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偏差値25の受験 ラウンド3

 前回の続き


 ギャルと志願理由書を書くことになった。

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  私「じゃあ、いきなり文章を書くのは大変だから、

    まずは面接みたいに先生と話しながら

    考えをまとめるところから始めようか」

ギャル「はいはい」

  私「この学校を選んだのはどんな理由があるの?」

ギャル「特にない」

  私「えっ」

ギャル「えっ」


ーーーーーーいきなり終わった。


  私「じゃ、、、じゃあ、語学学校を選んだ理由ってのは何かな?」

ギャル「韓国語勉強したいから」


 (おっ!まともな話ができそうだぞ!!)  

 

  私「なんで韓国語の勉強したいか詳しく話せる?」

ギャル「話したいから」

  私「えっ」

ギャル「えっ」


ーーーーーー終わった(本日2度目)。


  私「韓国が好きなの」

ギャル「韓国が好きっていうか、ふつうに好き」

  私「どういうところが好きなの?」

ギャル「どういうところ?、、、、、えっ、ふつうに」

  私「・・・・・だよねー」


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  私「大学入ったら、なにかしたいことある?」

ギャル「あるよ」


 (おっ!これは志望理由書に書けそうなネタきた!!)


  私「へ~、なにやりたいのさ」

ギャル「『ふう』やりたい」

  私「『ふう』?」

ギャル「『ふう』」

  私「『ふう』ってなに?」 

ギャル「えっ、風俗」


 (バカ野郎!!志望理由書に書けるか!!!!!!)


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  私「高校時代に一番頑張ったことは何かある?」

ギャル「あるよ」

  私「教えてくれる?」

ギャル「化粧!!」

  私「どういうこと?」

ギャル「うちの担任に化粧落とせって毎日言われてうざかった」

  私「あー、お前化粧してるもんな。

    うちの学校化粧禁止だから仕方ないよね。」

ギャル「毎日やってきたけどね。」

  私「・・・・・」

ギャル「自分磨き頑張ったわー」


 (校則に違反しても自分のスタイルを曲げないってことか・・・

  それを自分磨きと捉える。賢いな。)


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 そんなこんなで、私の方で作成した志願理由書が完成を迎えたのである。


  私「志願理由書の郵送の仕方わかる?」

ギャル「あー、これ持っていくんだよ」

  私「そうそう郵便局に持っていって、簡易書留で、、、、」

ギャル「じゃなくて、直で」

  私「えっ」

ギャル「えっ」

  私「いや、直で持ち込むのが許可されてるとこもあるけど、

    一般的には簡易書留郵送だよ」

ギャル「あー、この学校、試験の日持ってくから大丈夫」


 (そんなわけあるかーーーーー!!!どんな学校だよ!!!!)


  私「ちょっと入試要項見せてみろ」


  (どこにそんなこと書いてあるんだ・・・・・)


  私「えっ、、、、、、」

ギャル「だから言ってんじゃん」


 なんとその要綱にはしっかりとこう書いてあったのだ。

『試験当日にご持参ください。』と。

 そんなことあったのだ!!!!!!


  私「えっ、、じゃあ試験日はいつかわかってる?」

ギャル「なんかいつでもいい感じ」

  

 (さすがにそんなわけあるかーーーーー!!!どんな学校だよ!!!!)


  私「ちょっと入試要項見せてみろ」


  (どこにそんなこと書いてあるんだ・・・・・)


  私「えっ、、、、、、」

ギャル「だから言ってんじゃん」


 なんとその要綱にはしっかりとこう書いてあったのだ。

『本校は毎日入学試験を行っております!』と。

 そんなことあったのだ!!!!!!

 「!」マークつけんなよ!!!!!!!!


  私「じゃあ、明日受けに行っておいで、、、、、(もう疲れた)」

ギャル「明日かー、明日はないな」

  私「なんでよ。(おっ、珍しく緊張でもしてんのか?)」

ギャル「明日バイト」

  私「・・・・・」


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 かくして、ギャルの受験がいよいよ始まるのでした。




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