断基準と言えます。

当然、誰しもが異なる人生を歩み、多様な人々に囲まれて生きてきたはずなので、人それぞれ違った考え方や価値基準が存在します。

そして、それに基づき様々な意思決定をしています。

それぞれが幸せと感じる意思決定をする為には、自身の物差しでしっかり人生と向き合う必要があるので、パラダイムの存在そのものは否定するつもりはありません。

しかし、それによって人生が悪い方向に進んでしまっている場合も少なくないのです。


パラダイムは時として成長を妨げる

先述の通り、人それぞれが異なる価値基準を持ち、それによって意識決定している事自体は問題ではありません。

しかし、次のような場合はどうでしょうか。

例)
電車に一人の男性と、それに連れられて一人の子どもが乗ってきました。
子どもは非常に元気(うるさい)で、周囲のお客様にも迷惑をかける始末。
しかし、子どもの親とみられる男性は一向に注意する気配がなく、むしろ無気力にさえ見えます。
私はついに耐えかねて注意をすると、
「ご迷惑をおかけして申し訳ありません。実はさっき奥さんが倒れたんです。子どもはそれを見ていて、どうすればいいのかわからないんです。」

さて、ここで起こっているパラダイムとはどういうものでしょうか。

途中までは、
「なんでこの人は自分の子どもを注意しないのか。親としても責任は取らないのか?」
と思った方もいるのではないでしょうか。

しかし、男性が抱えている問題やバックグラウンドを認知した瞬間、同情・共感した方は多いはずです。

つまり、相手には相手が抱える事象や課題があり、それに対して自分が思う価値基準だけで判断する事はできないのです。

この現象は日常において、かなり多く散見されます。

仕事や家事、育児、友人関係、振り返ってみると思い当たる節は多いのではないでしょうか。


パラダイムシフト

前項でお話した通り、全ての事象に対して、自分の価値基準で判断する事は出来ず、むしろそれにより何かを失う危険性すらあります。

パラダイムに縛られると、「被害者意識」が強くなり、
「自分は頑張っているのに」「なんでわかってくれないのか」
という意識が強くなります。

全て自身に非があるという訳ではありませんが、人間関係において双方が「パラダイム」に縛られていたら、もはや無意味な議論しか展開されません。

少なからず、あなた自身が「パラダイム」に縛られず、見方を変えていく意識を持っておく事が重要であり、
見方が変わった瞬間を「パラダイムシフト」と呼びます。


インサイド・アウト

当然ですが、「パラダイムを変革させる」というのは、あくまでも自身のパラダイムです。

目の前の相手のパラダイムを変革させる、というのは非常に難易度が高く、これは結果として自身のパラダイムを押し付けているだけ、つまりパラダイムはシフトしていない事になります。

重要な事は、「インサイド・アウト」の考えです。
まずは自分を変える、という考えです。

やりがいのある・責任感のある仕事を任せてほしいなら、まずは自分を変える。
奥さんに理解してほしいなら、まずは自分が奥さんを理解する。
子どもに人間関係の重要性を教えたいなら、まずは自分が子どもを理解する。

色々なシチュエーションが創造できますが、まずは自身のパラダイムに捉われず、自らを変えていかなければいけません。


7つの習慣

ここまで「パラダイム」について説明してきました。
ですが、ここで一つの疑問が生まれます。

「じゃあ、どうやって自分を変えていくの?」

方法論については一切述べておりません。
そしてこれこそが「7つの習慣」に記載されている形になります。

順を追って記事にしていきたいと思いますが、
本日は「パラダイム」の説明で以上にします。

微力ながら、読者の方の力になれていたら嬉しいです。
よろしければ他記事も読んでみてくださいね!

では、こちらで失礼します!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?