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作品について

「魔界ノ風鷹」では、本物の動物を素材として作品製作をしています。


キツネの顔に、鳥の翼や顔、すべて「動物の死体」を使用しています。
作品製作については、以前にもこちらで書いたことがありますが、少し誤解を受けていると感じることもあるので、改めて書かせていただきます。

「魔界ノ風鷹」では、作品製作にあたり、動物を殺すことはありません。

素材はいろいろな業者さんより仕入れています。

「自分の手で殺していなくても、もとをたどれば殺しているのと同じことだ」というご意見もあるかと思います。その点について否定はしません。ただ、むやみやたらに動物を殺しているわけではなく、きちんと法にもとづいたうえで行われていることです。


キツネの顔については、すべて人間に殺されたものでしょう。毛皮生産のために飼育されたものになります。毛皮製品については、反対する意見がたくさんあることは承知しています。私としては、古くから続く文化であり、「かわいそう」という理由で否定するのはおかしいのではないかと思っています。


鳥の翼や頭のパーツは剥製屋さん等で仕入れています。この点、特に誤解が多いようですが、剥製業者では動物を殺していません。
明確な理由があります。「そんなことしても利益が出ないから」剥製業者は亡くなったペットや学術用に依頼を受けての製作が主な収入源で、剥製販売をメインにはしていません。
私が使用している翼や頭等のパーツも、製作過程における副産物のようなもので、わざわざ翼のためだけにむしりとっているわけではありません。(なので、仕入れにはなかなか苦労してます)


ヤマドリ等は狩猟対象なので、もともとは人間に殺されたものでしょう。


スズメについては、一部、餌用として販売されているものも使用しています。これもおそらく人間が殺していると思います。


いろいろ細かく書きましたが、「製作のためだけに動物を殺している」という誤解をときたいと考えてのことです。

さて、上記のこととは別に「死体を身につけるなんて気持ち悪い」という意見もあると思います。
そうした感覚を否定するつもりはまったくありません。私自身は動物が好きで作品製作をしていますが、嫌な人に自分の趣味をおしつけたいとは思いません。

ただ、製作販売をする以上、ブログやツイッターには作品写真を多数掲載しています。見たくもないのにたまたま見てしまって不快な思いをされた方がいたら、申し訳なく思います。

これは蛇足かもしれませんが、鳥や哺乳類を用いた作品にだけ「残酷」「かわいそう」という意見が集まるのは不思議だなと思っています。
たとえば、貝殻のネックレス。何十匹もの動物の死体から作られたものですが、これに嫌悪感を示す人は少ないと思います。
同じ動物なのに、一方では残酷といい、一方では平然と身につける。このあたりの線引きをみなさんどう考えているのかな、と思います。

2014-11-18
アメブロの記事を転載しています。




翼イヤーフック


鳥の翼について。
「作品のために殺している」という誤解をされる方がたまにいらっしゃいます。

ペットにする種類の鳥については、仕入れ元の段階から、人の手によって殺されることはいっさいありません。

剥製屋さんでは、おもにペットショップで自然死した鳥類を引き取り、加工しているそうです。

犬や猫の場合は、売れ残った子が「処分」されてしまうという話もよく聞きます。

鳥の場合は、成体でも普通に需要があるので、殺してしまう理由がないのです。

2014-12-14
アメブロの記事から転載しています。




翼イヤーフックや小鳥の頭のアクセについて。

剥製パーツを用いたアクセサリー・小物

「なぜ翼や頭部だけなのか」というご質問をいただくことがあります。

剥製製作においては、必ずしも全身が使えるわけではありません。胴体部分の損傷が激しい場合等、パーツのみのを剥製とすることがあります。

私が使用している翼や頭部は、おもにそのような経緯で製作された剥製になります。

2015-09-11
アメブロの記事から転載しています。




価値観の違いは押し付けるものではない。

剥製・標本・ペットの鳩


剥製アクセをお買い上げのお客さまから「自分の飼っている(いた)鳥や犬に似ているから大切にしたい」と言われることがときどきあります。

逆に、「鳥や犬を飼っているから、残酷で見ていられない」というご意見をいただくこともあります。

どちらが正しいというわけではなく、それぞれの感性の問題かと思います。

嫌悪を感じる方に無理に押し付けるつもりはまったくありません。

私自身も動物が好きで、製作に取り組んでいます。

2015-11-22
アメブロの記事から転載しています。





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いただいたご意見についても、了解をとってこちらで公開する場合があります。

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