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アポロン日記 epi.33

どうせ肉球 触りたいだけ
握手求める いろはさん

どーも。アポロンです。
どうかな?ボクの“どどいちゅ”デビュー。

ドイツじゃないよ。“どどいちゅ”ね。
ボクもよくわかってないけど、
とりあえず7・7・7・5の音数を持つ
ステキな詩なんでしょ?

“たんか”とか“はいく”も好きだけど、
ボクはこの‘“どどいちゅ”がお気に入りだよ。

まず名前がいいよね。
太鼓の「ドドンッ」に合わせて
「どどいちゅっっっ!」って言いたくなるよね。
潔いよね。

そんなわけで、詩歌に目覚めたボクは、
芸術の秋にしようと思ってるよ。

🐾

例えばボクはね。

いろはさんたちに
「ポンちゃーん」とか「ポポー」とか
「ポンコツーン」とか「ポンジロー」とか
「ポン酢ー」とか「ポリンキー」とかって
呼ばれると、いつだって元気にお返事をしてるよ。

大概はお返事する。

呼ばれたらお返事したくなるし、
いろはさんたちも喜んでくれるし、
「お返事ができるグッドキャットだね」って
褒めてくれるのも嬉しいからさ。

でもさ、
ごく稀にお返事をしないこともあって。

したくないわけじゃないんだけど、
なんとなくそんな気分じゃない時もあって。
ジッといろはさんを見つめていたら、
何度も何度も呼んでくれて。

でも一度しなかったら、
何となくズルズルお返事する
タイミングがなくなっちゃって、
本当はお返事もしたいし、
お話だってしたいけど、
一度やめちゃったらなかなか戻るのが難しい。

そんな日もあります。

なんでだろう。

以前は当たり前のようにできていたことでも、
「続ける」って難しい。

そして「やめる」は簡単で、
「もう一度やる」は「続ける」より難しい。

なんでなの?

誰か教えて欲しいのです。
「もう一度やる」のハードルの下げ方を。

別に誰も気にしちゃいないから、
フラッとまた元に戻ればいいんだっていう、
優しい言葉を。

それをボクは、いろはさんに言いたいんだ。

いろはさんのエッセイがまた読めるように、
毎日じゃなくていい。楽しいよって。

それで戻ってきてくれたら、
「おかえり」とか「久しぶり」なんて言わず、
ちゃんと何事もなかったかのように、
心の中でこっそり「待ってたよ」を言うんだ。

ずっとお休みしてた子が学校に来たら、
きっとそうするもんね。

過度な反応や腫れ物に触る接し方じゃなく、
【ここにいて当たり前】を作ってあげるもんね。

だからみんなも、その時はよろしく。

🐾

前回の日記を見返してみたら、
「暑くて溶けそうだ」って書いてあった。

季節はすっかり移り変わったね。
ボクはすっかり冬毛になって、
モコモコふわふわなたっぷりの胸毛を、
いろはさんが喜んでいます。

しばらくは沢山ナデナデしてくれるでしょう。
より最上級の胸毛をご提供するためにも、
ボクも毛繕いがんばるよ。

最後まで読んでくれてありがと。
初めましての方はこちらもどんぞ。

今後も有料記事を書くつもりはありません。いただきましたサポートは、創作活動(絵本・書道など)の費用に使用させていただきます。