kazebana

要約よりは感想

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日記@2023-04-01 LoRマスターいった

アニメ見ながらだらだらレジェンドオブルーンテラをやっていたらマスターまで到達したので勝ち語り感想を書く。使ったデッキはプラチナ~ダイヤがノラベイガー、ダイヤ~マスターまでエコージンクス。 新環境早々圧倒的最強デッキであるフィズサミーラで俺も気持ちよくなりたかったが、資産が足りず持ってるカードで戦った結果手元に残ったのは上の2デッキだった。 環境について基本的にはフィズサミーラを使うのが安牌なのだが、私のように資産が足りない人が快適にランクをできるよう注意すべきデッキ選択につ

    • 感想レポ:『恥知らずのパープルヘイズ』

      1. ジョジョ5部アニメが面白すぎて小説も読むことにした。面白かった。5部はブチャラティがディアボロを裏切るシーンが有名だけど、あのシーンの各自の内面信条をかなりの解像度で描写してて素直に感心した。漫画を文章媒体を通してみる経験が今までなかったので表現媒体の違いでの作品の印象の違いとかを楽しめる作品だった。力ある作家に感謝。 2. この作品のテーマは近代の権威的な家族から近現代の家族への移行に対して子供がどう立ち回るかみたいな話だと思っている。 ジョジョ5部はディアボロ

      • *写真はイメージです

        1. ”写真はイメージです”というフレーズは日常でよく目にする。しかし、よくよくと考えればここまでゲシュタルト的なニュアンスを持つ言葉もそう多くはない。無意識のまま読めば自然に意味が判るが、一度注意して読むとたちまち何を言っているのか了解が難しい。 注意を向けて読んでしまうと我々は先ず一種のトートロジー的な感覚に陥る。”写真”と”イメージ”は同じではないかと錯覚する。 数秒経てばこの考えにはずれがあると分かるだろう。ここで書かれた"写真"の指す概念空間と"イメージ"の指す

        • 感想レポ:中動態の世界 意志と責任の考古学

          1 郡司の『やってくる』を読んだ後このページを見て読むことにした。 2. 読んでる最中は結構面白かったのだがいざ感想を書こうとすると「これそんな面白かったか??」ってなる感じの本。 バンヴェニストとデリダのレスバを國分が実況して「いや~このやり取りはこっちが優勢ですねぇ!!」とかしてる中盤はめちゃめちゃ面白いが紙面の終わりが近付くと「この概念を導入すると新しい見方が獲得できるんだ!自由に近づけるんだ!」みたいな感じで風呂敷をたたもうとするので魅力を感じなかったのが原因

          感想レポ:現代アートの哲学

          1 なんとなく読もうかな~って思いつつも芸術方面に関心を寄せる機会があまりなく半年くらい宙づりにしてた本。 流石に人間一般を理解するうえで芸術方面からのアプローチは抑えておいた方が良いことを悟り読み始めた。 2 全体として平易かつ面白さも確保されてるのでかなりすらすら読めた。 啓蒙の精神が抱えるジレンマについての歴史的メタゲームの変遷はかなり面白くて、啓蒙に隠れたエリーティズムに対する理解の解像度が高まったと思う。 啓蒙の理解には、”達成される以前の理想”と”達成直前

          感想レポ:現代アートの哲学

          感想レポ:郡司ペギオ幸雄『やってくる』

          1 『天然知能』を書いた著者の最新作。 単純な文章の難しさで言うと他の著書よりも平易で、具体的体験を交えて「天然知能」についてのより具体的な理解が得られるようになっていると思う。 ただ、『天然知能』で最も好きな「ダメットの思考実験」のような専門的な話は今回は控えられている。 『天然知能』を読んだ人は『天然知能』の副読本として、『やってくる』から初めて郡司を読んだ人は『やってくる』を足掛かりとして『天然知能』など他の著書を読むのが適当なように思える。 自分は数か月前に『天然

          感想レポ:郡司ペギオ幸雄『やってくる』