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スペシャルティコーヒってなぁんだ?

 コーヒーはコーヒーの木に実った果実のタネ。いくつかの工程とサプライチェーンを通じて私たちが知っているコーヒーとなる。品種はアラビカ種とロブスタ種に分類される。ロブスタは主にインスタントコーヒーや缶コーヒーに使われ、アラビカ種は生産量が少なく品質の良いモノはスペシャリティコーヒーとして取り引きされ流通しているコーヒーの1%〜2%程度(正確な数字はわからないらしい)だと言われている。

 スペシャリティコーヒーは品評会でランクがつけられ生産者に適切なお金が支払われるフェアトレードで取引きされていて、どの農園で収穫されたの豆なのかもトレースできる。場合によっては誰が生産したものかがわかるものもまであるのは驚きだ。また、個別の農園から直接豆を仕入れた数量が限定されたマイクロロットなどと称されるコーヒも存在するので出会うことがあれば躊躇することなく飲んでみて欲しい。さて、この一連の活動が安定的に供給され続けるサスティナブルな取り組みがされているコトも興味深く、生産者が豊かな生活が出来る環境作りは日本の農家においても参考なるところは多いと思う。

 こうして生産されたコーヒーはトレダー → ロースター → バリスタを経て我々の手元に届く。この全てを担っているショップもあり生産者の思いも一緒に届けてくれる。なんだかそんなプロセスにも浪漫を感じずにはいられない。そんなコーヒーだからこそ自分の足でお気に入りの豆を探し、ドリップして楽しんで欲しいと思う。このドリップと言う抽出の作業はコーヒーを美味しくするために関われる最後の役割で全体の20%程度と言われている。

 スペシャリティコーヒーを使って今までの深入りコーヒー(セカンドウェーブ)と一線を画し新たな抽出を確立させなお進化をしようとしているサードウェーブという波がある。それはBlueBottleを代表とする波で清澄白河に1号店がオープンした際には全国からコーヒーファンが押し寄せ3時間もの待ち時間が話題になったことも記憶に新しい。アラビカ種を使った浅煎り〜中煎りの豆で酸味やフルーツのような味わいを楽しむ流れと言ったところだろうか。抽出にはHARIO社のV60(ブイシクスティ)やORIGAMIドリッパーなど新たなツールが開発され止まる事を知らない。最近では3.5ウェーブの波もきているのではないかと言われていてその躍動的な魅力に若い連中が波に乗り遅れまいと流れこんでいるように思う。歳をとったおじさんも俺だって若いもんには負けられんよとその波に乗ろうとしてる姿が滑稽に思えるのは私だけか・・・

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