さびしん坊

さびしん坊も
ねむくなる
母なる森の
子守唄

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ライアーハープという楽器があります。

わたしは、弦楽器の音の響きがとても好きなのですが、中でもライアーハープの音色はちょっと特別です。

空間に溶け込む静かな音色。心の中にある寂しさに寄り添ってくれるような優しい響きです。

こちらが、ライアーハープという楽器で胸元で抱えるようにして弾きます。弦は弾くのではなく、指を滑らせるようにして優しく鳴らします。

音楽音痴のわたしが、即興演奏ができるまでになったのにここ数年、すっかりご無沙汰していたのです。

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先日、緑生い茂る森の中で水辺を歩いていると、ふと、わたしを包んでいる柔らかな空氣感に立ち止まりました。

あ、この優しさ・・・。寂しさに寄り添ってくれるライアーハープの音色のようだな。

久しぶりにこの楽器のことを想いだしたのです。と、同時に「さびしんぼう」という言葉を想いだしました。昔、そんな名前の映画があったなと。

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天氣のよいのどかな休日の午後。ライアーハープを取り出してぽろぽろ鳴らしてみました。

いい音だ・・。

今の方が体の力みが抜けているので、よく弾いていたころよりも心地が良く、もっと触れていたいと思いました。

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ライアーハープの音。知らない方も多いと思いますので、わたしの先生の動画を貼っておきますね。

ライアーハープを愛してやまない先生の音色は格別です。

動画はショパンのナンバーから。即興から名曲まで何でも弾く先生ですが、クラシックをアレンジするのはものすごく珍しいです。