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デザイナーからPdMになる時に役に立った本と方法まとめ

はじめに

こんにちは、dely開発部のkazkobayです。普段はクラシルというレシピ動画サービスのプロダクトマネージャー件デザイナーをやっています。

この記事は、dely #1 Advent Calendar 2020の21日目の記事です。

昨日はJohn(@johnny__kei)さんの「Xcodeプロジェクト管理ツール「Tuist」を試している」という記事が公開されました!「試してみた」じゃなくて、言い切っているのがカッコいいですね。

今年は人も増え、2つのカレンダーでお送りします。

dely Advent Calender #1dely Advent Calender #2

今回はデザイナー出身の自分が、PdMになるためにやった事や学んだ本などのまとめを書いてみようと思います。他の似たような境遇の方の参考になれば幸いです。

割と書きたいことが膨らんでしまいました。ざっと読んで興味がありそうな方は、年末年始お時間のある時にでも見て頂けましたら幸いです。


0.現状把握と理想像のギャップを知る

まず、自分が知らない事を知る事からスタートしました。無知の知というやつですね。PdMとして何を知らなくて、何を勉強する必要があるのか、そもそも何をする役割なのかなどこの辺りは以下の記事などを参考にしてたりしました。

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余談ですが、自分は学生時代に工学部でプロダクトデザインを中心に学んでおり、開発・デザイン・ビジネスを横断した考え方が重要という話をそこでも聞いていたので、ここの感覚はすぐに理解できました。

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良いプロダクトを作る上では、全領域を見て統合的な考え方が必要になるというのは、今のIT業界でプロダクト開発に関わる方にとっては、みんなの共通認識として、常識的なことになっているかなと思います。


現状のスキルセットを定義する
大体求められるスキルが体系的に分かってきたので、自分の知見や経験があることを整理し、理想的な姿からのギャップをどう埋めていくかを考えました。

● デザイン:企画やデザインを作ることで、プロダクトの実現イメージを描きつつ、詳細なUIデザインまで作ることが出来る
▲ エンジニアリング:大学時代にフロント周り触ってたのと社会人になってから、アプリのクライアント周りを実装補助した程度 APIの役割は分かるけど、特に書いた事は無い。Firebaseなどの周辺知識はある。
✖︎ 分析:定量データを分析して意思決定に根拠を持たせたいが、自身で体系的に「データ分析」を学んだことは無い
▲マーケティング:その前の一年で学んでいたのでなんと無く設計としての重要なポイントや勘所を理解している程度。グロースの仕事は経験はある。

理想像
プロダクトに対して、根拠(主に自分で立てた仮説に対して、意思決定出来るだけの定性定量データを)を持って自分や開発チームが納得感を持ってプロダクト開発に取り組める状態を作りたい。

そのために

● デザイン:現状スキルでどうにかなりそう。
▲ エンジニアリング:実装の仕組みはある程度理解しているので、エンジニアと会話出来る程度は問題無さそう。
✖️ 分析:出てきたグラフや数字に対しての見方、Redashやアナリティクスを利用して出す方法は理解しているが、自分で抽出した経験が少ない。
▲ マーケティング:グロースの知識や経験は付いていたので応用出来そう。

ということで、自身の中で一番学習が必要なデータ分析周りの知識がボトルネックということが分かったので、ここを埋めていく事を意識していくことにしました。

これも余談ですが、先日おこなったPdMのイベントで「デザイナー(特にUXデザイナー)からPdMになる上でのハードルはなんですか?という質問が来ていたのですが、ここはエンジニアリング知識と定量データ知識の壁なのかなと個人的には思っています。つまり
UXデザイナーからPdMの壁 = エンジニアリング(実装の知識)+ 定量データを扱えるようになるデータ分析
なのかなと思っています。(もちろんヒューマンスキルも必要ですが)

1.学習する方法を学習する

僕は新しい分野を学ぶ時は、その周辺分野の本を5~10冊程度並行して読み、必要なことを学ぶのですが、優れて頭が良い方では無いことを自覚しているので、自分のキャパである脳の能力をどのように向上させるか?という事を考えていました。

