「成長」とポテンシャル(時々思うことNo.20)
ふと、2つの疑問が浮かんだ。
1.できる子がより難解なことができること
できない子が一般的なことができること
1の疑問 感動しやすい、人から称賛を得られやすい、成長したと感じるのは?
「できる子」とは勉強やスポーツをはじめ、得意なものがある子。
2.人は勉強よりスポーツの方が感動しやすい
2の疑問 心が動くのはスポーツ。これはなぜかなのか?
気になり出したら頭から離れないHSPさんの
目の前に2つのハテナブロックが出てきた。
この2つの疑問を解消するために、『認知バイアス事典』という本を元に、分析する。
ヤンチャな子が捨て猫の面倒を見ると、そのギャップに好感を得やすい
ゲインロス効果 人の感情は変化する量が大きいほど、より強く印象に残る
「ギャップ」。人のイメージと実際の差のこと。例えば、イケメンだけど、運動は苦手。真面目そうに見えて、好きな音楽はパンクロックなど見た目と中身のギャップ。
学校でヤンチャな子が帰り際に捨て猫の世話をしている様子を見て、
学校でのヤンチャな姿というマイナスの印象から
困っている動物に手を差し伸べるという優しい振る舞いをするプラスの印象に変わる。
このギャップに人の感情が揺さぶられ、強く印象に残る。好意を持たれる。
その人の印象、自身の性格、特技などの構成要素をまとめて、らしさが出来上がる。
このように、
成長とは、マイナスの印象、「できないこと」が「できる」ようになる。
このマイナスからプラスへの変化 、ステップアップすること。
一方、
「できる」子がより高度なことをするとき、無意識で理想を高く設定しがち。目標を達成したとしても、ほんの少しの変化 (プラスからプラスへの変化) として見られて、成長したという印象が薄い。
身近な例でいうと、体の成長である身長。
自分の思っている高さより、実際の高さが高ければ成長したと感じ、
低ければ軽く落ち込むようなもの。
というのではないかと私は考えます。
チアリーダー効果
1人でいるよりも集団にいるときの方が、人は魅力的に見える現象
スポーツをはじめ、集団で何かをしている人が魅力的に見えるのは
この現象があると考える。
個人戦より団体戦の方がまぶしく見える。1人より大勢。チームで優勝を目指す姿を見ると、なんだかかっこよく見える。
勉強は基本的に個人戦。
勉強で成果を上げても、個人の能力・努力で勝ち取った成果と見られるため、スポットライトは個人。
「嫉む(そねむ) 自分と他人を比べ、他人の優れた部分を羨み、憎く思われる」ことがある。どちらかというと、ネガティブな印象が大きい。
団体で行なうスポーツ 例えば、バスケットボール。個人ではなくチームにスポットライトが当たり、結果の良し悪しではなく、もっとディフェンスを固める、オフェンスがもっと前に進んでシュートを入れれば良かったなど、改善点や反省点など フィードバックへと変わる。
Aさん 仮名。Aさんはあまり勉強ができないけれど、バスケの試合ではバリバリ活躍している姿 スポットライトが当たることで、カッコよく見える。
Bさん 仮名。テストでは5教科の平均は90点代。スポーツは5段階評価で3。スポーツはAさんと比べると、Aさんの方が上手い。部活動には所属しておらず、大きな活躍をしている様子はない。最近、好きな英語の資格に向けて日々勉強中。
Aさんの方がギャップが大きい。
また、Aさんは部活に勉強にたくさんの経験がある多面的。
Bさんは高い目標を掲げて地道に努力する様子からギャップが小さい。
また、Bさんは勉強一筋という一つの道を極めている。
結論
この差が大きいほど、差を埋める努力をした結果、周りから成長したと言われる。集団の中で活躍する様子が印象に残り、感動されやすいと考える。
最後に
本日も読んでいただき、ありがとうございました。
何気ない日常から、ふと考え始める。まるで、哲学者。
できる・できないの良し悪しが今回のテーマではない。
「成長」とはどういうことなのか?を科学的に考察してみた。
どうやって言語化したらいいか?説得力のあるものにするには?
と考えながら、アウトプットしました。
HSP気質と知ってから、ほんの些細な変化にも気づきやすい。
髪型の変化、声質の変化、表情の動き、「できる」ことが増えた喜びなど
人の小さな変化にも気づきやすい一方で、自分の体調の変化にも気づくことが大切だと最近、思っています。
<余談>
令和を生きる私たちは、ますます高度なことを求められているとも考えさせられました。高画質なテレビや高音質なイヤホンなど、質の高いものが増えてきたようにも感じます。
この大きな時代の転換にも敏感じゃないかな?とも思う中程度の繊細さん。
理想を現実化する 無駄を取り払い、効率良くする、生産性を高めることが
この新時代だと考える20代。
以上
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