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ミニマリストから学ぶ「幸せ論」


最近、「低コストライフ」という本を読んだ。

低コストライフという名前の通り、「頑張ってるわけじゃないけど余裕のある暮らしをするためにはどうすればいいのか」っていうことを書いている本。

衣食住や、お金のこと。それに考え方も書いていて意外と役に立った。

偶然、目に触れたから読んでみた本だけど、それから私の頭の片隅に「ミニマリスト」が引っかかり続けていた。

そのせいか、noteやYouTube、他の書籍にも興味を持つようになった。

色々見てみたり、読んでみたり、真似してみたり。

色々やっているうちに、こんなことに気づいた。

「ミニマリストって、ものに頼らない幸せを手に入れた人」ってことなのかも。

どういうことか。
ちょっと話していこうと思う。


まず、「ものに頼る幸せってなんなんだよ」っていう話。

これが理由でものを買っている人意外といると思う

  • 自慢するためのmacbook pro 

  • 高級ブランドの時計を買う

  • 流行りのキャラクターのペン

  • 無駄に多機能の文房具

これらって、別のものでも死なない。

高級ブランドの時計じゃなくても、Gショックでも死なない。

Windowsのパソコンでも、大学では十分だ。

流行りのキャラクターのペンは好きでもないのに買ってしまう。

これらは、「人に見せたいから買う」っていう『モノ』

そして、「人に見せることで幸せを得るための『モノ』」

わかりやすく言うならば「自慢するための『モノ』」ってことだ。

決して、「自分を満たすための『モノ』」ではない。

確かに、それを持っていれば、自慢できるし優越感にも浸れる。

でも、それ以上でも以下でもない。

もちろん、趣味なら全然OKだと思う。

だって、趣味がなければ人間でいる意味がない。

幸せに直結するのが趣味だ。

これらは、自分を満たすためのモノであって、自慢するためのモノではないはずだ。

もし、自慢するためにやっているなら、それは多分趣味ではない。

自己紹介のときに「趣味は〇〇ですキリッ」ってドヤりたいだけだ。



なぜ、モノに頼ってはダメなのか。

おそらく、「自分以外のものを生命線にしないようにするため」だ。

周りが「スゲェーーー」って思ってもらえるものじゃないと、そのモノは意味を持たない。

これが、めちゃくちゃ危険な状態ってことがわかると思う。

生殺与奪権が他人に握られているんだ。
(どっかで聞いたことあるな….)

周りにドヤ顔したいだけのモノは、他人に認められなければ、価値を失う。

だから、つねにどやれるものを持っていないと、幸せになるためのものをなくしてしまうってことだ。


物を買うことに幸せを感じる人も多分 同じだと思う。  
お金に幸せを感じている状態だ。

高級バッグを買ってみたり
一目惚れした服を買ってみたり
おしゃれな高級レストランに行ってみたり

確かに物を買うことは簡単に幸せを手に入れられるから頼りがちになる。

でも逆に言えばお金がなくなると幸せがなくなるという状態でもある。

こうなるとさらに働かなければならないと考えるようになってしまうから幸せに使う時間が減っていく。

これは先ほど先ほど話していた幸せを自分以外に入れられているという状態だ。

今回の場合はお金が生命線になってしまっている。


まあつまり何が言いたいかというと、「自分以外に幸せの権利を渡さないようにしましょうね」って言うことだ。

ミニマリストの人たちは幸せのレベルを自ら下げているように見える。

下げていると言っても それが決して不幸なわけではない。

むしろ今までよりずっと幸せになっている。

「幸せのレベルを下げる」というのは、「幸せを感じやすくするために基準を下げる」ということだ。

これまで高級フレンチに行くことを幸せとしていたのを、家で好きなご飯を作ることを幸せにしたっていう感じ。

こうなれば 高級フレンチというお金を幸せにしていたものを、料理という趣味で幸せを得るようになった。

つまり ものに頼らず幸せになる方法を見つけたということだ。

他にもキッチンに置いたサボテンを愛でたり、お気に入りの散歩道を見つけて四季折々の花を写真に撮ったり。

他にも詩を読んだりしている人もいる。

幸せのレベルを下げると言ったが、「自分の感受性を高くする」ということなのかもしれない。


自分以外は簡単に幸せを与えてくれるが、それが生命線となってしまう。

逆に自分から幸せを掴みに行ったなら簡単に幸せは与えられないが、見つければもう物に頼らなくなる。

ミニマリストはほとんどの人が後者だ。

ミニマリストは物を持たないが幸せに関しては 私たちよりもずっと考えられている。

ミニマリストとは 自分で自分を満たす方法を知った人なのかもしれない。

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