その時に参考にした本が以下です。この辺は特にプロダクトマネジメントとはあまり関係無いので、興味があったら見てみてください。

① 脳の仕組みを学ぶ

脳を鍛えるには運動しかない

脳を最適化するためには脳神経回路(シナプスの結びつき)を強化するのが大事で、それを鍛えるために適切な運動量や方法などが書いてある本。他にも複雑な動きやリズムを伴う運動がなぜ脳に良いのかなどを研究結果から解説しています。運動しようと思っている方の、習慣作りの第一歩におすすめです。僕はこれを読んでから運動に対するモチベーションが高まりました。

最高の脳で働く方法
● 大脳基底核 ... 長期記憶に染みついたルーティンや反復的な身体の動き・思考など、集中力を必要としなくてもできる行動の場面で稼働する脳の部位。エネルギー消費量が少なく、長時間、稼働できる。
● 前頭前皮質 ... じっくりした思考力・集中力・注意力を要する場面で稼働する脳の部位。エネルギー消費量は大きく、疲れやすく、1日に使用できるリソースは限られており、メモリは小さい。 人間のキャパの限界があり、鍛えられるものではない。

など、脳の仕組みについてストーリー立てて書いてある本です。ちょっと長くて冗長なのが玉にキズ

脳を最適化するブレインフィットネス完全ガイド

良く言われるブレインフィットネスとして、脳を鍛えるとはどういうことなのかを書いた本。有酸素運動、瞑想、ゲーム、楽器などでの血流量の変化や、自分が今までやったことのない技術を選び、学び続ける事の大事さが書いてあります。

これらから共通して書いてあったのが、運動や睡眠の重要性であり、特に今年一年はその辺りに注力して取り組んでいました。これに関しては後述する「5.長く戦うための身体作り」で詳しく書いています


②.戦略学習方法

レバレッジリーディング
読書を仕事につなげる技術

読んだ本を実務につなげるにはどういった方法を行うと良いのかについて、本を読んだ後に気になった箇所だけ抜き出し、EvernoteやNotionなどに情報のプールを作り振り返ることで適切なタイミングで抜き出せる血肉になるなど、割と実践的なことが書いてあります。

複利で伸びる1つの習慣

この本は割と有名ですが、習慣化の仕組みについて

●自分がアイデンティティとして持っているものは強く習慣化する
●どの習慣も、きっかけ、欲求、反応、報酬という4つのステップを含むフィードバック・ループに分解することができる。
●「行動変化の4つの法則」は、良い習慣を身に付けるために利用できるシンプルな法則である。つまり、①はっきりさせる、②魅力的にする、③易しくする、④満足できるものにする

などサービス設計にも使えそうなTipsが多く詰まっています。

③.学習時の時間の使い方について

1440分の使い方
たいていのことは20時間で習得できる
ふろむださんの学習効率本

この辺は読書やスキル習得の効率を高めることそのものに対して、興味がある人におすすめです。

ここまで様々な本を紹介して効率化の話をしてきましたが、逆に効率ばかり追い求めて情報を入れることそのものに向き合い過ぎている人にはこちらがおすすめです。

知的生活習慣


2.分析に必要なスキルを身に着ける

分析に関しては開発やデザインなどとは異なり、あまり手をつけていなかったので、まず世の中の非エンジニアの人は、どうやって学んでいたのか、勉強する方法をググって勉強しました。

その中でもよかった記事をいくつか紹介します。


いくつか調べて出てきたこの方法が未経験から良さそうと思ったので、ここからスタートしてみることにしました。

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この辺で気付いたのですが、もしこれを読んでいるのがデザイナーの方だとしたら、実は最初はSQLでは無くて、スプレッドシートとかで基本的な計算をできるようにする方が良いです。(sum・average・Vlookupなどのビジネス基礎的なやつ)その辺でまず計算と取り扱いの下地を作ってからやった方が理解が早いと思います。

