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Q.子どもを諦める理由は?〜1位は仕事ではなく◯◯でした〜

コネヒトでは日本全国の夫婦を対象とした「家族に関する全国調査」を2020年8〜9月に実施し、1万人を超える皆様にご回答いただきました。詳細な報告書はこちらにまとめておりますが、中でも興味深いなと感じたデータをピックアップし、紹介させていただきます。

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調査概要
・調査名:現代日本の家族像:2020年 家族に関する全国調査
・調査期間:2020年8月24日~9月28日
・調査方法:インターネット調査

♦ 理想の子どもの数は「2人」と答える人が一番多い

この意思決定は、夫婦の価値観に委ねられるのではないでしょうか。子どもの人数に正解はなく、夫婦2人で過ごしたいと思う家庭も多数あるでしょう。

データから紐解くと、女性既婚者の6割以上の理想の子ども数は2人。続いて3人の28.6%と、複数人の子どもを望む女性が全体の94.5%でした。この数値を見ると、非常に多くの既婚女性が複数人の子どもとの生活を理想としていることがわかりますが、すべてではありません。もっと子どもがほしい、子どもがいない生活をしたいという方がいるという数値でもあるのではないでしょうか。

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♦ 3人に1人が理想の子どもの数を実現できていない

理想の子どもの数に対し、現状の子どもの人数が同じ、または上回っており、理想の子どもの人数が実現できている家族は約7割。一方で、理想より子どもの人数が少ない家族は3割にのぼることがわかりました。約3人に1人は、理想が実現できていないことがわかります。

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♦ 実現できない理由第1位は「仕事」や「お金」よりも「育児・家事負担」

理想を実現できない理由として最も多かったのは、子育てや家事の負担、子どもの預け先不足などといった育児・家事負担。続いて、「年齢や健康上の理由」の27%、「収入が不安定さ」の20.6%、「仕事の事情」の12.7%となりました。

仕事と育児の両立は、大きな社会課題として取り上げられる中、理想の子どもの数が実現できない一番の理由は職場環境ではなく、家庭内の育児・家事分担という結果になりました。

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みなさんの家庭では、何人の子どもが家族にとっての理想だと考えていますか。その理想に近づくために工夫していることはありますか。Twitterにてあなたの家族の工夫を教えてください。

♦ 家族Q(カゾキュー)とは

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「家族」って誰もが想像できるものなのかもしれないけれど、
その姿も、あり方も、価値観も、実は果てしなく多様で、
積み上げてきたたくさんのストーリーの上に成り立っているもの。

家族Q(カゾキュー)は、
そんな家族のストーリーとともに、
家族の多様性を発見し、学び、語る場所です。

♦ 調査結果や画像のご利用について

本投稿の調査結果や画像はどなたにもご利用いただけますが、ご利用の際は、下記条件を満たすようお願いいたします。

・「家族Q(カゾキュー)」と出典を明記してください
・ウェブ媒体の場合は、該当ページにリンクを貼ってください

また、調査に関する取材のご依頼などは、お問い合わせよりご連絡ください。