緊急事態宣言下の学校では生徒や保護者、ときには教員から、なぜ学校を通常通り行うのか。分散登校やオンライン授業をやらないのか。判断が遅いのではないか。という言葉を耳にします。 今日は私立学校の観点から、なぜハッキリとした判断を下さないのか。判断が遅いのか。ということを解説していきたいと思います。 ーーーーーーーーーー 先に今回のポイントを挙げますが ・近隣の学校と同じ対応をしたい ・保護者からのクレーム ・学校の見えないパワーバランス この3点について書い
月曜日は忙しい。 週の初めに、その週の予定を他に教員と打ち合わせをしたり 金曜日の放課後から、土日のあいだに起きたことを職員同士で共有したり まあ、とにかく月曜日とは忙しく、月曜日は忙しいものなのだ だから、貴重な授業の空き時間に、どこぞのギャルが 合格しました!!! などと、職員室の入り口で、開口一番に叫ばれても 喜びよりも先に、「いま忙しいんだよ!!!!」 という表情になっていしまう。 ーーーーーーーーーーーーーーーー おお!!おめ
前回の続き ギャルと志願理由書を書くことになった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私「じゃあ、いきなり文章を書くのは大変だから、 まずは面接みたいに先生と話しながら 考えをまとめるところから始めようか」 ギャル「はいはい」 私「この学校を選んだのはどんな理由があるの?」 ギャル「特にない」 私「えっ」 ギャル「えっ」 ーーーーーーいきなり終わった。 私「じゃ、、、じゃあ、語学学校を選ん
前回の続き ギャルは都内にある語学専門学校を受験するということで、私は志望理由書と面接の練習を受け持つことになった。 私「じゃあ、次回までに志望理由書をコピーして書いてきてくれる?次はそれをもとに添削して、より良いものを作っていこうか。」 ギャル「いや、無理w」 私「えっ」 ギャル「えっ」 「えっ」じゃねーよ!!!!!! 自分の志望理由書だろ!!!!!! などとツッコミをいれつつ、初日は終わったのであった。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
みなさんは「ビリギャル」をご存じだろうか。 「ビリギャル」とは「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」の略であり、内容は、まあ、タイトルそのままである。 さて、私の勤務校にも、もちろんギャルがいる。 今回、みなさんにお伝えしたい話は 「学年ビリのギャルが、何も努力しないで、なんとなく受験をした話」である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 私が彼女と知り合ったきっかけは、本校の「受験指導
みなさんは「魁‼︎クロマティ高校」をご存知だろうか。 もちろん実在する高校ではなく、ギャグ漫画のタイトルである。 この漫画に出てくる不良高校生は、不良という概念を吹き飛ばしてしまうほどパワフルな高校生活を送っている。 男子高校生に混ざり、ゴリラやフレディマーキュリーが授業を受けているのだ。 「ゴリラは高校生なのか」という点は、ひとまず置いておくとして、ギャグ漫画の世界ではなんでもありのようだ。 本題に入ろう ある日のこと、先輩が出張で校外へ出てしまう
新卒の私は、高校1年生の授業を担当することになった。大学を卒業して間もない、授業の勝手もわからず緊張に震えている新任教員に対する学校側の配慮だろう。ありがたいかぎりである。 それでも、私は中学校を卒業したばかりの初々しい生徒たちとうまく関わっていけるのか心配があった。 なぜなら、初回授業は生徒と対話型の自己紹介をすると決めていたからだ。 「趣味はマンガを読むことです。みんなのオススメの漫画ってあるかな」 「高校生のころはテニスをしていました。テニス部に入ろう
これは、日本人なら誰もが名前を聞いたことのある有名大学を進学した私が、様々な縁によって導かれた偏差値未知数の高校における、かわいくも憎たらしい生徒たちとの闘いの記録である。 断っておくが、生徒に対する愚痴や誹謗中傷を目的とした内容でなければ、日本の教育にメスを入れることを目的としているわけではない。何のメッセージ性もない個人の記録である。