その後、社内のデータサイエンティストの方にご協力頂き、社内のデータを使った取得方法を、毎日1時間終業後に行う、SQLブートキャンプを1週間程度やりました。

ここである程度、感覚は掴んだので実際の業務で挑戦しながらなんとか出せるようにはなってきました。


3.プロダクト開発知識を得る

ここに関しては、一緒に仕事をしているエンジニアの方とのコミュニケーションに頼っているところがあり、ある程度会話を汲み取って作りあげるところまでは問題なかったので、そこまで力を入れて学習していませんでした。

今後読みたいと思っている本を書いておきます。

エンジニアリング組織論への招待
イラスト図解式 この一冊で全部わかるサーバーの基本
教養としてのコンピューターサイエンス講義


4.プロダクト設計の考え方や方法を学ぶ

施策や設計思想に関しては、他社プロダクトの事例を記事で読んだり、実際に出ているプロダクトをリバースエンジニアリング的に分解して、施策意図や背景などを考察Twitterなどにアウトプットしていました。


加えて、気になった記事をNotionに貯めていき、必要なタイミングで見返せるような情報のプールを作っています。これは⬆️の勉強法のところで上げた、本や記事の中で必要なものだけを切り取るのと同じ手法です。

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サービス開発の考え方で特に参考になるもの
サービス開発の記事は無限にあるので、特におすすめしたいものを貼っておきます。

深津さんのnote
かじけんさんグロースに関するスライド
きょすーけさんの記事
世界はシステムで動く- いま起きていることの本質をつかむ考え方 -
Swipe to unlook
Google、Facebook、Microsoftの3人のプロダクトマネージャーが執筆したSwipe to Unlockは、テクノロジーとビジネス戦略の必須概念を網羅した包括的なガイドです。テック業界で製品管理、デザイン、マーケティング、コンサルティング、ビジネス戦略の役割を追求している人には必読の書
樫田さんのnote
前田ヒロさんのPodcast

5.番外編:長く戦うために身体作りを行う

自分は元来そこまで、身体が強くなく、体調が良く無い日もありました。なので自身の単純な身体作りのための努力もいろいろな角度から行いました。自分のパフォーマンスをあげるためですね。

睡眠効率の向上

mi band 5での計測と改善


毎日の運動量と睡眠効率を図るために、室内のいろんな条件でテストを行い、特に効果が高かったのが寝る一時間前には照明を暗くしておくことと自然に触れることでした。

BOSE Sleep Buds 2

これはあんまり自分には合いませんでしたが寝る時に自然音でノイズマスキングしてくれるイヤホンです。

荷重ブランケット
寝る前のテアニン接種
寝る前のストレッチとヨガ
瞑想アプリで自律神経を整える

をiPhoneのおやすみモードにセットして、寝る前にやっています。最近日本本格進出のCalmも楽しみです

サウナで瞑想状態に入る

サウナはとても良いのでぜひ僕の書いた記事をどうぞ。

お知らせ

いかがでしたでしょうか。
これからPdMに挑戦するデザイナーの方や、パフォーマンスを向上させたい方の参考になれば幸いです。サービス開発は長期戦なので、楽しみながら頑張っていきましょう!

delyではエンジニア・デザイナー共に絶賛募集中です!クラシルやTRILL開発部の情報が以下のリンク先にまとまっています。興味を持ってくださった方は、【弊社CXOの坪田さんのnote】

に、開発部の働き方が色々と書いてあるので読んでみてください!

delyの開発部では定期的にTechTalkというイベントを開催し、また、開発メンバーが組織や技術・手法などについてざっくばらんにお話しするオンラインイベントを開催しています。「雰囲気をみてみたい」「聞きたいことがある」などありましたら、ぜひご参加ください!

お会いできるのを楽しみにしています!

明日は筋肉バキバキで最近PCもバキバキした梅森さんの「 RxもCoroutineも使わないLightweight Android MVI Architecture」です!



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kurashiru(クラシル)の会社でプロダクトのグロースに取り組んでいます。プロダクトマネージャー/デザイナー

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